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April 2010

Thursday, 29 April 2010

Pelikan griffix

20100429

ペリカンの子供用万年筆と言えば、PelikanoやPelikano Juniorがありますが、おそらくそこへ到達する前の年齢層を想定していると思われる、とても楽しい子供用筆記具入門シリーズをドイツで見つけました。

それはgriffixというシリーズです。

文房具屋さんの店内で見つけたとき、はじめは全て同じ商品の色違いとしか思わなかったのですが、よくよく見たら、ペンが4種類もある!と一気に興奮が高まりました。

サインペンから芯ホルダー、そしてローラーボールを経て万年筆にステップアップするという4段階設計になっていたのです。
サインペン以外の3つにはそれぞれに右手用、左手用とラインナップが揃っていました。さらには、4ステップの筆記練習帳も用意され、ど迫力な一大売り場を形成していました。

色もピンクやブルー、そしてバイオレットにカーキと、どれも楽しい色使いで、どれかの色で4段階全て揃えてみたい衝動にかられましたが、そこはぐっと我慢して芯ホルダーのピンク色軸だけ買って帰ってきました。(PelikanoもPelikano juniorも家に数本あるしなあ・・・、と理性が過剰に働いてしまったのですが、やっぱり全部買ってくれば良かったな、と今さら後悔。)

子供の成長にともなって、筆記具はサインペンから芯ホルダーにステップアップする、という感覚は、日本人の自分からすると、なんとなく逆のような気もしてしまうのですが、ドイツではそういう順序なんでしょうか?
自分のおぼろげな記憶では、はじめに鉛筆のほうが身近にあったように思えますが、こういう文化の違いも興味深く感じます。

ペンの頭の部分の白いボタンのようなものは、取替え式ワンポイントキャラクターです。さるとさかな、2種類が標準で添付されていました。(別売りで他のデザインも買えたりするのかな?)
こういうカスタマイズは、こどもをうきうきさせるでしょうね。(おとなも・・)
そして、お名前シールが付属しています。このあたりは、「お道具」な感じをかきたてるので、じつに楽しい要素だと思います。

さて、子供用の筆記具とはいえ、使ってみるとこれがなかなかに使いやすくて、驚いています。
深く彫られたくぼみに指を当ててペンを持つと、自然と最適な握り方になるのはPelikano juniorと同じ仕組みですが、このgriffixは、Pelikano juniorよりもかなり深いくぼみが作られていて、そのために非常に握りやすいのです。

これだったら、握力の弱いお子様でも快適に使うことができそう。もちろん、大人でもこれは使いやすいと思います。太軸のおかげで長時間使っていても疲れにくいので、たくさん書く勉強用に使っています。大人の方にもぜひおすすめしたい!(ああ、考えれば考えるほど、やっぱり数本買ってくればよかったんだー、うっうっ)
日本でも取り扱いが始まれば良いなあと思います。

このように完璧に用意されたシリーズに自然に接していくことによって、筆記具に馴染み、万年筆を使うようになるというドイツの筆記文化にとっても興味を持ちました。
ドイツの家庭の中で、子供たちは実際にこの楽しげなペンたちをどんな風に活用して成長していくのか、ぜひとも覗いてみたいものです!

ところで、Pelikano万年筆は今年で発売50年なんですね。NEW Pelikano 2010として新しいデザインになるようで、なんだかとっても近未来的な感じになっています。
そして、50年間のデザインの変遷が見られるサイトがありました。昔のデザインや素敵な色づかいのがあったりして、50周年を記念して旧デザインも復刻・・・なんてことになればいいのになあ、なんて思いながらヒストリーページを楽しみました。

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Sunday, 25 April 2010

包み込む手帳でスクラップノート作り

2010042602 今度行きたいお店や場所のスクラップを、そのまま外出に持ち出せるような仕立てで気軽に作れないかなとずっと考えていて、システム手帳にストックしてみることにしました。

システム手帳にしたのは、エリアごとに並び替えたり、場合によっては中身だけ連れて行ったりできるのが便利かなあと思ったためです。

雑誌に載っていた行きたい所がいろいろありすぎて整理に困り、いざ時間が取れたときには「あのお店、どの本に載ってたっけ?」と情報に到達するのも一苦労、という整理下手をなんとかすべく、お気に入りの手帳にその任務を担ってもらうことにしました。

