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March 2010

Saturday, 27 March 2010

「趣味の文具箱Vol.16」を読んで

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昨年、欧州の旅に出かけたのは9月の後半だったから、もうあの旅から半年が飛び去ろうとしています。

旅に出るとき、おともはいつもトラベラーズノート。表紙裏にはポケットを貼って、搭乗券やホテルのバウチャーを入れて、これがなくなったら日本に帰れない!というほど大切な旅の仲間です。

中にセットしたノートにまとめる旅日記は、この時に書いたように、帰国してからも作成を続けていますが、実はまだ完成していません。レシートや現地でもらったカード、お菓子の包み紙、それに地図などの紙類をようやく日にちごとに貼り付け終わった、というところです。

旅の感想文はというと、まだ3日めのライン河下り鉄道乗車中、あたりでもたもたしています。
しかし恐ろしいことに未だ記憶は鮮明に残っているので、ちびちびとしつこく書き続けていけば、次の旅までには完成することでしょう・・・。

それにしても、濃密な時間を過ごした旅から戻って日常に放り込まれたあとはいつも、時間の流れをとても速く感じ、驚くばかりです。

さて、先日発売になった「趣味の文具箱 Vol.16 」の特集テーマは”旅文具”。国内でも海外でも、旅に出れば売店やスーパーに必ず足を踏み入れ、「地のもの」を買うことが旅の大きな楽しみとなっている私にとって、今回の特集は「待ってました!」なテーマでした。「またそろそろ旅に出たい」気持ちがざわざわ騒ぎ出す。旅好き兼文具好きそして手紙好き人間の心を触発してくれる内容でした。

今回の表紙はPOSTALCOのレターライティングセット。私も以前、「書類封筒っぽさ」にひかれてブラウンを買いました。旅にも持って出ますが、この表紙写真にあるように、ホテルでゆっくりお手紙を書いて・・・というのはなかなかできないでいます。クラシカルなホテルのライティングデスクに似合う、まさに旅文具ですね。

掲載されている旅文具たちにいちいちわくわくしながら本のページをめくっていると、こないだの欧州の旅、そしてその前のドイツの旅で、いっぱい買ってきた文具やノートたちを、大切にしすぎるあまり箱にしまいこんだままということを思い出しました。

ヨーロッパの小さな店から、縁あってこんな極東まで連れ帰られてきた文具達ですから、これからひとつずつ、スローペースでもできるだけたくさん紹介してあげたいなと思っています。

とはいっても、私が連れてきたのは素朴で身近な文房具たちがほとんどです。観光地のおみやげ屋で見つけたスーベニール的なもの、ひとり旅の寂しさを紛らわせる存在だった駅の売店で見つけた学習ノート、見つけると用がなくても入らずにはいられない郵便局で、興奮ともに発見した郵政グッズなど。帰りの空港でさえもまだ、つい文房具を求めて泳ぐ視線。

機内にだって、エアライン特製の絵葉書やボールペンなど、出会いのチャンスはまだまだあります。 文具を買うことがメインの旅、そんなぜいたくな行程もいつか実践してみたい。と淡い思いを抱きつつ、空想をつまみながらこの本を何度もめくっています。

他には、まず巻頭に、先頃逝去されたカイトウセイサクショカンパニーの加藤清さんが手がけられたペンが10本と、加藤さんへの思いが綴られた文章が載っています。私もカトウセイサクショさんのペンは、万年筆を数本、他にはポールペン、シャープペンとえんぴつホルダーを持っていますが、どのペンもセルロイドの軸はあたたかく、ひとつひとつ異なる表情も「自分だけのもの」で、私が大切にしなきゃと引き締まる思いがします。そして、このように日本だけでなく世界中いろんな人のもとで愛用されているんだなあと思うと、ものづくりに携わるって本当に素晴らしいお仕事だなと改めて感じます。

それからもうひとつ、この本の中で印象深かったのは、ボトルインクを旅に持ち出すために使う道具として、ペリカンの防水ケースが紹介されていたこと。私も大小ふたつを持っていて、フィルムやカメラを入れるケースとして使っているのですが、ボトルインクの運搬に使うとは、ちょっと新鮮な提案でした。”カメラマガジン”などのカメラ雑誌と同じスタッフさんが編集に多く携わっておられるだけあって、「らしいセレクト」だなぁとほっこりしました
(そういえば、もともと私がエイ出版社さんの本を初めて買ったのが「コンパクトカメラ通信」でした。)

