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July 2010

Saturday, 31 July 2010

けいたいはしばこふでばこ

20100731

空き箱が捨てられないたちで、いつも「これ、なにかに使えないかなぁ」と考えています。

箱や入れ物の、”無理やり”な使い道を考えるのが好きなんです。
使い道をひねり出したはいいが、開けて「ぎゃっ!こんなものが入ってた!」となることもしばしば。部屋の片付けをしていると、自分が仕込んですっかり忘れてた「空き箱爆弾」に遭遇するのは、けっこうスリリングで楽しみだったりもするという・・・

そんな自分は、お店に行ってもつい、本来の用途と違うことをわざわざ考えたくなります。特に無印良品でそれは顕著にあらわれます。あのそっけないシンプルさが、カスタマイズ精神を大いに刺激するのです。

これは、無印良品の「組立携帯用箸箱」なんですが、お店で見たときに「ミニサイズのふでばこだ!」と、思ってしまいました。

(買ったのは少し前なので、素材などはもしかしたら変更になっているのかもしれませんが、現行商品はこちらです。)

正しくは、携帯用のジョイント式・my箸を収納するための専用箱なんですが、見た目の感じといいスライド式のふたといい、ふでばこそのもの。ショートサイズの筆記具を入れるのに最適なのでした!

この時、売り場で長さをあわせながら一緒に買ったのは、最近はあまり見ない気もしますが、ポケット中性ゲルインキボールペン・ニードルタイプ0.4の黒と赤(100円→70円のお買い得品)と、ショートサイズの木軸ボールペンで、この3本をばっちり収納することができます。

ふたに少し厚みがあるため、ペンの厚みが少しでも有るものは、ふたができません。家にある万年筆は、長さはOKでもふたをスライドして閉める際につっかえてしまい、残念ながらどれも無理でした。

そのスライド式のふたは、外すと定規代わりになります。目盛りこそついていませんが、直線を引くときにはとっても便利です!素材も木で、あたたかい感じ、いい味出しています。ちびこくなった鉛筆やけしごむを入れて使ったら、ミニチュアぽくて可愛いに違いない・・・

無印の商品って、例えばポーチはふでばことして使っても違和感がない上に、小物をいろいろ収納できるファスナー室がたくさんついていて便利だし、正統派ではないひねくれた使い方を考えても許されそうな商品がいっぱいあるので楽しいです。救急絆ケースにみじかい付箋を入れるのは、我ながらあまりにも便利なので常に周囲の人にも強力におすすめしています。

ふでばこがいっぱいあるくせに、他のものまでふでばことして使おうとしなくてもいいのでは?と思わなくもありませんが、こういうことを考えている時間は本当に飽きないのです。

無印のお店で商品を見ている時、真剣な顔で品選びをしているように見えて、頭の中では「これ、何かに使えないものか」・・・本当はそんなことばかり考えているかもしれません。

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Wednesday, 28 July 2010

切手好きの聖地をたずねて

20100729

永年憧れつつも、なかなか訪問の機会が持てなかった切手好きの聖地「切手の博物館」にようやく行くことができました。

切手の博物館は「目白」にあります。目白って、目白って・・・50円切手の絵柄は「めじろ」だけど、何か関係はあるのかしら?

さて、電車で目白に行くのは初めて。駅の改札が出ると、学習院大学の正門がいきなりあることに驚きました。
皇族報道で最近よく見るあの煉瓦の門だわ~。とおのぼりさん根性を満開にしつつ、灼熱の坂道を下ること数分、切手の博物館に到着します。

中に入ると、受付があり、そこで入館料の200円を支払います。この入館料は切手でも支払い可能とのこと。そういう仕組みがまたくすぐります。

ここの博物館は、1階が企画展と販売スペース、2階が図書・資料室となっています。訪問時の企画展は「爬虫類切手図鑑展」。

なんとも夏休みの男子向けな企画ですが、爬虫類が苦手な自分は、「よりによって爬虫類とは・・・」と少々、どんよりした気分で入館したのですが、切手で見るとこれが予想外に面白かったのです!

