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Sunday, 09 May 2010

モリタ万年筆さんの水色万年筆

20100509 大阪のオフィス街に位置するモリタ万年筆店さんは、とてもこじんまりとしたお店です。車の往来も多い都会の通りを一本だけ入った場所なのに、店の中にいると不思議と懐かしい気分になります。

モリタさんには、これまでに何度か万年筆のお買い物でお邪魔しているのですが、先日、偶然、仕事で近くに行ったので、このお店のオリジナルとして販売しているセーラーのプロフェッショナルギアを買いに行くためにお店に立ち寄りました。
何度も行っている割には、相変わらず迷子になりましたが・・・。

このオリジナル万年筆は、60周年を記念して発売されたということで、とても人気のある商品です。
とても綺麗な明るく澄んだ水色をしていて、軸のサイズも普通、スリム、スリムミニと三種類あり、また、ペン先字幅もFからBまで4種類がラインナップされているので、使い方や好みに合わせていろんな選び方ができるのが便利だと思います。

それに、オリジナルの万年筆でありながら、定価から割引があって良心的(というか申し訳ない感じ)、スリムとスリムミニであれば、1万円以内で買うことができるという、なんともありがたいお話しなんです。

実は、このオリジナル万年筆はこれで2本目になります。既に持っているのはスリムミニのM。これが本当に使いやすくて、そして軸の色もさわやかで可愛らしく、とっても気に入っています。
自分の用途を考えると圧倒的に細字の出番が多くて、普段使いしやすいFで、コンバーターが使えるタイプでもう一本あったら便利だなあと考えて、今回は真ん中サイズに当たるスリムのFにしました。

お店はこじんまりとしていますが、店内を埋め尽くすガラスのショーケースには、すごい密度で万年筆やその他の筆記具が並べられています。そして、ショーケースに入りきらないのであろう筆記具たちが、箱のまま下からうず高く積み上げられるさまは、いつ見ても壮観としかいいようがありません。そんな中、目をハートにしてショーケースを覗き込んでいると、いつも「荷物、ここに置いてゆっくり見てくださいね!」と丸イスを差し出してくれます。

そんな圧巻の品揃えを誇りながらも、ここのお店の皆さんは本当に穏やかで親しみやすくて、そこもまた魅力のひとつなんです。お父さん・お母さんと息子さんがその日は勢ぞろいされていました。さらに、近所の人あるいは常連さんが、お父さんお母さんと楽しくお話されていて、小さな店内には人がみっしり。なんとものんびりとした空気を皆さん醸し出しておられました。
いつ行ってもお店に誰かお客さんか近所の人がいるのも、このお店のほっこりした空気ゆえの魅力だなあと思います。

その大量の万年筆の中で、とても気になった一本がありました。(一本と云わず何本もあったのですが・・・) これまでその存在は知っていたけれど、実物をじっくりと見せてもらったのは今回が初めてで、手に取ったらずきゅーんとやられてしまいました。
でもここはがまん。また今度までおあずけ!冷静になって考えよう・・・(誕生日は冬まで来ないしなぁ・・・)

さてこの万年筆にどんなインクを合わせようかとしばらく考えていましたが、色彩雫(iroshizuku)の露草を選ぶことにしました。この露草インクは、他のあおいろ系列のインクと比べてみると、結構、はかなげな青です。明るさはあるのですが彩やかさは抑えめ、淡めのあおいろという印象を持つ色です。

外国の万年筆も国産のもそれぞれに大好きなところがありますが、気軽にペンシースに差し込むぐらいの気の遣いかたで、気楽にかばんに入れて持ち出していけるのは、やっぱり、国産の万年筆だったりします。(あ、別に、国産のメンバー達に気を遣っていないわけではないんだよぉ~)

それに、はっ!と何かを思いついてバリバリ書きたい時、この、ちょっとだけ横に広いセーラーのペン先の形の頑丈さがなぜかとっても安心できるのです。キャップはねじ式なので、即刻筆記状態!には入れませんが、まあそこは忘れておくとして・・・

水色軸と露草インクで、初夏から夏への季節にかけて、いろんなことを書いて育てていくんだ!そして季節が夏に移ったら、思いきりあざやかな海色系を入れて使いたいなあと考えています。それが、南の島でのバカンスで書く日記とかなら最高なんだけどな・・・!

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Comments

はるる様

モリタさんのところに出かけたのですね。
私もあのお店にいる時間、至福です・・・ドルチェビータ他、憧れのペン達が無造作に箱に入ってあり、くらくらしますわ。

でも、小さいお店なのであんまり長居してはいけないかな~と、悩みます。
最初に出かけた時、やはり迷ってしまって、途中携帯からお店に電話したんです。すぐ近く、とのことでまた歩き出しました。
少し歩くと、初老の女性が道に佇んでいらして、恥ずかしそうに
「あの、今お電話いただいた方ですか」と、きっと息子さん言われて迎えに来てくれたんだと思います。
雰囲気が、実家で一人暮らしをしている母のようでした。
東京から大坂に出てきて日が浅いので、勝手がわからない自分にとって、とても嬉しいことでした。
それ以来、筆記具を買うときは、特段の事情がない限り、モリタさんのところで買おうと決心しました。

実は、今日もローラーボールを買いに行ってしまいました。三方いらっしゃいました。
ときどき、息子さん、もうちょっとお父様に優しく話してあげてとか思っちゃうんですけど、息子さん、不器用なのかな。
家族の温かさが感じられるお店ですよね。

Posted by: TAMAMI | Monday, 10 May 2010 at 07:20 PM

そうですね、きっと親子の飾らない関係なのかも。
でも、あったかい雰囲気ですよね~。
そして見知らぬ万年筆好きな皆さんと、店の中ぎゅうぎゅうになるのもまた楽しいですよ。

それにしても、お気に入りの筆記具、たくさん増えてTAMAMIさんめっちゃ楽しそう!

Posted by: はるる | Wednesday, 12 May 2010 at 11:01 AM

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