今回は、新しい文具を買いたい気持ちがくすぐられるというよりは、このペリカンケースや旅で仕入れてきた文具たちのように、家に持っているものを活用して、それらをたずさえて旅に出たい!という気分の導火線に着火してくれた、そんな一冊だったような気がします。

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Tuesday, 23 March 2010

ドットライナーのかわいい末っ子

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スクラップやお手紙作製には欠かせない愛用のドットライナーに、消しゴムサイズの「プチ」がうまれたと聞いたので、文具店に面会に行きました。
ニュースリリースによれば、「従来のミニタイプより60%サイズダウン」ってなんかすごい、どうなってるんだろうとわくわくしながら!

お店で出会ったその末っ子は、ほんとに小さくてかわいいかったのです。
修正テープでも最近小さいのが出ていて、いいなあ、と思っていましたが、これなら確かに消しゴムのようにふでばこに入れて持ち歩くことができます。

早速青いのをひとつ買い、家に帰って、ドットライナー一族と背比べをしてみました。
しかし、いくつも持ってますね。(他にもまだ、別のメーカーのテープのりもあるからな・・・)

いちばん大きいサイズの”長男”は、コクヨさんへ仕事でオフィス見学にお邪魔した際、帰りにおみやげ(文具の詰め合わせ♪!)でいただいた思い出の品です。

これまで、小さいなぁと思っていた「Jr.」と比べても、「プチ」は格段にミニサイズです。
こんな小さな体格をしていても、のりの長さ(っていうんですか?)は「Jr.」で8m、「プチ」は8.5mですから、「プチ」のほうがたくさん貼り付けできるということなんですね。

のり幅は、7mmと「プチ」はほかの兄弟よりも若干細めですが、手帳やスクラップでの貼り付けには、このぐらいの細さが便利なときが多いかもしれません。
のりテープは、これまでよりも密度の濃い貼り付け面で、実際、手帳にカードを貼り付けてみると、結構な強度でくっつきました。接着力が非常に強力で、うっかりずれたりしても絶対に貼りなおしは不可能。かなりの集中力が必要かと・・・

本体の色は、黄色・紫・緑は限定カラーだそうですが、「やっぱり定番色よねえ」とスタンダードな青を選びました。コクヨさんのサイトを見ていたら、ピンクもいいかも、と思っていましたが、私の見た売り場では、そのピンクだけが既に売り切れていて、実物には出会えませんでした。

ひとつだけ難点があるとすれば、詰め替えができないところですね。構造的には可能そうなのに、コスト的な、大人な問題なのでしょうか。そのうち、詰め替え可能なプチサイズが発売されることを期待したいと思います。(プラスチックものを旺盛に捨てることに、なんとなく罪悪感を感じる古い人間。)

というわけで、家では、気兼ねなくふんだんに使える(なんといっても13mですからね・・・)いちばん大きい”長男”を使い、これまで外出用に持ち出していた「Jr.」の代わりに、「プチ」をふでばこに入れておこうかな。

コクヨさんのニュースリリースには「のりを持ち歩く学生が多いことに着目し、学生をメインターゲットに・・・」と書かれていましたが、意外と、大人も持ち歩いて使ってるんじゃないかな~と思うのですが・・・。
出先で急に貼り付けたく・・・なるのは私だけでしょうか?

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Monday, 22 March 2010

真鍮のペンケース

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トラベラーズノートシリーズに新たに加わった仲間「ブラス プロダクト」のペンケースを買ってきました。

真鍮というと、「道具」と呼ぶのが似合いそうな重厚な素材で、昔の映画に出てくる事務所にありそうな、古懐かしいイメージがまた素敵です。

紙、革、と来ると次の仲間は木、となりそうなところに、真鍮で筆記具やペンケースを展開、というのは、意外なとこへ来たな~、と新鮮な驚きを持ちつつ、発売を心待ちにしていたシリーズです。

