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July 2009

Thursday, 30 July 2009

趣味の文具箱vol.14が誘う方向は。

2009072903 前号を読んでから、そう時間があいていないような気がするのに、というのは最近よくあること。
時間は確実に流れていたようで、もう、「趣味の文具箱 14 」が出ました。

14号を数える今号の特集は「万年筆とインク」、なんだかとっても直球な感じ・・・

「ひと目で選べる最新インク図鑑」は、恒例のインクカラーチャート特大折り込み式付録。
このインク一覧表は色も美しいし、好みの色選びにとても便利なので、この表もついているならやっぱり買わないわけには行かないでしょう!と、早速、街へ出て買ってきました。

夏に発売される号にしては、グレーベージュにしそ色寄りのボルドーカラーのロゴ字体って、とても秋らしい配色だこと、と思いながら表紙を開きました。

真っ先にあらわれるインクチャートの表は、このまま壁に貼っても素敵かもしれないなあ、というすっきりしたデザイン。とにかく色が美しいのです。個人で楽しむ範囲なら問題ないと思いますが、カラーコピーして、ブックカバーとして本に巻いても美しいかも。

黒系、ブルーブラック、茶系、パープル、ピンク、赤、オレンジ系、グリーンそしてブルーにターコイス系と、各社のインクカラーが色のジャンルごとに分配されている表です。
こうやって見てみると、意外にもパープル系は色の個性がばらばらに分かれていて、最も”なんでもあり”なゾーンに見えます。

結構、パープル系って好きなんだけど、あんまり市場の支持を集めてないのかなぁ。とってもマイナーな地帯に見えます。

それに比べて、ブルー系ゾーンの華やかなこと!すごくバリエーションも豊富、さすがです。
このインクチャート、各社の定番代表インクのみに掲載を限定しているのか、パイロットの「色彩雫(いろしずく)」は載っていません。あの素敵な色たちが、定番カラーとどのような違いがあるのか、まとめて見られたら便利だったんだけどなあ。微妙な色の違いを見てみたかったので、残念です。

よく見てみると、モンブランのターコイスはチャートからすっかり存在も消え、なかったことになっています。うううっ。ぱっきりしたターコイス、好きだったのにもうっ。今持っている在庫、大切に使わなくちゃなぁ。(でも消費期限が・・・)

表の裏面は、プライベートリザーブ、ドクターヤンセン、そしてエルバンという、多色展開御三家による色の一覧表が。3社だけでこれだけスペース使えるなんて。圧巻でございます。

とまあ、巻頭付録だけで相当楽しんだ感があるこの14号ですが、本体もなかなかに味わい深い記事でいっぱいです。しかし、これまでのように、本をぱったり閉じて、「いますぐこれを買いに走りたいよう!」という衝動というものではなく、逆に、「今持っている万年筆たちを素敵なインクでフル活用しよう。」という、きわめて大人な方向へのモチベーションをかきたてる、不思議な読後感が残りました。

といいながらも、予約をしたのがあまりに前の事すぎて、8月の発売のことを忘れそうになっていたペリカンのブルーのデモンストレーターのことや、セーラーの吸入式モデルプロフィットレアロ(←これ・・・ホワイト軸など出たら一瞬で落ちちゃうだろうなぁ。)など、真剣に読みましたし、ペリカンの茶縞だって、ほんとうはめちゃくちゃ好みなんですけれど!!

インクの開発ストーリーや、インクブレンダーの石丸さんのインタビューなどを読んでいると、石丸さんにブレンドしてもらったインクをはじめ、家にわんさかいるインクと万年筆たちが「私たちがいるじゃない。」とささやく声が聴こえてくるようでした。

これって、この本を作っている人たちも、万年筆を”使うこと”への回帰を目指しているのじゃないかしら、と思いました。

ある程度、市場は拡大し、おそらくさまざまな層の人のもとへ万年筆とインクは散らばっていったのでしょうから、次のステップは、「たのしく使い続けてもらうこと」をメッセージしようとしているような気が、しました。勝手に。