ヘビ、トカゲ、ワニ、カエル、そしてカメ(カメって爬虫類だったんですか!?)など、動物の種類ごとに世界の切手を集めてあったのですが、写実的すぎてちょっと「いや~ん」なもの、アバウトな図柄の抜け感が逆に面白いものなど、同じ動物でも描かれ方が違うのも興味深かったです。
南洋の国の切手のカメは実に青くて美しい海をバックにのんびり回遊していたり、そうかと思うとアフリカのカメは沼地にベトーッとたたずんでいたり。(あ、種類が違うから生息地と背景は当然違うのか?)
そんな、切手に描かれたお国柄の違いも垣間見られ、なかなかに楽しい企画展でした。

展示の一角には「スタッフの選んだおすすめ切手コーナー」があり、薀蓄やエピソードが紹介されているのも楽しいです。いろんな切手の楽しみ方があるんですね~。

なんといっても爬虫類の切手、自分じゃ絶対集めないでしょうからね。たまごを丸呑みしてえらいことになっているヘビの切手。この”あほさ加減”がツボ。私の選んだベスト切手でした!

さて、企画展を堪能したあとは、2階へ。ここは図書や資料が置いてあり、この博物館を建てられた先生の書斎がそのまま再現されていました。机上の文房具がどうしても気になってしまう・・・・

ここの資料室では、シニアの方がお2人、真剣に調べものをされていました。近くにこんな場所があっていいなあ。通い詰めるとさぞかし楽しいでしょう!

そして、またまた1階、今度は売店へ。ミュージアムショップでは、切手の博物館オリジナルグッズや、郵便グッズ、世界のおしゃれでかわいい切手やポストカードが販売されていて大興奮。オリジナル切手プリクラ機も設置されています。

オリジナルグッズはなかなか魅惑的なものが多く、悩んだ結果、切手の絵柄クリップとオリジナル一筆箋を買いました。本当はもっと買いたかったけどここはぐっと我慢して厳選!

さらに、奥には切手販売コーナーが。新作含む外国切手や切手収集グッズを購入できるコーナーと、切手ショップが2軒ありました。その切手ショップでは、お手紙に使う昭和の未使用切手をたくさん買いました。

切手カタログを見て、いつかほしいなあと思っていた憧れの切手達が、いとも簡単に見つかったので「さすが聖地」と感激。
お店の奥様にすすめられるがまま、椅子に座ってなつかし切手の品定めをしていると、女子中学生が集団でやってきました。切手を見ては口々に「かわいい!」「これ欲しい!」と実にまあ、楽しそうにはじけています。

お店のご主人が目を細め、「若い人が切手を楽しんでくれるのはいいねえ~。みんな、手紙を書くのかな?」と声をかけると、「お手紙、書きますよー!」そして「切手は、マスキングテープに次ぐ私たちのブームなんです!いま!」と教えてくれました。思わず、「マスキングテープを超えたの?」と聞くと(聞くな~)「超えましたねぇ!切手、いろんな柄があるし安いし、かわいいじゃないですか!」
はは、その通りです。

気を良くしたご主人のはからいで、運よく女子中学生たちのおこぼれにあずかった私まで「おまけ」をしてもらい、素敵な切手をたくさん手に入れました。そして女子中学生たちと別れ、憧れの切手の聖地を後にしました。

みんな、どんな事を手紙に書いてるのかなあ。きっととりとめのないことなんだろうけど、そういうお手紙を書くのが実は一番楽しいんだよね~。

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Sunday, 25 July 2010

ゴーゴーミッフィー展 in 神戸

20100725 神戸の大丸ミュージアムKOBEで始まった「ゴーゴーミッフィー展」に行ってきました。

ミッフィー誕生55周年を記念したイベントです。

学校の夏休みも始まったので、土日は混むだろうと思い、初日の仕事帰りに飛んでいきました。

展覧会の内容は、「うさこちゃんとうみ」など初期の作品のスケッチや原画が見られるということなので、神戸にやって来るのを心待ちにしていました。

「うさこちゃんとうみ」は、ブルーナ作品の中で一番大好きな絵本でした。いつも肌身離さず、頻繁に読みすぎて、ついに絵本が崩壊。それでもテープで修復してまだ読んでいたというぐらい、私にとっては幼少の頃の大切な仲間でした。

ブルーナ作品は絵に使われる色の数も限られていますし、タッチもシンプルなので、簡単に描けそうだ、なんて内心、実は考えていたばち当たりな私。今回の展示を見て驚きました。

たくさんのスケッチ、没になった原画の数々。作品は実にあっさりとしているけれど、シンプルに見えて実はこんなにいくつもの苦労を経て完成していたとは。 世界中の子供が手にしたであろう作品が、ブルーナさんのこれほどまでに強いこだわりによって届けられて来たのかと思うと、少しばかりほろっと来てしまいました。