選んだのはknoxbrain(ノックスブレイン)「包み込む」シリーズのオーガナイザー、バイブルサイズです。

このシリーズ、以前に店頭で手にとってみて、あまりのベルベットな手触りに結構びっくりしたのですが、なんというか、非常にウェッティな革なんです。水分量多めといいますか、なんとも吸着感のある表面をした革で、”手に吸いつく~!"とちょっと怖い感じの手触り感ですが、なでなでしているとそれがとっても心地良くなってきたりする不思議な革なのです。

素材感としては、土屋鞄のオイルヌメシリーズに似ているかも。でも、こちらの方がしっとり感はさらに高めな感じです。

色はデザートというベージュグレーなお色を選びました。最近、knoxbrainの革小物はベージュ、アイスグレーやこのデザートなど、乾いた控えめの色が豊富に揃っているので、色おさえ目気分で小物を持ちたい心境のときには、ここの棚をよく見てしまいます。普段は、革小物は断然ボルドー系が多い私ですが、時折こうやって無彩色にそこはかとなく惹かれるときがあります。

中身の金具は、16mmのやや小さめリングで、密かにうれしいKRAUSEのパーツが使用されています。三つ折りのカバーに巻かれた革紐は、くるっと金具に巻きつけて留めるという”事務封筒スタイル”です。このレトロ感あふれるスタイルも、実はこの手帳にひかれてしまった理由です。

三つ折を開いた内側には、切れ込みが二段あり、上段の背の高い方には万年筆や定規などをしっかり収納することができます。下段の背の低いほうにはミニはさみや付箋などを入れておくと、切り貼りにも便利かも。

紐で巻くスタイルのお蔭で、多少、内容物がふくれ上がってきたとしても、それはそれで味があっておかしくないかもしれません。もしもそうなってきたならば、ポーチと割り切って、どんどんいろんなものを詰め込んで使うのもいいなあと思っています。

革がしなやかでかっちりした感じはなく、手帳を持っているというよりもノートがそばにあるような気分なので、構えずに楽に使えそうで、そのあたりはトラベラーズノートの気楽な存在感に通じるものがあると思います。トラベラーズノートは、長めの旅の時には持ち出して、現地で貼り付けたり、旅日記を宿で書いたりするという使い方ですが、それまでの予習を主に担当してくれるのがこの「包み込む手帳」、といったチームワークになりそうです。

このオーガナイザーのちょっとうれしかったおまけの出来事は、付属品として同素材のカードケースがついていたことです。本体の内側の切れ込みに収納して使うことも、取り外して単体で使うこともできます。付属品と呼ぶにはとても豪華なしろもので、これはさっそく独立させて、通勤の定期入れとして使ってみることにします。

日頃、綴じ手帳を使っているので、システム手帳用の素敵なレフィルの数々を使うチャンスがなくて残念だったりするのですが、家にいろんなレフィルの在庫があるので、それを今回使うことができるのも、わくわくしているところです。
今、この手帳にセットしてみたのは、Bindexのホワイト無地レフィル。このレフィル、「経済的な100枚パック」ではありますが、そこは能率手帳が誇る「オリジナル能率手帳用紙」を使用、と謳われるだけあって、万年筆のインクが本当にきれいに発色するありがたい紙なんです。お店の情報などを極細の万年筆を使って書き込んで行くのが楽しくて楽しくて、スクラップがいますごい速さで進んでいます。
連休には、これをもっていろんなところへ出かけるのだ!

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Saturday, 24 April 2010

STATIONERY magazine No.006

20100424

ついに6号となった、ステーショナリーマガジン No.006を買ってまいりました。

最近は、発売日に職場に届けてもらうよう予約をしています。それは便利で良いのですが、他の人の注文した本と一緒に、職場にまとめて届くことに加え、袋に入らずそのままやって来てしまうので、何を読んでいるかがいつもバレバレなのが困りもの。
(上司も鉄道ファンと鉄道ジャーナルを両方購読していたりしますが・・・。2冊の違いを熱く説明されたけど、忘れました。)

席まで運んできてくれる同僚は、「また文房具の本?」と思っているに違いない。

しかも今回は表紙に、「文房具が大好き」とでかでかと明示されているではありませぬか。もう、言い訳のしようもありません。だって、本当に文房具が大好きなんだもん!

