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Thursday, 21 February 2008

クリーム色の素敵な世界。

クオバディスでも、プレステージラインをつい選んでしまう私は、クリーム色の紙が好きです。
この、やや黄ばんだ感じがいいんです。
文庫本や辞書に使われている紙もやや黄色が好みです。
これは、灯りでも蛍光灯より白熱灯が好きというところにも共通点があると勝手に思っています。

さて、ノートや手帳、レターペーパーなど、中に使われている紙質がいつからこんなに気になりだしたのでしょうか。
新しい記憶としては、きっかけはやはり、「ほぼ日手帳」のせいかもしれません。

"薄く、軽いのに丈夫で、どんな筆記具でも書きやすく裏写りしないトモエリバーを使用!”
などとあおるから、手帳の中でも紙質というものは、一見、影に隠れているけどよく考えたら実はその商品の命運を一手に引き受ける要素なのだ!と、紙の特徴の存在感を考えるようになってしまったんだろうなぁ。

もとを辿ると子供のときから、画用紙、わら半紙(←ん?世代がばれる?)、折り紙、書道の半紙などなど、よくよく考えるといろんな紙に接して成長してきました。そしてそんな紙の個性にふさわしい書き用具、例えば、色鉛筆、クレヨン、墨や絵の具やポスターカラー、マジックにサインペンにラメラメペン・・・。そして万年筆。紙と描くものの相性、そしてそれらが作りだす相乗効果を、知らず知らずのうちに自在にあやつりながら生きていたとは!

(話がだんだん大げさになってきましたので、ここらで深呼吸。)

P2180063最近は手帳やノートも、紙質を特徴として前面に打ち出した、そんな商品が増えてきたように思います。(というよりも、そういう目で自分が見るようになっているからそう思うのでしょうが)
その中でも、多くの紙質こだわり家がきっと待ち望んでいたものが、デザインフィル(ミドリ)の「MDノート」ではないかと思います。
MDとは、ミドリダイアリー用紙という紙の名称だそうです。

MDノートのラインナップは3サイズありますが、私はいちばん小さい文庫サイズを選びました。
専用ビニールカバーも封筒みたいなさりげない外袋におさまって、そっと隣に置かれていましたので、一緒に買ってきました。

表紙は、究極にシンプルな白です。やさしいグレーで印刷された帯を取ると、ロゴが型押しされている以外は、プリントもなにもありません。ハトロン紙でカバーされているのが、昔の文庫本っぽくて奥ゆかしく、いい雰囲気。

もったいないので、ハトロン紙をつけたままビニールカバーしてみましょう。あら素敵、ノートが曇りガラスの向こうにいるみたいです!

中紙はというと、ややクリーム色、でも、白。これは、オフホワイトとでも呼んであげたらいいのでしょうか?
クリーム色とまでは言わないまでも、蛍光灯の白ではありません。

一枚一枚とてもしっかりした厚みの紙です。でも硬すぎない。こんな素敵な紙に、くるくる書いたり、店先でやるような気軽な試し書きはとてもできません。心を落ち着けて、iroshizuインキの紺碧・朝顔・月夜をそれぞれ記してみました。

P2180056 ややクリームがかった紙に、きれいに筆跡がのっかります。吸い込まれるでもなく、はじくでもなく。
書いたときそのままの色で、ゆっくりゆっくりと乾いていきました。

みつめているうちに、なんだかとってもバニラアイスの色のような気がしてきました。
それもやや高いバニラアイス、やっぱり、せめて、ハーゲンダッツだな。
その上で青く輝く紺碧インキは、かき氷でいうところのブルーハワイのシロップか。

気分としては、南太平洋リゾートのプールサイドバーで、アイスクリームとトロピカルな花の飾りののっかった青いカクテルを通じない英語でオーダーしている、そんな感じ!

大脱線にあきれながらも、”明日は帰りにアイスを買おう。”と心に決めて、そっとノートをとじました。

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Comments

もったいなくてまだ使ってないんですけれど、2週間くらい前、私は文庫サイズ無地を買ってきましたよ!
ノートって、何に使おうかなあ、と考えているときから楽しいですね。

Posted by: ほしの | Friday, 22 February 2008 02:32 AM

いやほんとに。。。
「何に使うか、必ず考えるから買っていい?よね??」
と店先で心の中で自分の中の買い物大臣に必死にお願い。

そうやって、このような素敵な品物が仲間入りしていくのですよね。

無地ノートもバニラ度高そうですね!また感想聞かせてくださいね!

Posted by: はるる | Saturday, 23 February 2008 10:35 AM

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