会場にはブルーナさんのインタビュー映像も流れているのですが、時折見せるいたずらっ子みたいな表情は本当にチャーミングで、かわいいおじさんな一面と、作品について語る時の強い視線のギャップもまた興味深く思いました。

展覧会の最後には、絵本を閲覧できるスペースがあります。そこのクッションは、まさにブルーナ色! そこにゆっくり腰掛けて、読み慣れた作品を久しぶりに読み返すと、不思議な感じがしました。

あれから長い時間が経って、私は大人になってしまったんだなあ、と、少しだけど、心の中に風が吹いた気分。 展覧会を見ている、ある程度の年齢の人は、こういう気分になったのではないかな〜。

色んな気持ちに包まれながら、一つ下のフロアに降りると、しんみり(?)したムードを吹き飛ばす、広大なグッズ販売コーナーが待っていた! 実は、こちらも相当楽しみにしていたんです!

ロルバーンノートや、ビニールカバーつきB6ダイアリーなど、普段から使い勝手が良いデルフォニクスの文房具が、ミッフィー展記念グッズになって販売されていたので、かなり興奮!

カメの背中に乗る「うさこちゃん」時代の絵柄がなつかしい、ミッフィー表紙のロルバーンノート、フィルム付箋、そして、ビニールカバーつきダイアリー、クオバディスのミッフィー万年筆などを買いました。

カバーつきノートの中身は、早くも2011年のブロックダイアリーです。 ダイアリー開始の10月は到底待ちきれないので、中身をB6のノートに入れ替えて早速使用開始っ!

売り場にサンプルで置いてあった同じダイアリーが、表紙のビニールカバー部分にミッフィー型のフィルム付箋とボールペンを入れてあったのを見て「かわいい!」と思ったので、しっかり真似しています。

図録は、絵本を分厚くしたような形で、イラストもたっぷり収録され、読みごたえがある一冊だと思います。重いので最後に買おうと思ったら、すっかり忘れて帰ってきてしまいました。やっぱり欲しいので、図録だけ会期中に買いに行こうと思います。

グッズ売り場が展覧会の外側にあるのは、こんなとき非常に便利だなあと思いますが、展覧会の方もよかったので、ぜひ多くの人、特に、昔、子供だった人にみてほしいなあと思います。

ゴーゴーミッフィー展、神戸での会期は8月4日まで。大丸の携帯メールに登録すると、入場料が割り引きになりますよ〜。

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Saturday, 24 July 2010

「趣味の文具箱vol.17」

2010072502

趣味の文具箱 vol.17」が先日、発売になりました。

実は、この本の発売日には東京にいたので、記念に丸善で買おう!と決めていました。帰りの新幹線で読むのを楽しみにしつつ。

仕事を全て終えると急に軽くなった足取りで、丸の内オアゾの丸善に向かいました。エムシーカフェで「早矢仕ライス」の遅い昼食を取り、松丸本舗の濃い本棚を見て、さらにお腹いっぱいになったあと、「文具箱」を置いてある売り場を探すと、そうかな~とは思っていたけど、やっぱり「男性向け雑誌」のコーナーに置いてありました。
立ち読みの男性陣をかき分けて、一冊、いそいそと購入し、新幹線に乗るため東京駅へと向かいました。

今号のテーマは「今すぐ使ってみたい!ペンとノート」だったので、誌面では、万年筆やインクがまた魅惑の行進をしているんだろうなあ・・・と少々おびえつつ、新幹線が東京駅を出発するやいなや、ページを開きました。

いきなりあらわれる、「筆記具のある風景」の写真が素敵過ぎて、目が早速輝きました。写真は、海に向かって視界の開ける素敵なレストランでの、ドルチェビータやアウロラ・オプティマブルーの写真。窓辺やテラスの向こうに広がる海が、海が美しい~!

