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September 2011

Tuesday, 27 September 2011

素直の強さ

20110922

旅の記録も少しづつ先に進んでいるので、ここらでひといき。

来年のダイアリーは旅先でいくつか仕入れてきました。涙がはらはらこぼれ落ちるようなダイアリーとの運命の出会いもありましたが、(大げさな・・・。)それらはまたあらためてご紹介します~。
まだ撮影大会ができてないもので。

来年もダイアリー類はいろいろ使うので(開き直り~)、早めにお気に入りを準備して、静かな年の瀬を迎えることにしましょう。

しかし年々、店頭での展開が早くなってますね。だいぶ涼しい顔で眺められるようになりましたが。
前年度の売り切り、翌年の商品企画・製造その他もろもろのサイクルが大変でしょうに・・・って余計なお世話ですね。

他のメンバーとして必ず必要になるのは、文字をたくさん書くノート担当としてのダイアリーです。
余談ですが、最近文字ばっかり書いてたりします。なんか取り憑いてるんじゃないか?と思うぐらい、筆の進みが速いです。このまま行けば長編小説でも書いてしまうのかもしれない。

そんなに書きたいなら、普通にノートを使えばいいじゃないかというもっともなご意見は、耳が痛いのでご勘弁くださいませ・・・。
ダイアリーをノートとして使うという、このなんとも形容しがたい高揚感、これが毎年の楽しみなんですってば!
ってむきになることもないんですが。

万年筆のインクととても相性がよいMDノート。ブルーブラックを乗せたときの大人っぽさや、ぱきっと陽気なブルーで書いたときのさわやかさ。クリーム色の紙の表情。どこを切り取っても好感度の高いおりこうさんノートです。

そのダイアリー版「MDノートダイアリー」に2011年から1日1ページ版が出ると聞いて、これはっ!と楽しみにしていました。
あの紙で400ページをこえる冊子になっているなんて、書いても書いても次があるなんて。
うちに来ないでどこに行く気~??

そしてようやく発売になったので、文庫サイズを買ってきました。早期割引のショップを見つけ、ネットで注文しました。だから実物とは届いてからの初対面ということになりました。

表紙はPVC製で、まるで辞書のようなつくり。普段のMDノートやダイアリーのように、厚紙の表紙をハトロン紙で包んでいる、あの様式が気に入っているので、同じでないのは残念な気もしましたが、つくり上しかたがないのかな。

でも実際に手に取りじっくりと見てみると、このPVC製の表紙によってまとめられた冊子はとても頼りがいがあり、「本」らしい表情が高まっています。
これなら1年間、なんの問題なく持つだろうし、本棚に並べるにも似合いそうです。

極限まで素っ気ない見た目も潔くて好みですが、ちょうど切手柄の幅広マスキングテープを買ってきたところだったので、遊んでみたくなりました。

帯のようにただぐるっと下辺に貼ってみただけですが、あら、かわいい!

シンプルなダイアリーの表情がずいぶん変わるもんですねぇ。
マスキングテープって、センスがなくてもそれなりに簡単に遊べるから本当に楽しいです。
表紙のベースがシンプルなので、いろんなアレンジを試してみられそう。
DYMOとか貼ってみたいなー。
こはるちゃんも使えるなー。
でも気が変わってシンプルに戻して使うかもしれないな。
この1冊を使い切る頃、中身も外側もどんな風に育っているか全くもって想像がつきませんが、それもまた1年をともにするダイアリーの楽しみです。

ダイアリーの中身、カレンダーのスタートは12月からですが、デイリーページは自分で日付を書き込む形式になっているので、もう使い始めてもいいんだ!

もう書いてしまおうかな。
いやもうちょっとがまんしときなさい。

そんな誘惑も心地良い、新しい仲間です。

ちなみにこのダイアリーは、仕事に活用しようと当初思っていたのですが、このたたずまいを見ると、やっぱりプライベートでいろいろ綴りたいなと心変わりしました。
この厚い1冊に、文字が詰め込まれていくなんて、もう考えただけでもうっとりです。
秘密にするようなことも別にないけど、そういった大切なことを詰め込むのが似合いそうな、そんな一冊です。

このダイアリーにほぼ日手帳のカバーを着せて…と夢想している方もおられるかもしれませんので(はい、わたしです)、実験報告を。

身長はぴったり合いましたが、幅はこのMDダイアリーの方が厚みがあり、着せるのは無理です。
表紙を数mmカットしたりすればいけるのでしょうが、この素敵な表紙にそんな仕打ちはできません!