もしもそういうメッセージが裏にあるのだとしたら、この流れは結構好きだな。新しいものへの憧れも持ち続けつつ、でも、持っているものたちが喜ぶような使いかたを、これからもしていきたいなあ。

それにしても石丸さんは、やっぱり理系の人だったんだなあ。(そりゃ技術職なんだから当たり前といえばそうなのですが・・・)決まった色を正確に作り出す経験は積んでいますから、なんてカッコイイ!そして、自分はというと、いつもインク工房で”イメージで色をオーダーする”困った部類の客だったことを反省。
でもこれからもきっとイメージでオーダーしてしまうのでしょう。そして、石丸さんのマジックで、希望通りの色を作ってもらってほくほく、するのだわ。

やっぱり、インクの楽しみはなかなか尽きそうにありません。
ああ、そうこうしているうちに、ピンク色のサファリも出てしまった。舌の根も乾かぬうちですが、やっぱり可愛いので、これは大好きなEFで買うつもりでいます。ももいろインクを入れて使いたいな。

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Wednesday, 29 July 2009

伊東屋お買い物日記・2009夏(そしてやっぱりノート篇)

20090729_2 伊東屋さんの手帳・ノート売り場でふと手に取ったサンプルの革カバーつきノート。手にとってみるともややふっくらめに厚みのある、だけど重くなく固くもない、そのしなやかカーフの素材にぐっと心をつかまれました。

また、カバーを使いたいがためにノートを買うという、まったくもってよくあるパターンの攻撃なのに、喜んではまる自分。
だって本当に落ち着いた、素敵な緑色の革カバーだったから。

このカバーだと、伊東屋オリジナル週間手帳や24時間手帳が合うサイズなので、手帳として使うこともできるのですが。
(そういえば去年、そんなことを言いながらカラーチャートのみずいろ革カバーを買ってましたね・・・)

伊東屋の手帳は、無駄のない文字の扱い、シンプルなつくりと、その紙質も含めて好きです。月間ブロックのページなんて、本当におしゃれで素敵だと思っています。

しかし!好きは好きなんですけど、伝統的に日曜始まりしかないのが月曜始まり愛好派としてはつらい~。
慣れればどってことないのでは?と果敢にもチャレンジしてみましたが、やっぱり、月曜始まりでないと調子がつかめなくて、あえなく断念。
そういうわけで、月曜始まりが発売にならないうちは、スケジュール手帳に装着して緑カバーを使う機会はなさそうなのが残念なところです。

まあしかし、今回、このカバーの中におさまっている6mm幅罫のノートが、なかなか使い勝手が良さそうです。特に紙質がとっても楽しみ。きっと極上に書きやすいはず。文庫判サイズ以外で、このように太すぎず細すぎずの6mm程度の罫で、かつ、再生紙ではなくて素敵な紙質のノート、を探すとあんまり見つからないものなんです。

このノート、小口には能率手帳ゴールド並みに誇らしく輝く金色(金箔ではなさそうですが)が貼り付けられていて、この豪華感がまたわくわくをそそります。

カバーの革はふかふかしていて、うっかり爪でも立てようものなら、一瞬で傷がついてしまいそうな、気を使うほどすべすべな表面。鞄に入れて他のものと擦れ合っているだけで傷がついてしまいそうなくらい。
”何か、ポーチにでも入れて持ち歩くべきかしら”などと、必要以上に過保護ママになってしまいそうですが、売り場にあったサンプルにもそれなりにハードボイルドに傷はついていて、それはそれでかっこいい感じがしたので、傷も恐れずにしっかり使い込んであげようと思います。

ところで伊東屋さんでのお買い物といえば、2時間待っても、名入れをしてもらうのが楽しみのひとつ。今回も、飽きもせず、名前を筆記体で入れてもらいました。どうせ名前を刻むなら!もう、堂々と、表紙の右下に金文字でやっちゃってもらっちゃいます!!
つくづく自分って名入れが好きよね~、と思います。自分のものになったなぁという実感が数千倍になるのが楽しくてやめられないのです。

名入れ待ち時間の2時間は、別のフロアをゆっくり見たりしながら待っていましたが、下のフロアでは、またまたFREITAGのフェアに遭遇してしまいました。(確か去年も、伊東屋さんでのFREITAGフェアに出くわしたような?)