このレストラン、場所は横須賀だそう。ああ、こんな素敵な場所があるなら、寄り道して帰りたかった、横須賀・・・・。「いつか来よう・・・」と何度も写真を見返しては夢を膨らませてしまいました。

このページの写真を撮られた松村秀雄さんは、同じエイ出版社のカメラ系のムックの中でも、優しい写真をたくさん載せておられて、大好きなカメラマンさんなんです。
万年筆も、撮る人によってこんなに情感豊かに写真の中に登場することができるんだなあ、とプロの凄さにただただ感動します。

そして、そのコーナーのページをめくると目次なんですが、このページに登場する、ガラスのペン差しがこれまた素敵過ぎて、先に進めない!これは、後の方の記事に説明があったのですが、静岡県御前崎のBUNG BOXで扱っている一輪差しなんだそうですが、海水をたたえた透明の地球のような、そんな青いガラスの球体に、万年筆を挿してある姿があまりにも綺麗で、もう!もう~!!とひとりで身もだえていました。
横須賀に加え、いつか、静岡にも行って、御前崎のお店を訪ねてみたいです。

これでまだ、4ページしか進んでいない・・・

ちなみに、帰りの新幹線はEX早割で「ひかりのグリーン席」を手配していました。これだと、新神戸まで少々時間はかかりますが、「のぞみの普通席」と1000円ぐらいしか変わらないので、これはおすすめです。週末の西行きのぞみ普通席なんて出張族で満員、リラックスからはほど遠いですが、グリーン席では結局隣席はずっと空いたまま。人目も気にすることなく、穴があくまで一冊まるごと楽しみました。

ようやく本編の方へ入っていきます。まず気になったのは、Pelikan100シリーズの記事。2010年秋には、101Nトータスシェルが復刻発売されるということなのですが、そのベースになる昔のモデルとその他の100シリーズのヴィンテージモデルの写真がありました。
ヴィンテージとか難しいことを抜きにして、ウィンナコーヒーを混ぜきらないときのような、この茶色のもわもわな軸の色、単純にとても好み!100シリーズの他のモデルも美しくて、目の保養になった楽しいページでした。

他には、「軟調ペン先の世界」「インクの吸入と洗浄」「万年筆の重心測定と評価」など、全体的に「理系っぽい企画」が多かったような気がします。でもこういう記事って実は好きなんです、実験ぽくて、ややマニアックに足を突っ込んだ感じなのにゆるく読めるところが楽しいです。

そのあとも、気を抜いてページをめくっていると、たいへんな事に。
スマイソンのセルリアンコレクションの爽快な青で目が覚め、ダンヒルのイギリスの郵便ポストの形を模したシリーズ「センチュリーマン」のぽってりした愛らしいフォルムに誘惑を受け、さらには新しく全身オレンジになったドルチェビータオーロにあごを蹴られ(って感じ)、新作インクの数々にとどめをさされ・・・と、一冊読みきったときにはぐったり。もう、新幹線は新神戸に近づいていました。

今回も、前回以降の新製品を中心に、超高級品から身近な価格のものまで、また、ジャンルも万年筆から鉛筆まで幅広く紹介されているので、楽しかったです。
でも、テーマの「ペンとノート」ですが、ノートの事はそんなに大量に載っていなかったような・・・?
どちらかというと「ペンとインク」としたほうが、正直言って近かったかな~と感じました。

最後に、まだもうひとつ誘惑が。裏表紙内側の、デルタのカプリコレクション、マリーナピッコラの広告にまたまた釘付けになってしまいました。抜けるような海色の軸の写真に、心はざわついて・・・
いつも通るお店のショーケースにいて、いつも微笑みかけてくるんですよね、この子・・・ああっ、怖い怖い。

次号の発売は12月20日とのこと。その前に、ノート&ダイアリースタイルブックも出るそうです。夏が過ぎると早くも手帳で心は穏やかでなくなるのでしょうが、今は、夏色インクで日記や手紙を書くのが毎日楽しくてしかたないので、好き勝手いろんなことを書いていれば、ざわめく気持ちもなんとか落ち着かせていられそうです。


■「趣味の文具箱」過去の号の感想文 (意外と書いてなかったことに気がついた・・・)
趣味の文具箱vol.16「旅文具」
趣味の文具箱vol.14「万年筆とインク」

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Tuesday, 20 July 2010

SMYTHSON Organiser ”BIJOU”

20100720

海の向こうのスマイソンからSALEのお知らせメールがやってきたのが6月のこと。
しばらくは目をかたく閉ざしていたのですが、対ユーロがあまりに円高な為替レートにぐいぐい背中を押され、ついに抵抗しきれなくなってしまいました。

昨秋の欧州旅行では、ロンドン滞在日に念願のスマイソン本店訪問を果たしたのですが、その時に店頭で見た「マラカイト」シリーズが今回SALE対象に含まれていたというのもまた、運命のいたずら。