カバーオンカバーだけなら厚みはいけますが、今度は身長部分が余ってしまい、なんだかぶかっこう。
MDノート用のカバーも、商品説明にあるとおり、無理です。
残る候補者は、厚み調節可能なブックカバーということになるのですが、手持ちのカバーはいずれも厚みが足りませんでした。

やっぱりおとなしく「素」で使うのが良さそうですねぇ~。

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Friday, 23 September 2011

旅の小箱(3) ウィーン歩けば名建築

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ウィーンのトラム(路面電車)は、街の中心部をぐるっと回っている路線があり、一周するだけでも窓から名所観光ができる便利な乗り物です。
停車場横にはたいてい軽食のスタンドがあり、売っているのはピザやドネルケバブというトルコ料理のサンドイッチ、そしてブルスト(ソーセージ)など。簡単に食べられるものが多いので、電車待ちのわずかな時間に買ってあっという間に食べるはやわざがあちこちで見られます。
おじさんがピースサインしてくれていたことに今まで気がついてなかった~!おちゃめだ!

そして、トラムに乗ってやってきたのは、川沿いの停車場。
そこから向かうのはウィーン中央郵便局です。
古い建物を想像していましたが、ビルの2階に入っていました。

エスカレーターを降りて、入り口はどっちだろうとキョロキョロしていると、大きな箱を手にしたおじさまが。明らかに郵便局に差し出しに行くに違いない様子。向こうもわたしたちに気づいて、こっちこっち、と目で合図してくれました。
おじさまについてフロアを進むと、夢にまで見た(?)中央郵便局。
ヨーロッパの郵便局のイメージカラーは黄色なことが多いです。ここも激しい黄色でまとめられていました。日本だと郵便といえば赤、ですが、お国変わればこういうところも違うんですね。

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カウンターも黄色でまとめられ、なんて心躍る空間!
郵便物を差し出しに来た人と局員さんはのんびりおしゃべりしつつ用件をすすめ、後ろに行列ができていようとお構いなし。コミュニケーションの時間は大切にするといった感じです。
そのため待ち時間も多いのですが、切手一枚買うのにもじっくり対応してくれます。のんびりした空気が流れる局内。
あちこちに、変わった形の椅子があり、そこではがきを書いたりしている人もいます。こんな場所で一日じゅう、手紙を書いていたい。

事務用品やお手紙グッズ、カードなどの販売コーナーも充実しているの実にがうらやましかったです。
郵政オリジナル商品や、郵便収集車のチョロQ(日本製??)も豊富にあるのが魅惑的すぎる。エコバックがあればいいなあ、と狙っていたのですが、残念ながら、見つかりませんでした。

「Sonder marken」 の文字があるカウンターは、記念切手専用販売コーナーです。切手シートや、ファイルから選んで購入するものなどいろいろあって、おじさま方が真剣なまなざしで切手選びに没頭しておられました。
わたしは、エアメール用の切手セットを購入。シール式切手が4枚と、エアメールシールがセットになっている気のきいた一品です。それから、郵政オリジナルの封筒を買いました。数十枚入って0.99ユーロです。なんてリーズナブルなんでしょう。

次に、近所にある郵便貯金局へ。ここはモダンデザインの先駆的建築と言われています。1912年完成、石板をアルミニウムのボルトが固定している圧倒的な迫力の外観を持つ、オットー・ワグナーさんの代表的建築。建築を学ぶ人が多く訪れるところなんですって。(・・・以上、ガイドブックの受け売りでございました)

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ここは現在も普通にゆうちょ銀行(って名前じゃないけど)として使われていて、お邪魔したときも営業時間内だったのですが、出入り自由、写真も撮影OKです。記念グッズも売ってたなあ。

中のフロアーは、天井がとても高く、ガラスを通して降り注ぐ光がブロックガラスの床とに反射して、要素としては究極にシンプルなのに、とてもきらびやかな空間でした。
カウンターは荘厳でかっこよく、機械類も昔のままのものが使われており、歴史といまが同居するオフィス空間として強く惹かれる場所でした。
こんなところで働きたいよー。

さて、さらに名建築が目白押しのウィーン。次は、有名なフンデルト・ヴァッサーの建築を見に行きます。
まずは、フンデルトヴァッサーの美術館、クンストハウスウィーンへ。

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ウィーンのガウディと呼ばれるこのおじさまは、自然界には直線はなーい!と言い切り、設計にも曲線を多用したそう。そのため、床が急に盛り上がっていて躓きそうになったり、建物の中に樹が生えてたりと、なかなかおもしろい体験をさせてくれます。