まさに、好みの数字がちょうど入ったHawaii Five-Oバッグを見つけてしまい、「うわわわわ!欲しい!」と動悸・息切れ・めまいの症状。その後、売り場でも手に取ったり戻したり、相当な時間をかけて悩んだのですが、同じサイズでふたつ持っているので、ここはぐっと我慢をして、でも折角なので、しっかり全部の引き出しをあける勢いでいろんなモデルを目で堪能してきました。

しかし、2時間といえども、店内を見ているとあっという間なところが伊東屋さんの恐ろしいところ。お約束の時間になり、名入れの出来上がった緑の革カバーを受け取り、宿に帰って早速万年筆で書き入れてみました。

さすがにオリジナルノートと銘打つお品だけあります。万年筆インクがしっかり乗っかり、濃淡がはっきりと表現される、すえおそろしい紙・・・。そんなに純白な白というわけではない紙面なのに、インクが数倍あざやかに見える(気がする)、どうして??

同じインクで別のノートに書いた文字と比較しても、なぜかどのインクも、この伊東屋さんノートに書いた文字のほうが色が濃ゆく出ている。のです。なんだか不思議な現象・・・

なんだかおもしろすぎる。とりあえず、ストックは数冊買ってきたので、いろんなインクで試してみようと思います。俄然、文字を書く気になってきた!!2009072503

*おまけ*
丸の内をおさんぽ中、伊東屋・丸の内店をはじめて見ました。
ドアノブが赤い鉛筆!!かーわいいっっっ!

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Sunday, 26 July 2009

伊東屋お買い物日記・2009夏(事務用品篇)

2009072502ひさしぶりに東京へ。前回の東京紀行は、確か早春のことだったはず。こんなお買い物をした時でした。
あれからもう半年・・・季節の流れるのは早いです。手帳も半分の厚みを通り過ぎてしまいましたし、明らかに2009年は折り返しに入っているのです。

東京へのフライトの楽しみ、空から見る富士山は、まだ筋になった雪がすこしだけ残っていました。てっぺんまであざやかに見えました。
行ってくるよ~、と窓から富士山にラブコールを送りつつ、降り立った羽田空港。

暑い。灼熱の太陽による手荒な歓迎・・・

前日まで全国的にいい感じの曇り空だったため、これは、東京でも仕事に歩き回るのには好都合だわ~、と甘くみていたのがまさに甘かった。

着いたその日に東京は梅雨明け宣言。神戸も梅雨明けまだなのに?梅雨明けって、西から順にくるものではなかったのですね。
晴れ女の実力をこんなタイミングで発揮してしまった。

暑い中でのお仕事を終え、夕方、宿に戻る前に、伊東屋さん詣で。
最近は、伊東屋の店内でも、ずいぶん大人な見学の仕方ができるようになったなあっと、我ながら感心します。

素敵素敵!これ使いたい!と舞い上がって即決し、1階に降りるまでに腕がちぎれそうになっている、という初心者の頃のことを思えば、今はどうでしょう。
気になるものがあっても、「2周目で考えよう。」とひと呼吸置くということを覚えたのです!

もうたいがい見学しつくしてしまったのかと寂しくなりますが、そこはやはり天下の伊東屋さん。足を運ぶたびに、「おおっ?」というものが必ず埋め込まれています。

まずは、時節柄、お客さんの姿もまばらで心ゆくまで長居できる手帳・ノートコーナーをひとしきり堪能しました。この場所がまた夏を越えるとめくるめく手帳の誘惑でみたされる地になるかと思うと、まさに、祭りあるいは戦、いやいや、嵐の前の静けさ。また年を越すまでに私も幾度となく現れることになるのでしょう。

手帳コーナーでのお買い物(←結局、したんだね。)に恒例の”名入れ”をお願いしている間、他のフロアをゆっくり見てまわることができました。万年筆コーナーはなんとか無事に通過できましたが、でもなんだかあぶない、素敵なものがいくつかあったなあ。