さて、途中、こらえきれず電車の中でも広げ、家に持ち帰り、ようやく何周目かを読み終わりました。

読後の(食後の?)感想はというと、満腹感と飢餓感が同居する、不思議な感覚に包まれています。

いつもと同じく、最新文具からちょっとコアな業務用商品まで、筆記具・各種お道具・紙製品・机上用品などをまんべんなく網羅した内容とともに、日本各地を代表する奥深い文房具屋さんの紹介もあり、それはそれは果てしない文房具世界を一冊に凝縮した感じ。

次々とページをめくりながら、「わあ、これ欲しい」だの「見に行きたい!」だの、はやる心を抑えることは難しい作業ではありましたが、それと同時に「文房具、家にいっぱいあるな・・・」ということもあわせて思い知らされました。

”文房具好き”たる者、次々と新しい品物を導入して、その新たな使い心地に酔いしれるのも至福の歓びかとは思いますが、それと同時に、やはり、持っているものをしっかりと活用してなんぼ。ということを自省を込めて胸に刻みました。
そういう意味合いにおいては、文房具屋さんに駆け出す前に、この本をじっくりとめくり、「ほんとーにいるんだな?ちゃんと使うんだな?」と意思確認をしつつ、時間をかけて文房具選びが出来る、そんな使い道をすることもでき、安心・安全な一冊かと思います。

とかいいつつも、気になる商品がたっくさんあったので、紹介します~。(←全然こりてない!?)
まずは、究極シンプルな板チョコ風お姿がかっこいい、キヤノンの黒い電卓「X-Mark I」。仕事ができそうで迫力有り!ナガサワ文具センターさんにて取り扱っているそうなので、今度、面会に行くことにします。それにしてもオープン価格って、いったいおいくら程度なのかしら?

そうそう、ナガサワさんといえば、「文具基地」として誌面で紹介されていますが、ショーケースの写真に写っているピンクのiPhoneケースは、このあとうちにやって来ました・・・

そして、11本の白いペンばかりを集めた特集も、斬新な企画でとっても気に入ったページです。長い間、シャーボXが欲しくて、でも本体の色を決められなくてずっと迷ったままでいたのですが、このページを見たら「スパークリングホワイト」にしよう!と心が決まりました。
他にも、このページではペリカンのボールペン「K205ホワイト」や、アウロラのボールペン「ホワイトクリーム」あたりの白の美しさに、きゅんきゅんしているところです。

他には、このムックの何気ない得意領域かと私は思っているのですが、意外な攻撃が今回も面白かったです。気を許してページを進めていたら、「砂時計」とか、「梱包用文具(文具って言うの?)」など、いつぞやの「パイプスタンド」に似た衝撃が・・・道具好きには、こういう変化球がたまらなかったりします。
何に使うのか私の生活の中では思いつかないのが寂しいですが、「プロトラクター」(角度計)などは、分度器と定規がドッキングしたようなフォルムが愛らしすぎて、こればっかりはすぐにでも買いに走りたい気分です。

などなど、思いはつきませんが、最後のほうまで読んで、表紙の謎が解けたことがひとつ。
なぜ、ロンドンの地下鉄の案内板が表紙に?と思ったら、「世界の鉄道文具」のコーナーがありました。ドイツの駅で売られている鉄道グッズも載っていたりして、冊子の最後に旅気分をお見舞いしてくれたのが最高でした。
そして、また旅に出かけたならば、世界の鉄道文具、連れて帰って来よう!と決意も新たにしました。

実は私、いろいろと鉄道文具を隠れ買っていまして・・・(関西の私鉄も、面白グッズを次々と出してくるものですから・・・)

今回も、まるごと一冊、楽しませていただきました。気が早いけど次号も楽しみにしています!