日本にも長く住んでおられたようで、その時の生活の様子や自筆の書道作品なども見ることができます。また、絵画作品も多く展示してかなり見ごたえのある美術館でしたが、最も印象に残ったことというと、セルフポートレートが多いのなんのって。しかも、どれもかなりキメキメで、この人、ぜったいナルシストだー!と変なところに興味を持ってしまいました。

少し歩くと、実際にフンデルトヴァッサーさんが設計した市営住宅があります。

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もう市営住宅の概念も吹き飛ぶ勢いの作品です。実際に市民が暮らす一般住居なので内部の見学はできないのですが、中はどうなっているのかなあ、興味しんしん!
そうそう、大阪にもこの方の作品があるんですよ~。えらく派手なゴミ処理場があるのですが、あとからこれがまさにフンデルトヴァッサー建築なのだと知りました。(USJの一部だと思ってました。)

もう夕刻を過ぎていましたがまだまだ空は明るいので、プラーターという遊園地に行くことにしました。

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ここがもう、家族連れ、若者グループで大盛り上がり!びっくりしました。
なつかしい乗り物、絶叫系マシーンがいっぱい。みんな無邪気にはしゃいでいて、見ているだけで幸せな気持ちになりました。こういう素朴な楽しみって最近日本では見ない気がして、ちょっとうらやましかったです。
おじいさんに「乗っておいでよ!」と薦められたけど、ぜったい無理。

はんなりと、観覧車にしよう~と乗り込みましたが、これが予想外の怖さ。
観覧車なのにオープンエアなんですよ。安全ベルトなんていっさいなし。夕方から日没に向かう冷たさの出てきた風の中、上空から景色を見ながら一周、また一周・・・
日本と違って、お客さんが少ないと何回か回らせてくれるんです。
トップ地点からの眺望は、それはそれは素晴らしいものでしたが、そのまま下を見るとひょえ~と肝が縮む思いで、予期せぬ面白さにぐったり。

プラーターを後にして、今夜の夕食はウィーン名物・シュニッツェルを食べに行こう!と、フィグルミュラーという有名店に行きました。噂どおりの行列だったものの、20分ほどで席に着くことができました。

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注文したのは、もちろん名物のシュニッツェル。豚肉をたたいて薄くして揚げたカツレツです。巨大とは聞いていましたが、運ばれてきたシュニッツェルはお盆より大きく、お皿からもはみ出しています。ふたりで一枚を分け合ってちょうどいい感じ。
ひとくち食べた瞬間、「むむむっ、これはっ!」
衣がさくさくで本当に軽い!オリーブオイルで揚げているということですが、初めて味わう美味しさでした。
ワインも美味しかったしお店の人もフレンドリーで、どこに行っても気持ちよく食事ができて、良い街だなあとしみじみ感じつつ、ホテルまでまだ盛り上がる街を散歩しつつ帰りました。二度目の夜も過ぎていこうとしています。

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Tuesday, 20 September 2011

旅の小箱(2) ウィーン街歩き

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夜が明けて、ウィーン街歩き、いよいよスタートです。

今回の宿は国立オペラ座の真後ろに取りました。豪華な宿は通りすがりに楽しませてもらうことにして、自分達のねぐらは、安心して泊まれそうなあったかい雰囲気を信じてネットで予約しました。
ヨーロッパのホテルは、予約のメールもすぐにお返事を返してくれるので、行く前からとても安心できます。
直感は当たって、小さいけれどとても素晴らしい宿でした。
さらに素晴らしいことに、窓の向かい側はザッハトルテで有名なあの「ホテルザッハ」でした。

そこで2日目のスタートにあたって、ふたりの願望リスト上位に来ていた「ザッハトルテを食べよう!」
これを朝から実行です。

メニューの中から、まずは朝食セットを。コーヒーとパンだけの簡単なメニューからフルコースまで3種類あります。
店内には観光客らしい人もちらほら、そして出勤前らしいマダムが新聞を読みながら朝食を取っていたりして、そのカッコよさにほれぼれ。
こんな素敵な朝食タイムを普通に実現できるウィーンのマダムにいつかなりたい~。(←無理です。)

そして、わたしたちにも朝食セットが運ばれてきました。
チーズのバリエーションに驚くふたり(・・)(・・)
思わず、ワインください、と言いそうになりました。
それに、ゆでたまごの絶妙な茹でられ具合にほれぼれしてしまいました。
件のマダムは、こともなげにスプーンで卵の殻を割っておられます。さすがヨーロッパのお方。
真似してやってみたけど、難しい・・・

この豪華さ、これでも下から二番目の控えめメニューです。
このチーズやハムを、半分に切った丸いパンにはさんで食べるのが、こちらの人っぽくて、お気に入りです。
このセット、標準でケーキもついてきます。
やっぱり朝から甘いものという人たちなんだわ~!
スパイス味のケーキはあっさりとおいしくて、ぺろっといただきました!