店頭では、素朴な厚紙製の箱に入って売られていたのですが、この箱だけでも、しっかりと興奮を高めてくれます。

箱に記された商品名や商品の説明は、プリントで印字されたものではなく、厚紙にしっかりとした凹凸とともに刻まれていて、「これは活版印刷に違いない(と思う)・・・」と、それだけで胸は高まりました。

最初にペンケースを手に取ったとき、あまりに重いので「中にペンでもおまけでついているのかな」と思ったぐらいずっしりとしていました。

ペンケースの姿は本当にシンプルで、お弁当箱のようにふたと本体をあわせるだけのなりたちなのですが、ふたと本体の中央にちょっとした凹凸がつけられているので、閉めたときパッチンとはまるのが小気味良いです。

ふたが完全にはずれるので、ふと当たったりして落としたりしないようにしてはいけないと緊張します。床が固く、かつ静かな場所で落とすとかなりの大音響が発生しそうですから、そういうシチュエイションでの使用時は要注意ですよ(ってそんなおっちょこちょいは自分だけですか・・・)。

それから、エッジが鋭いので、強く握ったまま素早くずらしたりすると、指が切れそうでちょっとだけ怖い。そのうち、使用していくにつれてなめらかになっていくんだと思いますが・・・。

中のスペースには、ペンの太さにもよりますが4本程度が収納可能。すこし頭のほうはスペースがあまるので、消しごむ、小さな付箋などを入れておくと便利かも。
先進的な金属系筆記用具にも似合うだろうし、鉛筆などを入れてあえてベタに使いたい感じも。

大人の人が使うと似合いそうですね。いつもより、中に入れるペンは男前でワイルドな選択をしてみたくなります。

それにしても、完全に継ぎ目もなく、丸みを持たせるところは美しいラウンドに仕上げるこの技術にうっとりします。日本製ということですが、こういう技術を持つ工場は、日本中にまだあちこち残っているんだろうなあと思います。きっと熟練の職人さんが仕上げてくださったのでしょうから、大切に使いたいと思います。

色は、まだ新品らしい「これから」を感じさせる色をしていて、黄色みが強いゴールドの輝きがきれいです。箱に入っていた紙には、真鍮は、使う人や環境によって変化がひとつづつ異なると説明が書かれていました。
どんな風に貫禄を蓄えていくのか、それは自分の使いかたしだいですね。気合いが入ります。

仲間のナンバークリップや定規もあったので、徐々に仲間たちをそろえて、ひとつひとつ異なるであろう変化を楽しんで行きたいな、と思っています。

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Sunday, 14 March 2010

さくらもちインクの季節

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四国に続き、九州でもさくらの開花宣言が。春が速度を上げてこっちへ向かっている今日この頃。

今年はまだ雪を見ていないし、バンクーバーの熱戦の感動もまだ続いているので、冬を送り出す気になれず、後ろ髪は引かれたままです。といいながら、春への期待も日に日に高まるところ。とりあえず、いつ春宣言されてもいいように、万年筆は春支度をすすめておきます。

この季節になると取り出すのは、インク工房で作っていただいた「櫻餅」。

このインクのお供の万年筆は、ナガサワさんオリジナルのPenStyle2006 "MINE WHITE"です。もう長らくこのコンビでやっています。(去年の記事はこちら。) 

このMINE WHITEは、白い陶磁器のような本体、ショートサイズなのに書きやすいところ、金具部分の柔らかなピンクゴールド、そして、ナガサワさんオリジナルのしるし、風見鶏が刻まれたペン先と、私の好みの要素がぎっしり詰まったお気に入りペンなのです。買っておいて本当によかったなあ、といつも思える大好きな一本です。

さて、このインク、表向きには、濃い目の桜の花をイメージして作っていただいた色です。なのに名前はなぜか「櫻餅」・・・。

インクをブレンドして作っていただいている間に、さくらの花の事を考えていたはずが、どんどん「さくらもちの色にしようかなあ」と邪念が働いていき、「ちょっとだけ白っぽくしてください」などと、お願いが脱線していきました。

白っぽくしてもらったのは、さくらもちのお米がさくら色に染まったところの色を想像して。どんだけ食いしん坊なんだ!