20090725今回は、印章・伝票コーナーでちょっとしたお買い物を。実用品なのに完全に遊びに使うつもりでいる、はんこと出金伝票です。

はんこコーナーには、壁のかなり大きなスペースを使った二層スライド式既製品はんこショーケースがあります。思いっきり事務用の、帳簿処理に使う経費科目印や小切手用はんこなどが並んでいるのですが、その中から遊びに使えそうなものを探しまくるのがたのしいのです。記号とか、郵便やさんマークや出欠はんこなども、以前このコーナーで買いました。

赤字で縦文字が可愛かった、「よろしくお願い申し上げます」という浸透印と、指差しマークのゴム印を買いました。よろしくお願い印はワンタッチスタンプなのに200円台だったし、指差し印は100円台だった記憶が。

手帳や伝言メモ、さらには相手にもよるが手紙にも押すとさぞ可愛かろう。
などと用途を頭の中で無理やりひねり出し、売り場で宝探しをするのは至福の時。

それから、出金伝票はなぜか英文仕様、手のひらサイズが愛らしいお品です。海外のカフェで伝票に使われていそうな雰囲気ですが、伊東屋さんオリジナル。これも1冊、250円くらいだったような。もう何冊か買っておけば良かったなぁと、あとをひく感じがまた、次回の伊東屋さん詣での目標になります。

その日に使ったお金など、しっかり家計簿につけようと思いつつ、未処理のレシートがお財布にたまってしまうので、この出金伝票に項目と金額だけ転記しておけば、レシートを捨てられるし、それを手帳に貼り付けておけば便利なのでは?と、正当ぽい理由を思いつきましたが、本当は、この文字といい、「いかにも伝票」な製本など、そのお姿に心つかまれたからなのです。

最近はまた、こういったさりげない紙ものや事務用品的なものにも視線が動きます。今はメモトレーを探していて、現在、伊東屋さんのオンラインでは売り切れていますが、クレインのものが理想に近いので、次はこちらをお店で見てみようと思います。

ああ、こういうものに囲まれて仕事がしたい。
事務所をつくりたいなあ。

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Wednesday, 22 July 2009

レトロが素敵な万年筆。

200907225月に訪れた旅先の商店街で、万年筆を置いているお店をみつけました。そのときは、時間の都合でゆっくり見られなかったのですが、店の奥までショーケースがあり、少し見ただけでも、時が止まったような、素敵に古い万年筆たちがいるのを確認!

これはぜったい、もう一度見に来ようと心に決めました。
そして先月、再びそのお店にお邪魔する機会に恵まれたのです。

日曜ののんびりした時間の中、あれもそれも見せてほしい、という私に、お店の素敵な老夫婦がのんびりつきあってくださって。

見れば見るほど素敵な昔の万年筆が出てきて、いくつも気になる万年筆がいたけれど、苦渋の選択で選び抜き、2本だけ連れて帰って来ました。あとは、また行く時のお楽しみに。

選んだうち1本は、短いクリップとキャップをぐるっと一周するレリーフのたたずまいが妙に気に入ってしまった、シェーファーです。シールもついたままだったのですが、620 XGと書かれています。ペン先は14KのFINE。
つや消しなのにきらんと光るシルバーボディにゴールドの部分使いが、そこはかとなくレトロなお嬢様~。

ペン先がかなりの角度でくりんと上に反り返っているので、最初びっくらこいたのですが、それがこの子の通常形だそうでして。
不幸にも落として曲がったのかと思ったよ~。(←不勉強。)

他にも、どう考えてもヴィンテージな様子の古いペリカンなど、いろいろ気になるデッドストック状態の万年筆があったのですが、今回、このシェーファーに決めたのは、お店のおばちゃんのおすすめトークに、何かとっても惹かれるものがあったからです。

この反り返ったペン先は、とっても柔らかくいい字が書けますよ、とか、大人になっても(おばちゃーん、わたし、既にいい大人ですが、きっと、艶が足りん、ということだよねぇ~。)年取って力が入らないようになっても、きれいな字が書けるよ、と、妙に説得力のあるお話に、そうだ、きっとそうに違いないわ、という気持ちになりました。