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そして、追加でザッハトルテを注文。
トルテ本体はそうでもありませんが、本体をくるむチョココーティングがかなりどっしりした甘さです。ですが、添えられたホイップクリームと一緒に食べると甘さがマイルドになり、程良くなります。

甘いものはひとくちふた口は快調ですが、そのあとどっしり来るので、ふたりで半分こにしました。
ウィーンスイーツの旅、先も長いですし・・・

いつか現地で、と思っていたザッハトルテは美味しかったし、そして、ここは超有名店なのにサービスもとてもあたたかく、ゆったりした雰囲気でとても居心地がよかったです。

ずっと座っていたかったホテルザッハを後にして、幸せ気分で王宮周辺へ。
ウィーンでは見所が中心部にまとまっているので、徒歩でいろいろめぐることができます。
その分、「あれはなんだろう?」と予定外のスポットで足を止めてしまったりして、なかなか先に進まないという難点もありますが、そういう街歩きもまたいいものです。
王宮前のブルク公園にはんなりとたたずむモーツァルト像。そして、美術史・自然史博物館の間に立つマリアテレジア像。ト音記号に象られた花壇がやけにプリティな、ちょっとなよっとしたモーツァルトと、勇壮なマリア・テレジアとのイメージの違いがなかなか面白かったです。

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美術史博物館にやってきました。こちらにはありとあらゆる名画が揃っています。
世界最大の点数を誇るブリューゲルのコレクション、フェルメール、ラファエロ、クラーナハ、ルーベンスなどなど・・・
(と地球の歩き方に書いてある。)

どんなガイドブックを見ても「ウィーンで美術館をひとつだけみるならここ!」と強力におすすめされているので、真っ先にやってまいりました!
さすがに大勢の人が訪れていて、入場にこぎつけるのもひと苦労でした。
こういった名所はほとんど昨日買った「ウィーンカード」で入場料が割引になるので嬉しいです。

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ここにある名画の中で絶対に会いたかったのは、ベラスケスの「青いドレスのマルガリータ王女」、そしてブリューゲルの「雪中の狩人」と「バベルの塔」。完全にミーハーな願望でしたが、本物との対面は感動ものでした。
予期せぬところでは、アルチンボルドの”くだもの人間”や”さかな人間”。遠くから見たら人間の横顔なのに、近づくと魚や果物の集まりだったという、妙なところがとてもつぼにはまりました。連作で、四季の移り変わりや生命について描いたという硬派な作品なのですが、その壊れ加減にうけました~。

こんな風に随所で感動したりつっこんだりしているので、一館見るのは大変です。さらに建物自体も見ごたえがあって、ここだけでかなり時間と体力を費やしてしまいました。
ありがたいことに、絵画を含む館内は大概が撮影可能。なんて気前がいいんでしょ!と思いましたが、写真におさめてしまうのもなんだかもったいない気がして、お気に入りの作品だけポストカードを買い、写真は撮りませんでした。図録も重いので買わなかったし、今思えば、ちょっともったいなかった気もする・・・。
まあ、また見に来ることを目標にすればいいよね!

この美術館の中にあるカフェは、円形の吹き抜けを囲む形が素晴らしいロビーカフェで、ウィーンで行きたいカフェリストの上位に来ていたのですが、なんでも改装中とかで、館内の別の場所に移して仮営業中だったのが残念でした。
ミュージアムショップはとても広くて充実。名画をプリントしたマグカップが素敵で、ああ、家に帰ったらこれでお茶でも飲みたいわあ・・・とほわーんとしたけれど、旅はまだまだ先は長い、ここではまだ割れものは我慢せねばと振り切り、替わりに、美術館オリジナルのエコバッグを買いました。
エコバッグは軽いので記念のコレクションには最適!


次に向かったのはMQ・ミュージアムクォーター。ここの中庭においてある椅子がお目当て。

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そうそう、これをやってみたかったのよ!!
皆さんやってるねぇ~。
いろんな色のあるこの椅子を陣取って、ガンガンに暑い中にもかかわらず、飲み物を手にのんびりと読書に励んでらっしゃいました。
真似して寝そべってみましたが、ズルッと滑ってしまって、このようにカッコよくはなれませんでした。足が短すぎるの??