「マラカイト」ってなんとなく名前が化石っぽいけど、(マンモスとかアンモナイトとか・・・)綺麗なエメラルドグリーンの石の名前なんですね。

母親の本棚から奪い取ったままの「天然石辞典」にも載っていました。日本では「孔雀石」と呼ばれている。この石の持つ効き目としては、”邪気払いに効果有り”と云われている、ですって。まあ。
よく、掛け軸の両端についている、ふさ付きの卵形の石ですか?(ちがうかな~)

孔雀というと、どうしてもあおみどりを想起させるのですが、孔雀の色から来ているのではなく、石にあらわれる縞模様の層が、孔雀の羽を思わせるからなんだそうです。

昨年、スマイソンの本店では、ガラスのオープンケースに、まばゆいほどの照明を受けてこのマラカイトシリーズの革小物やダイアリー達が輝いていました。お店の紳士に「どうぞ気軽に手に取ってご覧ください」と促されるものの、あまりの荘厳さに手がおじ気づいて、あんまりしげしげと見られなかったよ~という、後悔たっぷりのシリーズだったわけなのです。

さんざん悩んだ挙句、その時は、別の色のダイアリーやパナマノートを買ってきたのですが、マラカイトシリーズの、あの深くて明るいみどりは帰国後も瞼に焼きついていました・・・・
そんなマラカイトシリーズを含むアイテム達がセールになっているというメールを無視して過ごすことは、そう何日もできるものではありませんでした。
これも運命に違いないわ!といつものお約束の都合のいい解釈。せっかくこんな為替レートの折だし、渡航費用から考えれば送料もなんのその!とWebオーダーを済ませると、一週間も経たないうちに、わが家へ青い箱がやってきてくれました。

ちなみに、宅配業者の荷物追跡サービスで確認すると、今回の青い箱の旅の経路は、イギリス(ロンドン)→ドイツ(ライプツィヒ)→香港→関西空港というルートだったようです。現代の航空貨物の仕組みはすごいですね。なんとも上手に短期間で乗り継ぎしてくるものなんですねえ。

さて、荷物が届いた後すぐに、真面目な小旅行(←人呼んで出張という)の予定があったたので、早速開封し、旅のお供として同行してもらうことにしました。今回のスマイソンでのお買い物は他にも2点あったのですが、とりあえずは、マラカイトシリーズのビジュー・オーガナイザーという、ミニ6穴仕様のシステムダイアリーを荷物に入れて出発しました。

今回、マラカイトシリーズの中でビジュー・オーガナイザーに決めたのは、手頃なサイズだということはもとより、シンプルなその姿に惹かれたからです。表紙を留めるのが金具無しのベルトという、簡潔さがとても気に入りました。その反面、中に使われている金具はさりげなくゴールドで、使うときのひそやかな楽しみとして気分が盛り上がるのもいいなあと思い、このオーガナイザーに決めました。

このオーガナイザーには、表紙を開いたところに左端にペンを差すスペースが作られており、ここにゴールドのペンシルが付属しています。昨年買って来たダイアリーにも付いていた、ツイストタイプのクリップ無しペンシルです。
中にレフィルとインデックス仕切りが装備されているのも嬉しいです。青い紙製インデックスには「DIARY」「ADDRESS&NUMBERS」「NOTES」の刻印。アドレス用にはさらに、見出しのアルファベットが瀟洒な金文字で刻印された透明樹脂製のアドレスインデックスとアドレス用レフィルが付属しています。そして、細い罫のノートレフィルが26枚!!なぜに26枚?
ノートレフィルとアドレスレフィルの小口には金色きらめく塗りが施されています。相変わらず、手を切りそうなぐらい角の揃った断面に金色が映えて美しい!