本当はもっときびきびと、ひと瓶を迅速に使い切って、同じレシピでオーダーするほうが望ましいのでしょうが、こういう系統の色は、そんなに日常に使えるシーンも限られます。季節をいくつか越え、インク工房で作ってもらった時よりも、少し色は濃くなりました。でもそれはそれで熟成の賜物ともいえる良い色だと思えます。
手帳やノートに華やかさを添えたいときや、親しい友達へのカジュアルなお手紙などに活用しています。

ちょうど、今年のほぼ日手帳の3月のページの印刷色は、このインクにとてもよく似た色です。その偶然も面白くて、ページをさくらもち色でどんどん埋めていきたくなります。

これからの季節、いろんな種類のさくらもちを食べられるので、楽しみです。(そっちなのか・・・)

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Friday, 12 March 2010

ちょっと大人のみつばちトート

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ぶあついコートを着る季節のバッグは、持ち手が長めでないと厳しいです。

これまでにいくつか持っている私の「みつばちトート」は、全て「持ち手短め」で作っていたので、初めて「持ち手長め」でオーダーしたのがこの「チャコール×チャコール」です。

12月にオーダーして、届いたのは年が明けて、1か月経ってから。もう2月に入りそうな頃だったかも?
これがみつばちトートの通常システムとはいえ、早く使いたい気持ちを、うんとじらされるのは困りものです。

休日や、平日でも気分がカジュアル寄りの日にはこういう気軽な布バッグを使いたくなります。

トートバッグを少しだけ大人に持ちたくて、あえて2色使いにせずに、本体も持ち手もチャコールのみにしてみましたが、これがなかなか渋い色で、大正解でした。

チャコールという色ではあるのですが、ほんのりと青や緑の要素が入っているようにも見える、不思議な色。
グレーといえばグレーなんですが、灰色ではない。
初めて見るような色でした。

万年筆のインクでいえば、ブルーブラックを濃く煮詰めて、さらに黒を少しだけ混ぜたような・・・とすぐにインクにおきかえたくなってしまいます。

布はそんなにぶ厚くない帆布で、ごわごわしていたり固かったりということはありません。適度なしんなり感があるので、中に入れたものと自分の体の間に自然に寄ってきてくれる感じが、使いやすいなと思います。

中の仕切りがないので、防犯と中身整理のためにHERZのまち付き革ポーチを入れて。赤い革のポーチが中にちょこっと見えるのがたのしくて、気に入っている組み合わせです。

こういうトートバッグは、キャメルのダッフルコートやステンカラーコートと、渋めチェックのスカートとローファー(できればハルタ、茶色の革で。)なんかで、制服っぽくあわせると可愛いだろうなあ。
もうさすがに、そんな可愛い着こなしはできそうにないけど。

現在受付中のみつばちトートは、ライム、オフホワイト、くもりグレーの3色。くもりグレーをペースに、ライムの持ち手なんて、まさに春のバッグ!

かばんをもう増やすのはよそうと思ってはいますが、きれいな色たちに、いま心が大揺れしています。

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Thursday, 11 March 2010

トラベラーズノートを消印帖に

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郵便局で押してもらえる風景印を集めるのが好きです。平日、決まった場所で仕事をしているので、外の郵便局に行く機会はあまりなく、コレクションの数はまだまだ少ないですが、チャンスさえあれば窓口で「風景印ありますか?」と勇気を出して尋ねるようにしています。

風景印は、関西ではどの局にもあるという感じではなく、大阪府庁の敷地内にある郵便局に「ぜったいあるだろう」と思っていそいそと乗り込んだら、「ないんですよぅ」と言われて驚いたぐらいです。東京では、かなりの確率で「ありますよ」と言ってもらえました。

これまでは葉書に押してもらったりして集めていましたが、折角だから消印帖を作って、そこにまとめてコレクションしていこう!と思い立ちました。

消印帖に選んだのは、パスポートサイズのトラベラーズノート。前回、伊東屋さんでのお買い物のときに買って来ました。

パスポートサイズのトラベラーズノートは、茶色で一冊持っていますが、今回はあえて事務用品ぽくしたかったのと、見分けに便利なように、黒を選択。

そして恒例の名入れは、ドイツ語で「消印」を意味する単語を入れてもらいました。金色文字で、かっちりブロック体での刻印は、なかなかの事務用イメージに仕上がってくれたので、満足。

風景印というのは、その地にゆかりのある事柄をモチーフにした消印で、その形状は必ずしも円形ではなく、花の形やいちょうの葉の形、桃やかぶらの形なんていう変わったものもあるようです。
思いがけず、桃の消印がお手紙に押してあったら、可愛すぎますよね!