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Saturday, 17 April 2010

タイムスタンパーなるもの

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いつもかかっている皮膚科の先生が、診察の終わり際になると「はい。じゃあ、いつものお薬出しておきますね」と言いつつ、カルテに”がっちゃんこ”と押す物体がありました。

それは卓上デジタル時計にしか見えない姿をしているのに、日付のみならず時刻となにやら文字までカルテの上にプリントしているように見えたのです。

調べてみると、それは「タイムスタンパー」というもので、主に医療用として使われているしろものということでした。

発売元はなぜかシヤチハタで、はんこのことを調べていたら偶然その販売サイトに行きついてしまい、タイムスタンパー熱がまた上がってきてしまいました。

そして最近、仕事ノートにはいろいろなことをいろんなページに飛び散らせて書くことが多くて、日付の書き込み等、もう少し楽しく行えないかしら・・・と思っていた気持ちに、このタイムスタンパーがまさに食い込んできました。

他にも、これがあれば、電話のメモにもいちいち日付や時刻を書かなくても済む。付箋に押して、それを読みかけの資料や本に貼っておけば、目次や読書管理にも便利かも?お手紙や文書には日付だけでなく時刻が書かれているほうが臨場感があって印象的、とどなたかが言っていたような。封緘に使っても楽しいかも~!
・・・といった様子で、こんな風に使いたい、の妄想はふくらむばかり。

楽天にある医療・福祉用品専門の店で同じ商品を扱っていたので、思い切って購入してみました!

ついつい、一緒にナースウォッチまで購入してしまいました。ナースウォッチはチェーンのついた懐中時計で、これがほしくなってしまったのは、先日見たシャーロック・ホームズの影響によるものと思われます・・・どうしてもチェーンつき時計が欲しかったのです。(でもさすがナースウォッチ、脈拍も測れて便利なんですよ♪)
ポイントで節約するどころか、逆に散財してしまいました。

さて、当のタイムスタンパーですが、見た目はなんとも地味なデジタル時計で、お医者さんが実際使っているのを見なければ、きっとここまで欲しいとは思わなかったでしょう。

実際、飛ぶように売れる商品でもなかったらしく、添付されていたボタン電池は、絶縁材がついているにも関わらず既にパワーダウンしていて初期設定ができず、だっ大丈夫か?と心配になりました。
やっと今日、新品のボタン電池を買ってきてセットしてみると、問題なく動き始めてくれました。

時計の下がプリンターになっています。プリンターというとすごいものに思えますが、タイプライターの機械のような感じです。紙に押し当てるとスイッチが押し込まれてプリンタ部分が動くしくみ。実際の日付と時刻、そして「FILE」「IN」など、7種類の中から単語を選んで印字することができます。時刻なしにしたり、単語なしにしたりと印字内容も選べます。

実際押してみると、文字のスタイルが可愛いんです、そしてインクが紫色というのもまた綺麗で、とっても気に入ってしまいました。字体は、タイムカードの文字のような感じです。あまりに楽しくて不思議で、いろんなところに押しまくって遊んでしまいました。
なんといっても、回転印のように日付を合わせる作業も不要で、さらに時刻まで入ってくれるのがなんだかいいじゃありませんか!

唯一の弱点は、プリント時、やや大きめの機械音がするところ。(しかもその音は以外に長い・・・)
静かなオフィスであれば、この音がしたら若干目立つかと思います。きっと我が職場でもそうなるでしょう。周囲の方々、”また変なもの使ってるな”と温かく見守ってくださいね・・・

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Friday, 16 April 2010

葉っぱの色で・・・5月のインク

20100415

先月、大阪のうめだ阪急で開催されたイベント「I LOVE PEN , I LOVE LETTER」に行きました。

外国からやってきたお手紙用品や日本未発売ボールペン、そしてセーラー×阪急限定万年筆「花梨」などが見られるというので、意気込んで行ってみました。

お手紙用品はカード類が多く、見ているだけでも目の保養になりました。いろんなカードセットがありましたが、カードって、小さなスペースに気のきいた言葉を書かなければ!とプレッシャーがかかり、本当は気軽に使うものなのに、私の場合、逆に気負ってしまうんだなあ・・・と、さんざん見たあげく、買うのを諦めました。
こういうのをさらっと使いこなせる大人の女性、憧れるわ~!