年老いた自分がこのペンを使って孫やひ孫(いるか?)に入学のお祝い手紙を書いているようなのも素敵だな~、と、果てしなく先の想像をして、なんだかおかしくなりました。

パイロットのCON-20のような、ゴムチューブ式コンバータも当時のそのままついていました。見た目はそれほど朽ちている感じはなかったのですが、ゴムの劣化はありえるかも、カートリッジで使い始めました。

シェーファーのブルーって、すごく、落ち着いているけど決して地味でない、透明感のある濃淡が美しい色だと思いました。
万年筆のほうは細すぎず太すぎず、すらすら書けていて、インクの出も、とくに問題はなそさうなのですが、ごくたまーに、書き出しのインクがやや出にくいときがあるような気がします。
今度、ペンクリニックでまた診察してもらおうと思います。

って思っていたのに、7月に近所であったペンクリニックの2連発、どっちもすこーんと忘れてました。あほだわ・・・

また、お店のおばちゃんと話しに行きたいな。夫婦で支えあっている感じがほのぼのな旦那さんも、口数少なな息子さんも、みんなしてのんびりと相手してくれる、素敵なお店なんです。
いつまでも元気でいてほしいな。夏の間に、また電車に乗ってのんびりと旅に行こうかな。

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Friday, 17 July 2009

旅と雑貨の本とカメラの悩み。

20090716 この夏、ヨーロッパへの旅行を計画中です。
今回は、ドイツからベルギー、そして、ドーバー海峡を渡りイギリスへとたどり着く予定です。

大まかなルートと滞在地は決めたのですが、詳細はこれから、同行の友人と作戦会議をしてつめていきます。基本的に”鉄分多め”なコンビなために、電車での移動がかなり頻出。

本当は、あえて船でドーバーを渡りたかったのですが、日程が限られた中なのでこれはあきらめることに。鉄道で海を潜っていくことになりそうです。

今回もそうなのですが、私の旅といえば、ほとんどがフリープラン。(なんせあまり王道なコースを行き先としないもので・・・)
だからこそ合間にスーパーマーケットに寄り道したり、郵便局に心ときめいたり、意味もなく駅や空港をうろうろしたり、という旅先の素朴でささいな発見がとっても楽しみなのです。

ここ最近、ひまさえ有ればうず高くガイドブックを積み上げて予習しています。私にしてはめずらしい。しっかり派の友人と一緒だからかも。自分だけだと普段はほとんど予習していかない行き当たりばったりタイプですが(それで迷子になること多し)、今回はなぜか予習魂に火がつきました。前もって調べると、楽しいですね~。あれこれ行きたい!と欲も出てきて大変ですが・・・。

こんなナイスタイミングに発売になったのが、雑貨・郵便・スーパーマーケット徘徊派には師匠と呼ぶべき存在、森井ユカさんの「雑貨コレクターの旅スタイル」 という新しい単行本。これまで出た森井さんの本のなかでも、文章とこまごま写真の掲載点数がひときわ多くって、読みごたえ、とってもあります。

訪問先での何気ない写真がたくさん掲載されていて、旅の空気まで伝わってくるようです。窓からの景色、さまざまな表情を見せる旅先の空、路地や道路の様子、そしてお食事写真に駅に空港!もう旅に出るのが待ちきれなくなります。

旅かばんと持っていくものの支度や、旅先ノートの紹介、そして上手に割り切った旅服コーディネートなど、「さすが!」の旅スタイルです。
いつも出発時点でばかみたいに重いトランクになってしまう私の旅じたくもしっかり見直そうと、肝に銘じました。(そして、あいたトランクのスペースには、旅先で仕入れた戦利品を詰め込むのだわ!)

それにしても郵便局好きのスーパーマーケット好き、お土産品(ミュージアム等のロゴ入りグッズ)好きにエコバック好きと、森井さんをもはや他人とは思えないでいます。雑貨好きに共通する習性なのでしょうか??