正統派・風景印収集家の方々によると、その絵柄にあわせた切手を用意して行き、その切手を台紙などに貼り、その切手のふちにわずかばかり消印を重ねるように押してもらう、というのが正しい集め方のようです。イベントにあわせ、例えば、電車の新しい路線が開通するのにあわせ、その沿線の局をめぐったり・・・という上級編もあるみたいです!奥深いですね~。

風景印に関する書籍の著者でもある古沢保さんのblog「東京風景印散歩~スタンプおっかけ備忘録」には、楽しい絵柄や集め方の紹介がわんさかで、見ていると本当に楽しいです。

私はまだビギナーですので、まだまだ上級な集め方はできませんが、切手の絵柄を合わせるとか、ご当地切手とコラボしてみるとか、ささやかな楽しみ方はいろいろありそうです。

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消印帖の中身のノートは、消印が映えるように無罫にしました。トラベラーズノートが消印帖に向いているのは、紙が適度に薄く、ページに切手を貼って行っても、ノートがあまり膨れていかないこと。そして、スタンプインクの乾きが結構速く、押印後も綺麗にページを綴じられるところも便利だなと思います。
そして、別売りのジッパーケースーには、切手をストックしています。

なんといってもこんな素敵な消印帖を新調したのですから、このノートがまず一冊風景印で埋まり、そして何冊目までもコレクションが続くことを夢見て、頑張って「風景印ありますか?」を細々とでも実践していきたいものです。

それにしても、平日に郵便局に通える皆さんがうらやましいです。しかし、郵便局に行くチャンスがあればいつでも取り出せるよう、かばんの中にスタンバイさせてあります。
こんなことをやっているから荷物が増えていくんだなー。

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Wednesday, 10 March 2010

HERMES AGENDA ”Vision”

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プライベート用の手帳に今年新調したエルメスの手帳は、ヴィジョンというサイズ。レフィルは横型バーチカルのフランス語版Vision Annuelを入れています。

このフォーマットは時間軸が8時から20時まで、土日は半分こ仕様。どう考えても平日昼間重視タイプなので、仕事で使うほうが便利なんだろうなあと思ったりしますが、今のところはプライベート用として使っています。

エルメスの手帳は、社会人になりたての頃に海外で購入し(若気の至り)、以来、長きに渡りレフィルの高価さに涙しつつ使っていました。

ここ数年はいろんな手帳に浮気しているため、久しぶりに使うことになります。
休暇中の以前のカバーは、もちろん大切に大切に保管しています。またノートとして使うんだ!

レフィルは毎年、デザインにテーマ設定があり、ラインの色や文字のスタイルが少しづつ違うのがおもしろいところです。

2010年のものは、ブラウンともボルドーとも受け取れるような色がメインに使われていて、ほんのりクリーム色の用紙とあいまって、そこはかとなくレディな印象を放っています。

そして何よりも、れんが色なブラウンレッドと、抑え目なアップルグリーンというありえない素敵さの革カバーにぐっと心をつかまれてしまったのです。

このレフィル、年々お値段が上がっていっています。昔は日本で買うと1万円ぐらいして、「手帳に1万円!」と嘆いていたものでしたが、そのことも懐かしいぐらい、最近はさらに上がってしまっています。デザインはフランス語版のほうが好みだったのでこちらにしましたが、日本語版だとさらに3000円程お値段が張ります。

しかしこの紙、万年筆で文字を乗せると、どうしようもなく美しい濃淡をたたえた文字をあずかってくれるのです。

アウロラの青インクだと、これぞ万年筆文字、な感じが素敵だし、モンブランのチョコレート色インクも、ページデザインとの色のマッチングが恐ろしく美しい。ありとあらゆる万年筆インクで文字を乗っけてみたくなる、限りなく楽しい紙です。