そして「花梨」の万年筆は、やっぱり、かなりの迫力がありました。花梨の木って、わりと色が濃いんですね。そのためかとっても落ち着いた印象で、ゴールドの金具と木の表情がとても似合っていてかっこいいなあと思いました。

桐箱に入り青いベルベットに包まれたその万年筆は、背の高いショーケースに飾られていたこともあり、神々しい感じがしました。お値段とともに「簡単には手が届かないのね」と納得してしまいました。でもとても美しくて手にあたたかそうで素敵な万年筆でした。限定30本ということだから、もうとっくに売り切れてしまったかな?

さて、この日はちょうど、石丸さんのインク工房がある日でした。
着いた時はちょうど席が空いていて、すぐに座席に案内されました。前の人のオーダーする色の話とか、石丸さんとのやりとりを聞きつつ、順番を待つのも好きなんだけど、今回はあっさり通されたので、まだ心の準備が万端ではありませんでしたが、ただ、色は「葉っぱのみどり」というのだけは心の中に決まっていました。

「今日は、どんな色になさいますか?」と相変わらずジェントルな口調で尋ねられ、「今日は、みどりな気分なんですよね~!」と答えると、「みどりですね(にっこり)」と、サンプルシートのみどり色のあたりを見せてくださいました。そのなかで明るく澄んだ葉っぱのみどり色が目に入ったので、「こんな色で!」と即決しました。

子どものころに葉っぱを石でこすってインクをつくり、小枝でお絵かき帖に書いた(←山育ちなもので・・・)、そんなみどり色にしようかと。相変わらずイメージ勝負です。

真剣に調合中の石丸さんに「邪魔かなぁ」と思いつつ話しかける。「今回はどんなオーダーが多かったですか?」と尋ねると、「ああ、そういえば今日は、ここまで全部ピンクでしたね。そう。全部。でも昨日は、ブルーが多かったです。不思議ですね」とお話してくださいました。そうこうするうちに、「こんな感じでどうでしょうか?」と早くも調合ができあがりました。恒例の、ふでDEまんねんで白い用紙に試し書き。

石丸さんがはじめに作って見せてくれる色は、たいていひと目で気に入ってそのブレンドに決めることが多いのですが、今回もTake1にて決定でした。明るい葉っぱ色が一瞬にしてできあがってしまいました。

そんなマジックに酔っていたら、石丸さんのあの殺し文句が!
「このインクに名前をおつけになりませんか?」そうだ、この大仕事が残ってた!あまりにもスピーディーに完成してしまったため、まだ名前を考えていなかったことに気がつきました。

「わー、つけますつけます。んー、しかし、どうしようかな~」とそこへ、さっきまで聞いていた曲のタイトルが頭のてっぺんに浮かんできました。よし、これだ!季節もぴったりだし。

かくして今回の葉っぱのみどり色インクは、「Mayday!」と名付けられました。ラベルをかいてもらう時、はじめのMは大文字で、それから最後にびっくりマークもつけてくださいね、とお願いしたら、びっくりマークですねと、ふっと笑われた・・・

「どうぞお楽しみください」の言葉とともに手渡され、これでオリジナルインクは4つめになりました。
ちなみにこれまでつくっていただいた色は、初めが白いピンクの「櫻餅」 、2つめと3つめは小鹿色という色名でその名も「バンビ」に、これまたそのまんまぶどう色の「おいしそうなぶどういろ」。
・・・ってあまりにもネーミングにひねりがなさすぎでお恥ずかしい~。

そして、インク工房ではまだあおいろ系統を作っていただいたことがないんだなあ。これは意外でした。

カラーサンプルの中にもみどりに少しだけ転んだブルーがあって、思わず、この色きれい!と言ったら、石丸さんが「この色は、海の中から海面の方を見上げると、光と合わさってこんな風に見えるので、それをイメージした色なんです」と説明をしてくださったのですが、石丸さんってもしかしてダイバーなのかしら?と思ってしまいました。(尋ねればよかった・・・)

それにしてもなんてロマンチックな色。そのインクにつけられた色の名前は忘れてしまったのですが、今度また機会があれば、初めてのあおいろオリジナルインクには、その色をオーダーしたいなと思っています。

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Tuesday, 13 April 2010

ロンドンで買ったHarrods Diary

20100413

昨年、帰国間際にロンドンのヒースロー空港のハロッズショップで見つけたちいさな手帳です。深い緑色がまさにハロッズの色。

発見したとき、やったー!と喜んで、一瞬で買ってきましたが、後でよくよく見てみると、大好きなLetts製だったことがわかり、二重の喜びでした。

手のひらに乗ってしまうほどミニサイズの手帳ですが、素材はしっかりと革です。この革がまたふわふわで幸せ。そんな本格派手帳ではあるものの、お値段はエアポートプライスで£7.75でした。買った頃のレートだと、1000円と少し。来年もなんとかして買えたらいいのになあ。(スマイソンの仕入れも兼ねて、また行くしかないかしら?)