旅かばんとして森井さんが愛用されているのは、リモワのトランク。私も、前回のドイツへの旅の際、持っていったトランクのキャスターがいかれてしまったので(石畳のせい?)フランクフルトの空港で、ルフトハンザ仕様のリモワトランクを購入しました。サイズのみならずお財布的にも大きな買い物でしたが、大好きなルフトハンザのマーク付きなので、もう、大・大・大お気に入りの一品です。

ちなみに今度予定している旅は、その間ほとんどが、鉄道で移動しているか街中を闊歩しているかになりそうな日程ですが、ロンドンではボンドストリートにも行く予定(来年のスマイソン、買いに行かなくっちゃね。)なので、最少のアイテムで小ぎれいに装うことができるよう、コーディネートも工夫してみたいと思います。

ところで今、気の早い目下の悩みは、どのカメラを持っていくか、ということなのです。この森井さんの本にもカメラについてのページがあるのですが、旅に出る時、どのカメラを同行者に選ぶかは、非常に重要な課題なんです。

いまや記録用にデジカメは必須ですが、気合入りの旅こそ、フィルムカメラもかならず連れて行くことにしています!それぞれ、どのカメラを旅のお供にするのかはまだまだ悩ましいところです。

同じフィルムでも倍コマ撮れる、ハーフカメラにしようかなぁ。暗いレストランでもおいしそうな食事をしっかり写したいから、明るいレンズのものを選ぶほうがいいかな。となると、私の持っているフィルムカメラではオリンパスのOM-1というカメラで使うレンズが一番明るいレンズですが、本体がちょっと重いのと、露出計に少し癖があるのでどうしようか、悩むところです。

他にはフィルム版「PEN」が有力候補。コンパクトで軽く、持ち歩くには最適。
最近フィルムカメラはニコンFM3Aばかりが登場することが多く、PENをあんまり触っていなかったので、メンテナンスと、使い方再チェックをしておかなくっちゃ。

PENといえばです。デジタル版PEN「E-P1」の発売日に見学に行ってきました。オリンパスのサイトで見て一目惚れしてしまったホワイトのほうの現物はおいてなかったけれど、レトロな風情をしっかり携えて、雰囲気のあるカメラとして現代に生まれ変わっていました。

でもデジタル版PENを見たことで、「やっぱりフィルムペンをちゃんと使ってあげよう。」という気分に傾きました。とかいいながら、いつかデジタルPENにも手を出していたら、どうぞせせら笑ってやってください。
(ホワイトに、本革ボディジャケットを着せたら可愛いだろうなぁ。。。という妄想はつづく。)

そういえば、前回ドイツに行ったときはデジカメは持っていかず、フィルムカメラ1台で撮りまくったのでした。その時に持って行ったのはTC-1という、ミノルタ時代のコンパクトカメラ。とってもちいさなカメラです。ポケットにも入るしオート撮影ができるので、大活躍してくれました。やっぱり、オート撮影できるのはありがたいので、今回も候補にあがっています。

旅行後、莫大な数のポジフィルムをフィルムスキャナーで取り込む作業は気が遠くなるようなものでしたが、ヨーロッパの空気はしっかり写っているような、味のある写真がいっぱいできました。
今回も、フィルムメインで撮ってみようかな?

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Sunday, 12 July 2009

フランクリン・オーガナイザーを仕事用に。

20090712 年がら年中、手帳コーナーが設置されているために、書店やロフトなど、うっかり気を抜いて丸腰では通りがかれない時代になってしまった感のある昨今。
心穏やかに1年1冊の手帳で生き抜いて行きづらい世の中になってしまったのよ、と誰にともなく言い訳したりして。

春先にロフトでつい手にとってしまったのが フランクリン・プランナー・オーガナイザーでした。

2009年1月始まり版からフランクリン・プランナーの綴じ手帳が出ることは認識していたのですが、秋にはほぼ日カズンを既に買っていたので、同じA5サイズだし1日1ページだし完全にかぶっているわ、と見ないふりを続けていたのでした。

それなのについうっかりと、実物サンプルを手に取ってしまったあたりでもう私の負け試合。またまた今年度いっしょに過ごす手帳が増えてしまったのです。
この手帳の構成・特徴はざっと下記のとおり。