ミュージアムショップではMOLESKINEも売ってました。空間が変わると見慣れたものでもおしゃれに見えるから不思議・・・
それから、こちらではごみ箱に必ず描いてある「リンゴの軸」。丸かじりをしている人が多いので、リンゴはおやつの代表格なんだなぁと、あらためて感じました。

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さてさて、次は王宮内を見学。
これもまた、手ごわい見学先ですよ。

ハプスブルク家の銀器コレクション、シシィ博物館、皇帝の部屋、と枚挙にいとまがありません。
まずは、銀器コレクションから。次から次へと展示される絢爛豪華な食器に皿にテーブルセット・・・
ぜいたくという概念が桁違いすぎて、目がぱちぱちします。
伊万里焼も、ハプスブルク家におさめていたなんて不思議。

豪華な食器の中で、小花柄が愛らしいカップが気に入りました。
青い小花柄、いいなぁ~、ノリタケあたりで似たようなの探してみようかなぁ・・・・とか思いながら見てました。
(あまりに桁違いの豪華品を続けざまに見て、だんだん感覚が麻痺してきていたらしい。)

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続くシシィ博物館は、いまもオーストリアでは大人気を誇るというエリザベート皇后、愛称シシィが愛用したドレスらや小物、資料などが展示されているところです。
シシィの物語は、ウィーンミュージカルの宝塚版舞台で何度か見たとおり、悲劇の皇后、波乱に満ちた人生という面がクローズアップされているせいか、館内なんとなく哀しい空気。子供を相次いで亡くしたあと、王宮に留まらず旅を続けて最後は暗殺されるというエンディングに向けて、展示や照明も暗いイメージになっていくので、どよーんと気分が落ち込みました。
ここは撮影禁止なので、写真はありません。
ドレスはとってもきれいだったなー。レプリカだけど。

そして、皇帝の部屋。これまたミュージカルにも出てきた、皇帝の執務室やシシィの体操用の部屋などを見ることができました。こういう王宮とかお城に行っていつも思うのは、部屋と部屋がつながっていて、そこが通り道になっているというつくりが多いと思うけど、これじゃ、部屋にいても落ち着かんわねぇ。
せめて廊下がほしくない?
などと、ひとさまの住宅事情に対して大きなお世話をいだいてしまうのでした。

見学コース最後の皇帝一家のディナールームは、陽光の射すとても明るい部屋で、こんなところで一家揃ってお食事するのは楽しかっただろうなあとうらやましくなりました。
ここも撮影は禁止でした。

次に向かったのは、王宮内の図書館、プルンクザールです。
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図書館と聞くと心が弾みますが、これまた王宮内なので、豪華さのレベルが桁違い。
「世界一美しい図書館」らしいですよ!
確かにこの大理石の柱と天井のフレスコ画、図書館にしておくのはもったいないぐらい。
さらに、棚におさめられた古書たちが素敵すぎる~!
領土を広げるため、周辺の国や民族について研究していたという貴重な図書がいっぱいあるそうです。

特に、この棚が気に入りました。くるっと回転して裏側の本が取り出せるのです。なんて素晴らしい収納術、通販生活も真っ青です。

ここはガイドブックでも、さほどもてはやされてはいませんが、個人的にはとても見ごたえのあるおすすめスポットでした。同行者は、図書館でこれだけ大量に写真を撮れるなんてね~とあきれていた様子でしたが・・・
なぜか、シニアのお客さんが多かったなぁ。

このあたりで、既に3時ごろ。そういえばひるごはんをまだ食べてないな・・・ということに気がつきましたが、朝のザッハトルテが長持ちしたのか、まだおなかすかないねぇ、とトラムに乗って少し中心部を離れ、次の目的地へ向かいます。

長くなったので、いったんここまで。
旅も日記もまだまだ続きます・・・
自分でもいつ終わるのか不安になってきました、このペース・・・

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Tuesday, 13 September 2011

旅の小箱(1) ルフトハンザで連れてって

ウィーン、プラハそしてベルリンの旅へ出発したのは8月16日らしい。
と、ひとごとを装ってみても、もう1か月前のこと!?
そのあと気を失っていたに違いない。ぜったいにそうだ。

旅日記を書きたい~写真を整理したい~!って毎日もんもんとして過ごす日々。そういう時に限って続いてやってくるのは、出張や所用。
そして、オリックスの歴史的連勝&連敗。 (浮き沈み激しすぎで胃に悪いってばー)
というわけで、最近、球場で応援する日が多くなってます。(はやく安心させてくだされー)

日を重ねるごとに耳もとでさらさらと旅の記憶が砂のごとく流れていく音がするようで、あせる~!