そんなこともあって、万年筆を気軽に使っていられない仕事場でボールペンやジェルペン止まりで活用するのはちょっと惜しい。この紙だったら、大型サイズのノートを買って「年記」でも書いたら楽しかろう、と夢を見ずにはいられません。

エルメスの手帳カバーは、革の素材や色の展開も豊富にあり、ブティックの店頭に出ていなくてもストックからいろいろ見せてもらうことができます。吟味に吟味を重ねて「これ!」という自分の一冊を思い切って決めて、レフィルを交換しつつずっと愛用するのも素敵だなあとあらためて思いました。毎年いろんな手帳に散財するよりも効率的だったりするかもしれません(と自戒を込めて書いてみる)。

今回買ったカバーは、”バタフライストッパー”形式で、細いペンホルダーがついているものです。このペンホルダーは径が異常に細く、エルメスのボールペンかシャープペンシルしか入りません、と店員さんにも説明されました。
シルバーのチェーンつきボールペンやシャープペンシル、かわいいのですが、これもまた良きお値段で・・・さすがにこれはまたいつか(円高の折、海外で)。

ブティックではおとなしく黙っていましたが、ふふっ。サイズ的にはこれが使えるんですよ~、Walkie Pen。この極細ペンホルダーにきっちりおさまる細いペンです。伊東屋さん以外に取り扱っている店を知らないので、いくたびに予備を買っています。

このペンは、使用しているレフィルがいわゆる4Cタイプなので、私はPILOTのLHRF-20C3という、HITEC-C SLIMS用のブルーレフィルに入れ替えて使っています。万年筆で書きたいとはいえ、ペンホルダーにペンがあると何かと便利です。

手帳にしてはちょっと思い切ったお買い物になってしまいましたが、いつも手にとっていられるものだし、かばんの中や机の上でお気に入りを目にするとたのしくてうれしくて。
3月に入り、他の手帳たちとも、それぞれの個性を活かした役割分担ができつつあります。

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Monday, 01 March 2010

maruman spiral note復刻版

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意外な渋さが素敵な色合いの表紙にくるまれたリングノートと目が合い、手に取りました。
それは、おなじみmarumanのA6サイズスパイラルノートでしたが、いつもの姿とは違い、リングが表紙に半分隠れた形のスケッチブック仕様になっているのがかわいいなあと思いました。

色のバリエーションは4色。布目ぽい凹凸のあるキャンバス生地調の堅めの紙の素材感と、抑えた色合いがどの色もそれぞれにいい感じで、結局、4人ともお招きしてしまいました。

中の紙は、メモリ入り6mm罫という、定番のスパイラルノートと同じもの。お値段は1冊189円だったので、定番品より少し高いぐらいです。

裏表紙に直接プリントされている紹介文を読むと、このノートは、1960年にスパイラルノートが発売されてから今年が50周年になるのを記念して、当時の仕様を再現したものなんだそうです。
50年前にこのデザインだったと思うと、すごく素敵じゃないですか!このシンプルすぎるデザイン、渋い色づかい・・・
現行商品の赤、黄、青、緑の原色使いもいいんですけど、この記念シリーズはとっても現代風シンプルさできっと好かれると思うので、ぜひとも定番になってもらいたいものです。

最近は、コンビニや駅の売店でさえも買うことができるこのA6サイズのマルマンスパイラルノートは、学生時代は自然に近くにいて使ってきましたが、この50年前のスパイラルノートが日本発のリング綴じノートだったそうです!

そう考えると、とっても記念碑的な商品だったのですね〜。

自分の中での初リングノートの記憶は、中学に上がったときの英語罫ノートと英単語ノートかなあ。英語の勉強は他の教科の数百倍大好きで、ノートも精魂込めて作っていたため、実はいまだに取ってあります。昔のノートをたまに見返すと、よくもまあ、けなげに頑張ってたね、あんた…と声をかけてあげたくなります。

marumanのノートは、紙質がとっても好きで、こういう手頃なノートであっても万年筆でもいけるぐらいの安心さがいいのです。このノートの罫線は、鉛筆で引いた線のようなはかなげなグレイ。そこに鮮やかな青字インクで書き込むと、ほんときれいなんだ!

表紙もシンプルなので、何かを貼ってカスタマイズするとさらに自分のものになってくれそうな素敵なノートです。

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