■中ページの印刷色は落ち着いたブラウントーンでとっても大人な印象。
■フランクリン流派の教えと目標等記入ページは前の方に46ページで存在。しかし紙が極薄なため、それほどその存在感を意識することがない。(よって、気兼ねなく通過~。ちゅんまちぇん・・・)
■年間カレンダーは2008年から2011年を掲載。
■各月のインデックスページには当月をはさんで前後1か月、計3ヶ月のカレンダーを掲載。これはけっこう便利です。
■各月の月間カレンダーページは日曜始まり。これは、唯一にして最大の変更要望点!
私は月曜始まりLoverなものでもう視線が月曜始まり対応になってしまっていて、日曜始まりバージョンだとよく予定認識を失敗するんです。これは自分で気をつけないとな~。来年版は月曜始まりを渇望します。
月間カレンダーページはすべて前の方にかたまっており、デイリーページとは離れています。罫線付きのカレンダータイプです。
■マスタータスクリストもついている。プライベートとビジネスのタスク、そして月間目標を記入する欄。巻頭の壮大なミッションステートメントはぜったい制定しそうにないけど、これぐらいなら書けるかも。いやどうだろう。
■デイリーページは1日1ページ。時間は7時から21時まで。上の中心に当月と次月のカレンダーつき。日々のお言葉はなし。このためにシンプルな手帳としてすっきり使えそう。
■ノート欄が最後に20ページほど。
■コットン素材にビニールコーティングしたというカバーが付属。タグとペンホルダー部分はヌメ革なのがかわいい。私はを選んでみました。ネイビー、ラベンダー色もきれいで、売場で迷惑なぐらい長時間迷った。ぱっきりした鮮やかな色からブラウン、ブラックの仕事色まで、いろいろありました。

最後に特筆すべきは紙質。
これ、絶対トモエリバーだと思うのですが、違うのかなあ?
紙についての公式記述が見つけられないので正式なことはわかりませんが、似ている。とてもふたごだ。
カズンと並べてぺらっぺらっめくったり触ったり透かしたり、どう実験しても同じ紙に思える~。
手帳の綴じ厚みもほとんど同じなんですよ。だからますますふたごに見えるのです。

実際、フランクリン・プランナー・オーガナイザー(しかし長い名前だわね)に万年筆で書いてみると、うふふふな幸せ書き心地を実感できます。罫線の幅の都合上、万年筆だと細字を使いますが(ここのところの定番コンビはすみれ色のキャップレス。事務用に使うにはノック式がやっぱり便利で)、細字であっても味わい深いインクの濃淡を堪能できます。
意外なわがままっ子であるパイロットのブルーインクも大丈夫なあたり、ますます、同一紙説が濃厚に。

カズンは、最初、仕事場で使うつもりでいたけれど時間軸の設定がワークスタイルに合いにくいので、こちらのオーガナイザーと選手交代。こちらを職場用にして、カズンは家で使うことになりました。心おきなく、自由帖としてはじけ始めました。

カズンの方眼の表情も大好きだから、来年も両方使いたい・・・どうしよう。大判手帳だけでも新たな悩み。小さい手帳に関しても魅惑の品がズラリなのに。
(またいつか振り返ってみようと思いますが、能率手帳ゴールドに基軸をおきつつ、しかし今年も各種手帳を実験しております。誰か止めて~!)
またそうこうしているうちに、手帳前線が南下(?)してきますよねえ。いつになったら涼やかに通過できるのかしら・・・

2010年手帳の旅、既に期待と不安でいっぱいです。

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Friday, 03 July 2009

文庫本ノートと出かける毎日。

20090701 最近、いろいろ書き用のノートには、コクヨの文庫本ノート が活躍中です。
このノート、先月、第2弾ラインナップが発売されて、待望の方眼罫が加わったので、喜びいさんで文具店に迎えに行ってきたのです。(まだ第1弾の在庫も使い切っていないというのに!)

今回の新ファミリーには、ビニールカバーも登場しました。方眼罫とビニールカバー。まさに、多くの人が待ち望んでいた追加アイテムだったことでしょう!