レフィルの用紙は、パナマノートよりも若干厚めの紙が使用されているらしく、一枚でもしっかりとした感触があります。紙というよりもカードに近い安心感があります。そしてそして、ノートと同様、透かしも入り、うっとり感に包まれます。
確かに、長く使うアドレス帳の用紙にはこういった丈夫な紙であれば、ハードな使用に耐えて、使い勝手もいいんだろうなあ。なんといってもアドレス帳なら、ずっとずっと使えるしね~。(と、アドレス帳をスマイソン製レフィルに移行するという、よこしまな夢を描いてみたり。)

横罫レフィルには、記念に万年筆で数枚書き記してみました。パナマノートのフェザーウェイトですら滲みない抜けない万年筆インクに、厚みのあるこのレフィルに間違いが起きようはずもありません。マジックで書こうが筆でしたためようが、きっとびくともしないんだろうなあ、この紙・・・

そしてバインダーの方なんですが。早速使ってみて、あまりの使いやすさに既に手放せなくなってしまって困っています。というのも、開いて置いた時にフラットに開き、それが思いがけず使いやすいポイントだったのです。

システム手帳には、表紙が180度ぺたんと開かないものもたまにあると思うのですが、意外とこれまではそういう点をチェックせずに買って使っていたことが、自分の場合はほとんどでした。ですので今回、フラットに開くのは思いがけない、嬉しい要素でした。
手で押さえていなくても開けっ放しにしておけることで、いつも机においておく事ができ、メモ帳のように気軽に使えてしまいます。(もちろん、純正レフィルは気軽に使えない豪華さなので、メモ用途には別のミニ6穴用紙をはさんでいますが・・・)

そして、ペンシルホルダーがある分だけ、日本のミニ6穴のシステム手帳のバインダーよりも、おそらく少しだけ横に幅が広く、それも使いやすさのポイントの一つかもしれません。中にいろいろはさんで持ち歩くのに、この「ちょっとだけ幅広い」という絶妙なサイズ感が、好都合なのです。

前表紙にも後表紙にも、内側には、ポケットがあります。前には合計2箇所のポケット、後ろは1箇所。前のポケットは、名刺サイズの用紙が入る小ポケットと二段になっています。こういう機能もまた便利そう。 視覚的な悦びとともに、機能面でもにんまりさせてくれるなんて。やっぱり素敵。

高貴な生まれでありながら、庶民の生活にこんなに気楽に融けこんでくれるこのビジュー・オーガナイザーに敬意を表さずにはいられません。それにしても・・・あまりのなじみのよさに、その高貴な出自を既に忘れそうになっている自分も怖い。でも、文房具に限らず、ものは「使ってなんぼ!」なのですから、この垣根の低さはとても嬉しいです。

運命のいたずらでこんな普通のおうちに連れてきてごめんよ。でも他の子たちと同様、大活躍してもらうからね。いずれは100%、青い純正レフィルで満たしてあげたいけれど、いまのところは国産レフィルとも仲良くしててちょうだいね。

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Wednesday, 14 July 2010

万年筆も夏じたく

20100711

大雨が降ったりはたまた晴れたり、梅雨は一向に明ける気配がありませんが、それが過ぎると一気に夏ですね。

淡いあおいろやあおみどり系統のインクを使いたくなると、それは心の中に夏がやってきたサイン。
万年筆もインクの夏じたくをはじめます。

家じゅうの夏向きインクのボトルを出してきて、整列させるところから開始。どの万年筆にどのインクを合わせるかを悩むのは、初夏の定番行事になっています。

と言いつつも、例年の試行錯誤の末に、万年筆とインクの理想的な組み合わせは、だいたい固定化できてくるようになりました。

夏色インクを入れて使いたい万年筆の軸は、断然、透明軸や青軸、白軸など。
海!空!そして雲!といった夏の最強要素をイメージするようなものを真夏のインクで使うのが楽しい~!

2010年度夏のインク甲子園(なんのこっちゃ?)、こんな選手達が熱闘を繰りひろげます。

・MONTBLANC turquoise(旧ボトル)×PILOT・デラックス漆(ダークブルー軸)
・WATERMAN South Sea Blue×WATERMAN Kultur(透明軸)
・LAMY Turquoise×Safari(白軸)
・PILOT 色彩雫 紺碧×PILOT・カスタム74(透明軸)
・PILOT 色彩雫 朝顔×PILOT・カスタム74(紺色軸の伊東屋モデル)
・PILOT 色彩雫 露草×セーラー・プロフェッショナルギアスリム(水色軸のモリタ万年筆店モデル)

あとは、Pelikan Turquoise を入れる万年筆を検討中。軽やかな軸のほうがいいなと模索中です。
この中で淡い色味が気に入っているMONTBLANC turquoiseですが、既に廃番になってしまっていて、こうやって万年筆に入れて楽しむのはいいけれど、その楽しさと反比例に、減っていくボトル内の水位がせつない・・・。どこかで在庫を見かけたら、もうひと瓶買っておきたいと思うのですが、既に遅いかも~。