でもちまちま早起きして、トラベラーズノートのあなぼこ未記入部分を埋め、ミニサイズでプリントした写真をあらかじめ空けておいたスペースに貼る作業が半分ぐらい終わったし(まだ半分なのか、もう半分なのかは気の持ちよう♪)、膨大な枚数を撮ってきたデシカメ写真も、ようやくインデックスプリントで印刷したし!
着実に歩みは進んでいるのであります。

やっとこさ、関空出発からウィーンまでの写真をflickrにアップできたので、そちらをもとに、旅日記もまとめていこうと思います。
とはいっても12日間の長い旅。旅日記もどこまでかかるかわかりませんが、テーマを設けつつご紹介していきますね。

まずは、日本を経って、ドイツのフランクフルト経由、オーストリアのウィーンへたどりつくまで。
え、そこからやるの?って感じかもしれませんが、愛してやまないルフトハンザに乗るというのに、何もご報告しないわけにもいきません。

関空から連れて行ってくれるのは、いつもおなじみLH741便。機内は清潔で、つかず離れずのピシッとしたサービスが心地良い、大好きなエアライン。座席は、ほぼほぼ埋まってました。
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安定飛行に入ったらまずドリンクサービス。
早速ドイツビール!というお客さんも多く、あちこちでプシュッと缶の開けられる音が響く中、わたしたちもSekt(スパークリングワイン)で無事に旅立ったことを祝して乾杯しました。おつまみはプレッツェルクラッカーです。塩味が絶妙。

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最近の座席には、個人用モニターがついているのがありがたい。好きな時間から好きな映画や番組を観ることができるのが親切ですねぇ。
といっても機内ではずっと、行きたい場所の予習をしてノートに書き書きしていたので、画面といえばこのフライトモニターしか観ていません。地図好きにはたまらないこの画面。
特に、雪山方面の地名が入りだすと、ヨーロッパに来たなあ~と感動を覚えます。
フランクフルトが近づいてきましたよ~!

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無事に着陸し、ここはフランクフルトの乗り継ぎロビーです。
大量のルフトハンザを見ながら座っていられるなんてなんてぜいたく。夢のような場所ですわ~!

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業務用カウンターも元気なやまぶき色で、広い空港ターミナル内でもひと目でルフトハンザとわかる存在。
ぱかっと明るいのがいいですね。
カウンターはめちゃくちゃいっぱいありました。さすが、ナショナルフラッグです。

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海外の空港ではたまに経験がありますが、ゲートからバスで連れて行かれ、地面からタラップを登って機内に乗り込むという、憧れの搭乗スタイルを今回も体験。
大統領気分にひたる♪
なんといっても、飛行機と間近に記念撮影ができるのがたまらないっ。
スーツ姿のおじさま方もコドモのように無邪気に撮影してらっしゃいました。飛行機ってやっぱり、かっこいいんだよな~。

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ウィーンまでは1時間20分のプチフライト。
上空からは、きっちりと整備された畑が続く様子がよく見えました。飛行距離が短いせいか、意外と飛行高度が控えめで、まるでヘリコプターから見ているようで(ってヘリコプターにゃ乗ったことないけど)なかなかスリルがありました。

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ウィーン空港に到着。ここからは電車と地下鉄を乗り継いで、ウィーン市内へと向かいます。
電車マークのピクトグラムが愛らしい~!
そして駅舎がおしゃれなブラウンというのも、とっても気に入りました。こんな色とデザインのエコバッグやペンケースがあれば絶対買います。

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空港駅で、今回もおともしてくれるルフトハンザRIMOWAを記念撮影。
旅を経るごとに、いい味出してくる頼もしい子です。
今回、荷物が出てきたときも、新たなへこみができてましたが気にしな~い!
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そして無事にホテルまで辿り着き、荷物を置いていざ晩ごはん~!
まずは到着を祝して、冷たいビールで乾杯です。
この旅で何種類のビールを飲むことができるのでしょうか♪

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店の軒先には、どこもテラス席が作られていて、大賑わいです。
夜風の中の食事、そしてビール。なんて幸せな時間。
ヨーロッパからの観光客もかなり多いようで、店先は夜中まで賑わい続けるのです。
みんな全然帰らないし、よく食べるしよくしゃべる!この開放的な空気がいいのかもね。