内側は、ほんのりとクリーム色をした紙に、ダークブルーとグレーのみを使った文字やラインの印刷。その控えめでいて有無を言わさぬ完成度には、もう感服するしかありません。こういう色あわせって、なかなか出会えないのです。

こんなちいさな冊子ですが、背にはボールペンも付属していますし、小口にはまぶしいほどの金付けがなされています。そして細いリボンのしおりつき。

中身は見開き一週間のウィークリーページです。付録として16ページに渡る世界地図とロンドンの国鉄・地下鉄の路線図が収録されていて、これを見るたびに「旅に出たい!」という想いは、いやおうなしに高まるのです。

それにしてもLettsの紙は、なぜこんなにも万年筆の筆跡が格好良く思えるような、憎いインクの乗り方をするのでしょう!スマイソンの紙も素晴らしいけれど、Lettsの、特にクリーム色の用紙はまた違った魔力、いや魅力を持っていると思います。この紙に、濃い青色のインクを乗せた時の筆跡の濃淡といったらもう、「万年筆で書くことを知っていてよかった!」と思いたくなるぐらい、芸術の域に達してしまっていると思います。(好きすぎるあまり、どんどんオーバーな表現になってきました)

この深緑と金色という色合いは、旅で訪れたウィンザー城のリーフレットと同じものでした。そしてハロッズの紅茶缶とももちろん同じ色で・・・。
ハロッズのサイトを見ていたら、こんなアドレス帳があって素敵だなあと思いました。淑女な感じ。中身の印刷色合いが似ているので、きっとこれもLetts製だと思います。いいなあ、見に行きたいなあ。

イギリスにまた行きたいな。ここ数年はドイツづいていたけど、ロンドンも本当に楽しかったのです。またあの美しい英語を聞きたい。巨大観覧車ロンドン・アイに乗って夜景を見たい。ロンドン交通博物館にも行きたーい!と、紅茶を飲みながら、次の休暇の事を画策するのでした。

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Saturday, 10 April 2010

MD用紙のお手紙セット

20100410

うららか陽気に誘われて、文具屋さんに行ってきました。季節に関わらず行っていますが。

今回買おうと思っていたのは、MDノートと同じ用紙を使用した便箋と封筒のシリーズ

本のように、横に開く表紙がついている便箋と、薄紙の中袋がセットになった封筒です。表紙に書かれた名前は「オリジナル用紙 便箋」「封筒」って、飾り気もなくてどこまでもシンプルなんです。

そしてデザインも”MDシリーズ”らしく、そっけないほど素朴な見た目なのですが、そこがなんとなく、日常の中で気負わずお手紙を書いたらいいんだよね、という気にさせてくれます。

早速、春の切手のストックの中からチューリップの絵柄を選び、最近、東のほうへ引っ越していった姉に、写真と手紙を送りました。

MDノートをご愛用の方なら、どの万年筆とMD用紙の相性が良いか、普段の活用の中である程度調子をつかんでいるでしょうから、このお手紙シリーズを使う上では、それはちょっと便利なポイントかもしれません。

便箋あるいは封筒と、インクの相性。お手紙の気合いって、そこにあるような気がします。季節や気分にあわせてインクを選び抜き、お気に入りの便箋に書き始めたのはいいけれど、思っていたようにインクが乗らないとか色の表現がいまひとつで筆が止まる・・・そんなことが私はよくあります。このお手紙シリーズだと、そういったこともぐっと減らせるのではないかと。

お手紙に使う万年筆とインクは、季節によってはインク工房で作っていただいたオリジナルインクを使うことも多いですが、なんだかんだいってもよく登場してくる定番は、ロイヤルブルーのインクを入れたモンブランマイスターシュテック145の細字だったりします。MD用紙のクリーム色に、ロイヤルブルーの、深みがあるけれども重たくも軽くもない彩やかな青というのは、本当にいいコンビだな~と思います。