ところで、Pelikanのインクのボトルも変わるのでしょうか?(この形って前からありました?)ボトルが変わると困るなあ。気に入っているのに。
それにしてもこのボトル・・・
どこかでみたことあるなあ~。

こうやって夏色インクのメンバーを挙げてみると、いつのまにか色彩雫が増えていたことに驚きます。(他の系統色の色彩雫もまだあるけど・・・)

色彩雫の季節感あふれる名前は、ぐっとひかれるものがあります。朝顔インクのボトルを見るたびに、ベランダで朝顔を育てて、昔のように観察日記をつけている妄想が・・・(そう、はちノート絵日記に)。
日本の夏には朝顔、いつの時代も切り離せない黄金のコンビですね。あとは縁側があれば完璧!

他の夏インクたちもそれぞれに「明るめ、あるいは淡めのブルー」なのですが、どのインクも個性が違っていて面白い!洋風の夏、和風の夏、いろんな夏色があり、ぱっきりした白い紙に映えてきれい。

そういえば、夏色インクの怪がひとつ。
それは・・・LAMY TurquoiseとWATERMAN South Sea Blueが、同じ色に見えて仕方がないということなのです!
去年まではそんな風に思ったことはなかったのですが、完全にふたごインクに見えてしまうのです。実は製造元が同じとか?
同じ色だとすれば、万年筆を一本、他の色用に回せるもんね。
この謎について何かご存知のかたがいらっしゃればぜひご教示ください。

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Sunday, 11 July 2010

海外の旧い切手

20100710

切手は小さな面積の中にいろんな世界が広がっていて、彩りや図柄が興味深くいので、それをいろいろ見るのが好きです。

切手収集という壮大なものではありません。テーマや発行年度、発行国などに特段のこだわりもなく、基準はただ「かわいい」と「かっこいい」という、実にアバウトなもの。

そういったレベルの楽しみ方なので、価値のある未使用品を集めるということもなく、むしろ使用済みで充分なのです。特に使用済み切手には「かっこいい消印」が押されていたりして2倍の楽しみがあります。

そこで、たまに百貨店の切手・コインコーナーで「紙付外国未整理切手」というお徳用パックを買います。

これは、アソートパックで各国の使用済み切手がごちゃっと入っているものです。中身を見て選ぶことはできないので、ビニール袋の表面に見えている数枚の切手ができるだけ好みであること、これを手がかりにどのパックにするかを選びます。全ての内容物は購入後、開けてのお楽しみ、というこのスリルがまたたまらない。

まず、このパックを購入したら、始めに行うのが台紙を剥がす作業。台紙というのは、その切手が貼られていた封筒を適当に切り離した紙片です。切手を水につけてしばらく待ち、紙片と切手を剥がして何度か水洗い。そして切手を新聞紙の上に並べて乾かします。

この、台紙を剥がす一連の作業は面倒ですが、でも嫌いではありません。それは、切手の裏に残っている数平方センチメートルの封筒片が、結構見逃せない好物件だったりすることがあるからです。

封筒の内側には、中身が透けて見えないように微細な模様がプリントしてあることが多く、その意匠が実にさまざまで興味深いのです。意外な柄物を見つけた時は嬉しくて、封筒の裏側といってもあなどれないなあ、と感心してしまいます。大事に乾かしてそちらも切手と同様、保管してみたりして。

お徳用パックには英国の女王シリーズの含有率がけっこう多く、「また女王様か~」と思うこともありますが、同じデザインなのに額面によってさまざまな色違いがあり、そのバリエーションは底知れません。女王の横顔の肖像がだけのシンプルなデザインは、潔くてかっこいいのです。

さて、これらの切手をどう活用しているのか、ということなのですが、初めて出会ったデザインのものは、コレクションブックに入れます。他の用途としては、ノートの表紙に貼ってアクセントに使ったり、手紙のときは便箋に貼ってみたり封筒の封緘に使ったり、そして意味もなく手帳のページにも貼って、消印風スタンプを押したりと、気軽にシール代わりとして使っています。

一パック買うとかなりの数が入っているのでそれで充分楽しめるのですが、他のパックには好みの絵柄が混ざっているかもしれない。パックを売っているのを見かけたらついつい手を伸ばしてしまいます。まさに福袋感覚です。
数百円でここまで楽しめるなんて、このパック、なかなか奥が深いと思います。

