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Friday, 14 May 2010

トリコロールの夏サファリ

20100514

LAMYのサファリは、普段の生活の中、特に家以外の出先で使うのに気兼ねなく持ち出すことができ、重宝している万年筆です。

サファリの中では特に透明軸が好きです。お気に入りはEF。透明軸の何がいいかというと、万年筆であれば首軸内、ペン先付近のインクがたまっている様子が透けて見えるところ。

インクの色によって(それは特にターコイズ~マリンブルー系統のインクで圧倒的に綺麗)、透明な壁の内側に見えるインクの動きや、軸の内壁に付着したインクの色を見ているとうっとりできるんですよ~。
おひさまの方向にかざしたり、白い紙の上に置いたりして味わっているさまは、はたから見たら変な動きだろうなとは自分でも思います。

ドイツに行く際に透明サファリ万年筆をトラベラーズノートにはさんで持っていったのですが、機内でそおっと様子を見てみると、気圧の関係なのか、インクがカートリッジを抜け出して首軸の方へ全員移動していたので驚きました。

飛行機では気圧差で万年筆はインクが漏れる・・・ということを思い起こして一瞬ひんやりしましたが、透明軸なので漏れていないことも確認でき、意外な透明軸の利点にも気づいたものです。なんだか実験チックで面白かったです。

そして、サファリの透明軸の究極のかっこよさは実はボールペンにあると思います。当然、内部のボールペンレフィルがそのままばっちり透けて見えているわけで、そこがたまらなく素敵。ロゴの印字されたレフィルの素敵さといったら!
でも、ボールペンはたくさんあってそんなに減らないので、こんなに憧れているというのに、まだ家にはいません。いつもお店でうっとり見つめているだけ。そのうち何かきっかけがあれば買おうかと思います。

さて、きっかけといえば、春先のこと。これまで大好きな透明軸の陰に隠れていた色つきの軸でしたが、クリップの色が現行のブラックからシルバーへ切り替わるということを聞きました。
シルバーのクリップねぇ・・・なんとなく近未来的なイメージがしてしまうなあ。断然、今の黒のほうが愛らしく思えてきてしまい、会えなくなってしまう前に!と決心し、赤い万年筆とペンシルをお揃いで買うことにしました。

赤軸サファリのセットを迎え入れてじっくり見てみると、これまでサファリの色つき軸に対してイメージで持っていたプラスチック的・派手派手な赤ではなく、結構落ち着いた渋めの赤だったので、とても意外な感じがしました。なんだ、すごく素敵じゃない!
これまでの低評価への非礼を心の中で詫びるとともに、この軸が銀色クリップになったらさぞかし別人ぽくなってしまうんだろうなあという寂寥の念がよぎりました。いなくなる前に、出会えて良かった。

すっかり赤軸とも仲良くなったところで、万年筆には、ナガサワ文具センターさんのKobe INK物語「波止場ブルー」を入れて使い始めました。ちょうどこの頃、今年の春先は暦に似合わず寒さが続いていたこともあり、初夏を先取りして、太陽の赤い軸・海の青色インク・そして白い雲(・・・を担当するのは、紙)で「海のトリコロール」で行ってみよう!と夏色気分でファーストインクを選んでみました!

波止場ブルーを入れたこのEFの赤いサファリは、これまで使っているサファリのEFの中では一番太めの筆記線でした。国産で言うならば、Mまでは行かないけれどその一歩手前ぐらい、と言っても良さそう。セーラーのインクを入れてここまでフローが良いというのもなんだか珍しいかもしれない。ただそのお蔭で、波止場ブルーの軽快なあおいろを豊富な濃淡つきで楽しむことができて、これはこれでよかったなと思っています。

ペン先の紙への当たりは、ここはいつも通りのサファリといった感じで、鉛筆のようにきりっとしていて、しゅっしゅっと紙の上を滑る音がDSの「えいご漬け」の効果音のよう。(そういえば最近、全然”えいご漬け”になっていない・・・)この音、古株のサファリからはもはや聴かれなくなってしまった音なので、新たなメンバーとの違いを実感することで、古株が順調に成長していたんだなあと気づかされます。

紙の上を滑る音がしても、決して紙面に引っかかることもなくスムーズに書き進められるところは、やっぱり潤沢なインクの流れによるもの? いずれにしても、今回もいい子がやって来てくれたのでよかった。

そして、インクについて。この波止場ブルーなんですが、色の持つイメージとしては、ネイビーブルーと呼ぶのが近そう。ブルーブラックとロイヤルブルー系統のちょうど中間あたりに位置する色だと思います。
ブルーブラックでは暗くなりがち、普通のブルーだと明るすぎてカジュアル度が高くなってしまう、といったシチュエイションで使うと非常にお行儀良しな感じがある色なので、仕事にも、添え状を書く時などに使ったりしています。
仕事の内容とはいえ、万年筆でお手紙書くのって本当に楽しいです。ちなみに、用件が少ないときに使うのは一筆箋が便利です。無理に内容を埋めなくて良いので助かります。40枚で315円というお値段が有難いMIDORIのMD用紙の一筆箋を職場の引き出しにしのばせています。

赤い筆記具なんて職場じゃ派手すぎるかしら、と思ったものの、これが全然。意外にさりげなく、普通に使えました。「いかにも万年筆!」という感じがしないところがいいのかもしれません。
かわいいなあ、赤いサファリ。殺風景な職場も華やいで見える・・・気になれる。このささやかな楽しみが、仕事を快調にしてくれます。
いや~、サファリって、本当に面白いですね!(なんだか淀川先生のような締めになってしまった)

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Comments

こんにちは。
サファリ、いいですよねぇ。気軽にガシガシ使えるので。

私も職場で使ってます。それも限定色オレンジ!!
毎日胸ポケットにさして出勤してます。

Posted by: kura | Saturday, 15 May 2010 at 12:20 PM

kuraさんこんにちは~。職場でお使いですか!仲間仲間!
胸ポケットにサファリ・・・なんて、それが似合うおしゃれな職場なんですねぇ。よいなよいな。
オレンジ軸も綺麗な色ですよね。これから、真夏にかけてオレンジサファリの元気な軸が似合いそう!

Posted by: はるる | Sunday, 16 May 2010 at 04:23 PM

はるる様
はじめまして!いつもblog(&つぶやき)を楽しく共感しながら読ませていただいています。
私も赤軸と透明軸サファリがお気に入りで、両方とも楽しく使っています。これからもよろしくお願いします!

Posted by: kikumaru | Monday, 17 May 2010 at 12:40 PM

kikumaruさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
いつも読んでいただいているなんて、うれしいです。(しかもつぶやきまで・・・)こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
赤軸と透明軸お使いなんですね~。どちらもいいところがあって、日常の中でもかなりの使用頻度になっています。
サファリ、本当いい子ですよね!

Posted by: はるる | Monday, 17 May 2010 at 10:06 PM

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