このシリーズでもうひとつ賞賛すべきはその価格設定だと思います。便箋に関しては、私の買ったA5サイズでは40枚で税込み399円と、実に親しみやすい。そんな気軽な存在でありながら、そのくせ、表紙を折り返したところに封筒を挟んでおけるようになっていたり、その折り返し部分には季節の挨拶など、お手紙の基礎知識が添えられているという小技が・・・。
書き味が素敵なだけでなく、そのあたりの「ちょっとした気遣い」がにくい!なんと親切な商品かと、感激しました。

封筒はA5サイズを二つ折りでおさめることが可能な洋2サイズで、6枚入り税込315円。薄紙封筒が6枚、別になった形で入れられているので、自分で必要に応じて二重封筒にして送ることができます。二重封筒って、大人な感じがするから好きなんですよね~。

気のきいたしあわせ書き心地なお手紙用品が手許にあるだけで、筆まめな春になりそうな気がします。

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Monday, 05 April 2010

ドイツの思い出とLAMY balloon

20100403

2006年のクリスマスから年末にかけて、ドイツを旅しました。ドイツへはそれまでも何度か行っていましたが、行き先はほとんど雪山地域ばかり。しかしこの旅は、それまでと違い、比較的都会な街から街を、鉄道でめぐるというものでした。
(それを日本でたとえて言うなら、外国から成田に着いて東京にも寄らずそのまま白馬へ行ってスキーだけして帰国、という旅ばかりだった人が、成田から東京へ→鎌倉→名古屋→京都→大阪→関空から出国、という旅を初めてした、というところかな・・・)

ドイツといえば、MONTBLANCを筆頭に、LAMY、Pellikan、そしてFaber-Castellなどなど名だたるメンバーを産み出した、国じゅうが文房具の聖地のような素晴らしいところです。旅の記念に、ペンやノートをいくつも買い込む気満々で、うきうきと足を踏み入れました。

旅の前半は一人旅だったので、文房具屋さんに雑貨屋さん、そして郵便局、めいっぱい巡るぞー!と意気込んでいたのですが・・・

ドイツといえばクリスマスマーケットというイメージが強かったため、クリスマスの期間中でもなお、街中はお祭りモードで盛り上がっているのだと勝手に思い込んでいた私でしたが、それは完全なる勉強不足でした。

ドイツのみなさんは、クリスマスを迎えるまでにそういったマーケットで準備に必要なものをそろえ、クリスマスの期間は家族でゆっくりと家でお祝いほしながら過ごすのだそうです。よって、街は完全に休暇に入ってしまい、魅惑的なお店もすべてお休み!

哀れな旅行者は、きっちりと扉を閉ざした文具店のガラスにはりつき、誰もいない暗い店内の奥にかろうじて見えている魅惑的な商品の数々を、指をくわえて眺めていました。「誰か、お店に忘れ物を取りに来たりして、店が開いたりしないか? しないな・・・」と淡い期待を抱いたりししつつ。

結局、長かった(←っていっても数日間)クリスマス休暇の間のおあずけ期間を経て、営業を再開したお店にようやく立ち入ることができました。このLAMY balloonは、その時に初めて購入した、思い出の一本です。

見た感じ、safariと同じようなスタイルで、軸のカットも同じです。一見、万年筆っぽい姿ですが、ローラーボールです。色つきガラスのような濃い青色が綺麗で、白いクリップとはっきりしたロゴのプリントがとっても爽やかに目に映り、ひと目でとても気に入って選んだものです。標準でついていたインクの色はブルーでした。ちょっと渋めの青で、見た目ポップな感じの割に、大人な色が中に入っていろんだなあと意外に思いました。

これまで箱に入れて、使わずに大切に保管していました。というのも、このballoonは長いこと日本未発売だった上に、レフィルの形状が独特だったので他のものを転用できそうにもなく、インクを使い切ってしまったらいやだなあと大事に大事にしまいこんでいたのです。

最近になって日本でも取り扱いが始まったようで、このカラフル軸に店頭でも出会えるようになりました。これでもう、レフィルが切れたとしても日本で買うことができるので、大手を振って使うことが出来ます。