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お店をどこに入ろうかと検討しているとき、明るい雰囲気が目に付いたこの店。
オーストリアに着いて早々イタリアン?と思ったけれど、観光客のイタリア人がピザを次々と平らげているのを見て、「この店は間違いない!」と確信しました。
その読みどおり、ピザが本当に美味しかったです。
そしてビールグラスは、一瞬にして空いてしまいました。

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明日から、いよいよウィーンの街めぐりスタートです。
今夜はホテルの近辺を散策しておとなしく床につきます。
夜の景色は本当に絵になります。
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   ・・・つづく。

p.s.
 写真はこちらにまとめて載せていく予定です。
 新しい写真がこっそり追加になっていたら、それは日記の執筆がちょっと進んでいるかもしれないサイン。
 「ようやく次へ進むんだな、よしよし」と気長に見守ってくだされば幸いです。

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Saturday, 03 September 2011

ウィーン・プラハ・ベルリンをめぐる旅

20110817またまた行ってまいりました、のヨーロッパ周遊の旅。
今回は12日間も行くことになりました。

なかなか行けないのでどうせ行くなら欲張りましょう!と気が大きくなってしまってこんな日程に。
お盆明けに出発したので関西空港はわりに込みあっていましたが、ヨーロッパに着くと既にバカンスシーズンも終わりつつあるのか、予想ほど観光客はさほどいない感じでした。

今回の旅のテーマは、というのか今回も、「暮らすように旅しよう!」というのがコンセプト。

一都市には最低でも3泊はして、現地の人が行くようなところもどんどん出かけて、そこで食べられるものを食べて、いろいろふらふら歩きたい。
そしてできるだけ世界遺産は周りたいし、観光地だって外せない!

そんな感じであれこれ欲張って細かい行き先は現地で考えつつ進んだら、旅のメニューは、結果的にこんな感じになりました。

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【1日目】
  ・関西空港をルフトハンザで出発
  ・フランクフルト空港のルフトハンザ祭り状態に興奮しつつウィーンへ
  ・オペラ座付近のオープン席で夕食 

【2日目】
 ウィーン市内
  ・ホテルザッハで朝食&ザッハトルテを朝から!
  ・国立オペラ座
  ・市立公園
  ・マリアテレジア広場
  ・美術史博物館
  ・MQ
  ・王宮(銀器コレクション、シシィ博物館、皇帝の部屋)
  ・王宮庭園(モーツァルト像)
  ・国立図書館
  ・トラム(路面電車)でリングをぐるっと観光(国会議事堂、市庁舎、ウィーン大学など)
  ・中央郵便局
  ・クンスト・ハウス・ウィーン
  ・フンデルトヴァッサーハウス
  ・大盛り上がりな遊園地「プラーター」
  ・名物ウィンナーシュニッツェルで夕食
  ・夜のケルントナー通り

【3日目】
 ウィーン市内
  ・シェーンブルン宮殿
  ・ベルヴェデーレ宮殿(美術館オーストリア・ギャラリー)
  ・19世紀末建築めぐり(エンゲル薬局、旧市庁舎)
  ・シュテファン教会
  ・ウィーン最古の広場とアンカー時計
  ・ドナウ運河クルーズ

【4日目】
 ウィーン市内
  ・ゼセシオン
  ・カール大聖堂
  ・クンストハレ
  ・カールスプラッツ駅
  ・ナーゲル小路
 
 鉄道(グスタフ・マーラー号)にてプラハへ(4時間50分)

 プラハ市内
  ・旧市街広場
  ・カレル橋
  ・ピヴニッツェでチェコビール&夕食

【5日目】
 プラハ市内
  ・新市街の文具屋さん
  ・中央郵便局
  ・ムハ(ミュシャ)美術館
  ・ヴァーツラフ広場
  ・コミュニズム博物館
  ・市民会館
  ・火薬塔
  ・郵便博物館
  ・国立博物館
  ・ダンシング・ビル
  ・ピヴニッツェでチェコビール&夕食

【6日目】
 プラハ市内
  ・郊外ののみの市
  ・アールヌーボー建築めぐり(カフェ・エブロパ)
  ・クレメンティヌム
  ・プラハ城
    聖ヴィート大聖堂
    聖イジー教会
    黄金の小路
    おもちゃ博物館
    ワイナリー
    庭園
  ・ヴルタヴァ(モルダウ)河クルーズ
  ・カレル橋の塔
  ・川べりでプラハ城の夜景を見ながら夕食