このノートは、素朴な紙カバーの外装のシンプルさがやはり文庫本らしく、そこが魅力であるとわかっていても、持ち歩いている間に端っこの方がくたびれて来るのがかわいそうに思えてきて、わざわざ市販の文庫本用ビニールカバーを装着して使っていたのです。
なので、ついにジャストサイズのビニールカバーが発売されたのは、とてもうれしいです。

このカバーがおもしろいのは、表紙の部分だけが二重になっているところ。その二重になったポケット部分にポストカードや写真などを飾ることができ、「カスタマイズ」可能です。早速、旅先のホテルでもらった絵葉書を入れてみたらとっても素敵なノートになりました。

それにしても、ビニールカバーや方眼罫に着目するあたり、ほぼ日手帳やMDノートなど、文庫本サイズの先行競合商品を意識している感じがします。カバーのデザインも、ネイビーのドット柄なんて、まさに好みを見抜かれたようで、うれしくって数冊買い込んでまいました。

ただし、ビニールカバーは薄手で透明感もあってよいのですが、ペンホルダーがちと惜しい!その薄すぎるビニール素材のために、ペンホルダーにまったくコシがなく、ペンの抜き差しに相当な気合が必要でした。 (私だけ?)
クリップオンマルチのように、クリップ部分が開閉するようなペンなら良かったのかもしれませんが、クリップの形状によっては、刺す時にも抜く時にもペンホルダーがへなへなしてしまい一苦労。
あまりの抜けなささにいらだちながら、最後は力まかせにペンを抜く!うっかりペンホルダーごと破ってしまいそうになりました。ペンのほうもクリップを広げないと抜きようがなかったので、壊れたらどうしようかと冷や汗ものでした。
細身のペンではどうかと思って実験してみると、それはそれでプラプラして持ち運びしづらい。
ペンをこのホルダーに刺すのはあきらめました。ノートとペンを一緒に持ち運べることに大きな期待を寄せていたので、この点は残念すぎるよ~。

気を取り直して。
中紙の方は、しっかり厚めのノート用紙に、方眼は5mm罫です。万年筆の太めのFでもひとマスひと文字が書けるマス目、方眼の印刷は薄いグレーなのでいい感じに存在感が薄く、方眼を無視して気ままに書き進むような使い道でも気にならないと思います。

この方眼罫、昔なつかしいグラフ用ノートのような表情でなかなかに味のある製品です。帳面、と呼ぶのが似合うような。
万年筆のインクもしっかり受け止める質実剛健な紙なのにノート全体はとっても軽いので、大荷物病の人(←自分)でも、テーマごとに複数冊ノートが入っている人(←これも自分)でも、この軽さをありがたく感じると思います。おねだんもお手頃なので、気軽な書き物をするのに頼れるノートです。

この新シリーズと同時発売になった、日本旅行のカリスマ添乗員さん監修の 文庫本ノート(旅行編) は、限定版ですが本屋の旅ガイドのコーナーにもおいてあるのを見かけました。旅の小冊子とビニールカバー付属で、通常版ノート+ビニールカバーの合計定価よりほんの少しお得なので、普通の用途に使うのに買っておかれてもいいかもしれません。

中のノートは、通常ラインナップにはない形式の、左ページは方眼罫、右ページは無罫という面白いつくり。白いページには旅のスタンプを押したり、何かを貼り付けたり、腕に覚えのある方はイラストを描いたり(私はできません)。
旅にも普段にもいろんな使い方ができそうです。

ポケット部分に入っている小冊子を取り出してしまうと、ガラッとイメージが変わり、クラフト紙系シンプルデザインの表紙があらわれます。この表紙デザインがとてもすっきりしていていい感じなのです。通常版にも採用してほしいぐらいです。

旅の小冊子のほうは、カリスマ添乗員さんのおすすめ観光地や旅のグルメなどの情報が載っています。次はこんな場所に出かけてみるのもいいかも、という旅のヒントをくれそうな情報たちです。
随所に飛び出す関西弁、自分は当然抵抗ありませんが、全国の方々の反応やいかに・・・?

つぎは「新書本ノート」が出ないかなぁ、とひそかに期待を寄せています。

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