このあおいろボディのほかにも、赤、オレンジ、緑とカラフルポップな軸色が揃っているので、カラーレフィルがあるのなら使い分けてみたいわ、と思ったら、インクはブルーのみでした。
1色のみというときにそれがブルーだというところが、とってもヨーロッパな感じがします。

ローラーボールは、万年筆「ぽく」たっぷりインクで書きたい気分で、なおかつ、万年筆を取り扱いしづらい場面のとき(ってどんな時?電車の中とか?)に活躍するので、たいてい、何かしら一本はかばんの中に入っています。

LAMYのサイトでも、「ちょっとしたメモや、短いお手紙、すばやく書く覚え書き用に」と紹介されているので、このballoonは、ドイツの子供たちがsafariを手にお習字を習うのとあわせて、実用的に使っているのかもしれませんね。

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Sunday, 04 April 2010

しあわせ手触りのiPhoneケース

20100404

2月に”ただとも”に勧誘され導入して以来、iPhoneは「音楽も聴けるちいさな外出用パソコン」として大活躍しています。
バンクーバーオリンピックの開催中は、リザルトを見るのにも便利でしたし、つい後回しがちになり滞ってしまう勉強系ブログなども通勤途中に見られるようになり、使いみちはなかなか奥深いですね。
しかしまだ、使いこなし度としては40%ぐらいかと思います・・・いやもっと低いかも。まだまだ研究が必要です。

本体の活用研究もさることながら、なんでもカバーを着せるのが大好きな私にとっては、カバー選びの対象物がまたひとつ増えた感じでいろいろ目がいってしまい、そちらの方が困りもの。

とかいいながら、新年度のお祝い(?)という名目で、このたび、ワードローブが一着増えました。

新しく迎えたのはMAISON TAKUYA(メゾンタクヤ)の山羊革ケースです。濃いピンクの革で、Indian pinkという色名だそうです。
ショーケースの中の、この綺麗なピンク色に目を奪われてしまったのが運のつきでした。

このケース、iPhoneを下半分のみで受けとめるような形で、iPhone本体の全面のシルバーの縁部分にはカバーがかからないほどミニマムなつくりです。それなのに本体にがっちりはまって、ケースと本体が一体であるかのような安心感があるのは、iPhoneの曲線に完璧にそったカーブをしているから。ひとつ別のものをつけているような感じはなくて、自然に手になじむ密着感があっておもしろいです。

そして、素材に使われている山羊さんの革の手触りは、ほんのちょっとクッション感があり、なんともいえずソフトでしなやか、あたたかな気持ちになります。手帳にしてもノートカバーやブックカバーにしても、革の小物が大好きなのは、こういった手触りが楽しくて使っているんだなあと、あらためて思いました。

私のiPhoneは白で、裏側の陶器みたいな白いデザインもとっても好きなので、本当はそのまま使いたい気分なのですが、保護のためにはやはり、少し厚みのあるカバーを着せておくのが安心だと思います。というのも一度、iPhoneが手から滑って落下し、黒×白のファブリック張りケースがカパーンと外れ、iPhoneがアスファルトの路面に飛び出たことがありました。「わあああ~!」とあわてて走り寄り、拾い上げ確認すると、幸い、本体にもケースにも支障はなかった(と思いたい)のですが、あれがケースなしの生身だったら・・・と想像するとやっぱりこわい。

このケースのことが、昨年末に出ていた「趣味の文具箱 vol.15」にも紹介されていたことに、今になって気がつきました。この本が発売された当時は、iPhoneを持っていなかったので、完全にノーマークだったんです。その隣ページのPOSTALCOのメジャーテープキーホルダーは、かなり食いついて見ていたんですけどね。

この時の記事に一緒に載っているアリゲーターやオーストリッチ仕様の実物たちも見ました。かなりの風格、存在感があり、とっても格好良かったです。それに、革にでこぼこが多い分、手にしたときのホールド感はさらに良いかもしれません。が、お値段も格調高いので、これはいつかのお楽しみに・・・

山羊革のほうはカラーバリエーションがいろいろあるので、色であそぶ楽しみも多いのですが、夏になったら明るいブルーのような色をカバーのワードローブに加えたくなりそうで、それが今から心配です。

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