【7日目】
 プラハ市内
  ・市庁舎広場
  ・天文時計
  ・ティーン教会
  ・アンティークショップ
  ・プラハ中央駅ドーム

 プラハ→ベルリンへ鉄道で移動(4時間50分) 

 ウィーン市内
  ・ウンター・デン・リンデン
  ・ブランデンブルク門
  ・本好きさんのカフェにて夕食

【8日目】
 ベルリン市内
  ・ベルリン大聖堂
  ・DDRゆかりの買いもの(アンペルマンショップ、オストパケート)
  ・エコバッグさがし(スーパー、薬局、ビオショップなど)
  ・ペルガモン博物館
  ・新博物館
  ・シュプレー川クルーズ
  ・クーダム

【9日目】
 ベルリン市内
  ・連邦議会
  ・首相官邸
  ・バウハウス・アーカイブ
  ・お店めぐり(文具屋さん、スーパー、本屋さんなど)
  ・カレーヴルスト
  ・DDR博物館

【10日目】
 ベルリン市内
  ・バームクーヘンカフェ
  ・マダムタッソー
  ・ハンブルク駅美術館
  ・ベルリン中央駅
  ・ドイツ歴史博物館
  ・イーストサイドギャラリー(ベルリンの壁)
  ・ユダヤ博物館
  ・テレビ塔
  ・テレビ塔の回転レストランでさよならディナー

【11・12日目】
  ベルリン・テーゲル空港→フランクフルト空港→関西空港

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いや~、がんばりました。
毎日、平均3万歩は歩いていたんです。(万歩計持参でがっちり計測!)
前半ずうっと晴れだったので、昼間はかなり日差しがきつくて体力を吸い取られ、3日目夕方ぐらいにはちょっとグロッキーになってましたが、それでも連日、時間を惜しんで歩き回りました。
夏のヨーロッパは8時半ぐらいまでは平気で明るいので、夜だということを忘れていつまでも活動してしまっていたのがすごい。ホテルに帰るとたいがい23時頃でした。
夕食はたいがい、店の外に設けられたテラス席で。夜風の中、わいわい話しながら食事ができる場所がそこかしこにあって、本当にうらやましいなあと思いました。

20110818_2それに、ウィーンもプラハもベルリンも、みんな午前中から気軽に飲んでいるのはビール!
え~、みんなこんな時間から?と思ったけど、暑いので真似してみたら、とても軽くて酔っ払うこともなく、歩き回ったときのつめたい一杯で元気を取り戻すことができました。

このようにあとから細かく思い出して書けるのも、今回、行った場所のメモをこまめに取っていたことが功を奏しています。
事前にいただいたアドバイスを実践しました~。

ななめがけバッグには、手のひらサイズのロルバーンノートとペンを入れていつでも取り出せるようにしておき、地下鉄やトラムに乗った時なんかに、時間と移動場所を簡単に書くようにしてました。
それを夜にホテルでトラベラーズノートの旅日記にまとめて書くという流れにしていたのがよかった!

でも、夜、宿に帰ったら眠くてなんども沈没したな~。そういう場合は、列車移動の長い時間にロルバーンノートの行動メモを参照しつつ、まとめて書いたりして、なんとか追いつくようにしました。

特に今回は美術館もたくさん回ったので、どの建物でどんな作品が印象に残ったか、などもできるだけメモしていたのはあとから役立ちました。

トラベラーズノートとロルバーン、大小2冊の旅ノートのその後については、またあらためての機会でご紹介したいと思います。

今回の旅を振り返ると、芸術と古い建築と歴史と郵便。それに、ビールと甘いもの。そして文房具。そんな素敵なものたちとの出会いが印象深い旅だったと思います。

ウィーンもプラハもベルリンも、街の特徴はそれぞれに違うのに、共通点のあるところも多くて、とても周りやすいルートでした。鉄道の旅も便利で快適!
それに、どの街も人が人情味あふれてて泣けたよ~。
プラハなんて初めて訪れたし、言葉も挨拶程度しか満足にわからないというのに、想いが通じたことが多くって、昔からここにいたような気にさせてくれるなつかし感に包まれたのはなぜだろう・・・
今回、現地の人たちから、やさしい気持ちでいられる方法をいくつも教わった気がします。

どの街も、次の場所へ移動するのが残念で、離れがたい場所になりました。
これから写真を整理して、それぞれの場所の想い出やおすすめの事柄をできるだけお伝えできたらと思っています。いつまでかかるかわかりませんが、長々と続くかもしれない旅のおはなしに、おつきあいいただければうれしいです。

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