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Sunday, 04 July 2010

Wedding Photo Album

20100704

先日、同僚の結婚式に招待していただきました。

自分は新郎のほうと同じ部署なのですが、新婦ももともと顔見知りです。そして新婦は、新郎よりもかなり年下、フレッシュな花嫁さんでした。

新郎とは席も隣同士で、いつもぶつくさ言い合いながら(いや、私が一方的に言ってるだけなんですが)仕事する間柄です。

そんな彼の一世一代の花婿姿、普段私たちには見せないはずのカッコいいところを写真におさめてあげましょう!と、常用のGRDigital2ではなく、デジタル一眼のE-410にズームレンズを装着し、「写真係」を勝手に引き受けて宴にのぞみました。

とは云っても、当然、正式な写真はプロのカメラマンの方が担当されているので、私は、「ちょっとはずした写真」をコンセプトに写します。

新郎が仲間と出し物をしているときの、それを見つめる楽しそうな新婦の笑顔。ゲスト席のみんなの様子。きっと主役の2人は殆ど口にできていないあろう、美味しく麗しいお料理の数々。式場のスタッフさんが2人を見つめるときの温かい表情。

昔から、「ちょっとはずした写真」が好きなんですよね。カメラ目線でないところを撮るのが楽しくて。遠足や修学旅行の時に先生がいつの間にか撮っていた写真、といった感じの構えない表情をつかまえるのが好きです。
これって、絶対に自分では見ることのできない表情なので、それを写真にするのが楽しいのです。

とかいっちゃってますが、”普通じゃつまらない!”という、単なるあまのじゃく精神なだけかもしれません・・・

それらの写真を、始めはCDに保存して渡そうかなあと思っていたのですが、写真を見ていたら、みんなの表情が豊かなので、いろいろと説明や吹きだし台詞をつけたくなってきました。

そうなるともはや、手書き派人間としてはおとなしくしてはいられません。

早速、無印良品へアルバムを買いにいきました。黒のクロス貼りリングアルバムを発見!表紙はMOLESKINEのようにゴムバンドで留められるようになっているものです。これがちょうど「おつとめ品」になっていました。材料費は節約できるにこしたことはない。

その分、浮いたお金で装飾用のステッカーも買ってみました。MIDORIのPAPER CRAFTシリーズの結婚式柄(水色)と、顔や手は別売りで、男女パーツ387・髪色ブラウンリボンシール・レース柄です。

ちょうど、ステッカーの女の子の淡いブルーのドレスが、新婦が当日着ていたドレスにとってもよく似ていたので、「これよ、これ!」と即決で手に取りました。(新郎の服装は、あまり覚えていない・・・)

しかし、このシリーズ、ウェディングものに限らず、いろんなタイプのステッカーがあるのですが、いやあ、ひとつひとつ芸が細かくてすごい。(お気に入りは万年筆柄☆)シール売り場って、大人になった今でも本当に楽しくて、片っ端から買いたくなってしまう、魅惑の危険地帯だと思います。

さて、これらのシールを表紙に貼るのは、O型人間にはなかなか難しい作業でした。とりあえず、シールそのものが可愛いので、あとは賑やかさでカバー!

立体的なパーツが繊細なつくりで、引っかかってとれたりしたら嫌なので、A4のクリアポケットをカットしてぴったりカバーも掛けてあげました。(このへんは、工作好きの血が騒ぐ♪)

シールの威力で、なかなかかわいいアルバムに仕上がりました。そして中の写真にも、RyuRyuの吹きだしシールを貼って、台詞を加えて遊んでみました。

先日、完成品を手渡ししたのですが、新郎が「おおー!可愛いじゃないですか!!」と喜んでくれましたが、「イメージはあなたじゃないからね、あくまでも新婦のほうだから!」と力説してしまいました。翌日、新婦もとっても喜んでくれたと新郎から報告をもらいました。喜んでもらえたのも嬉しいのですが、シールを選んだり、作成している時間も楽しかったので、私のほうこそ、ありがとうって感じです。

自分の時も、式を見に来てくれた友達が、写真をアルバムにして贈ってくれたのがとても嬉しかったことを覚えています。(もうかなり昔のことになりますが・・・)

これからも、こういったメモリアルな機会に同席させていただくチャンスがあれば、頑張って写真係をして、そしてまたアルバム仕立てにしてプレゼントしたいなと思います。

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