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Saturday, 22 December 2012

はじめての中屋万年筆

20121207

9月の終わりのことです。神戸の大型文具店さんから、中屋万年筆さんの出張販売があるとお葉書をいただきました。

中屋さんといえば、ながらくあこがれの存在でしたが、なにもないのにぽくっと買うわけにはいかないような、なんとなく別格な存在。

何か記念になるような出来事でもあれば買うことにしよう、と自分の中ではそんな区切りは引いていたのでした。
(それで、出張販売もあまり観ないように自粛していたの~)

それに、買うのであれば実際に手にとってみて、多くのラインナップの中から選びたいし!
「その時」に備えて、次に出張販売があるときは、好みの一本を下見に出かけるぐらいはいいことにしようかな~と思っていたところへ、そのお葉書。
なんとなく、”今年は呼ばれている気がするなー”と思って、ふらっと出かけてみました。

ペンクリニックも当日は実施されていたのですが、最近、どの万年筆も快調で、とくに健康診断が必要と思われる子もいなかったので、万年筆は持参せずにいきました。

お店の方に「こんにちは~」と声をかけると、どーそどーぞ、と椅子をすすめていただき、美しい万年筆の数々が並ぶトレイを目の前にぱあ~っと広げてくださいました。
これがあの噂の万年筆たち!
う、麗しい・・・
いつもは選ばれた万年筆たちがショーケースの中にうやうやしく飾られているけれど、こうやってわりとカジュアルに並んでいる様子を見ていると、そんなに構えなくてもいいのかしら・・・と思えるからあぶない。 (しかし、お値段はやはり身構えるものがある)

ずらっと並んだその中に、ひときわこちらに強く光線を放つ、青と緑の十角の万年筆が。
うわ~、この色すごくきれいですね~(それにこの色あわせ、青と緑って、青と緑って!めちゃくちゃ好みなんですけどっっ!)と、思わず顔を近づけてしまいました。

すすめられるままに手に取ってみると、ぽってりとした感触がとてもあたたかい。
ベースは緑で、その上に青を塗っているのだそうで、角になったところは、もともとの緑が浮き出ていて、その緑と、近辺の青のコントラストの具合。心の中で鳴り響く鐘。

いつか買うならば、”かくかくの、みじかいの”(正しくは「十角のピッコロサイズ」)で、クリップ付きがよいなあ~、と、まだとか言ってる割には希望の条件はしっかり描いていたのですが、そんな条件にも恐ろしいほどぴったりマッチしたその万年筆が、「ふふっ、ついにお会いしましたね、こんにちは」と微笑みかけている・・・。 (すみません、また変な妄想癖が)

ってもうこれは偶然じゃないよね。うちに来ないでどこへ行く!わたしに会うために今日ここにいるに違いない!
という、根拠のない確信とともに、この運命の出会いから数分後、"気の早いバースデープレゼント"という名目で、新しい仲間をお迎えすることになるのでした。誕生日っていつかやってくるから便利~
(長年がんばっていた割には、結局、さしたる記念購入にはならなかった・・・)

誕生日は12月なのですが、お祝いごとは早い方がいいでしょう~ということで、さっそく使用開始させていただいておりました(誰にでもなく言い訳)。

この色合わせは、最近ラインナップに加わった新しい色、ということで、どんな風にこの後変化していくかは、自分たちもわからない、とおっしゃっていました。
このミステリー感にますますときめく~!

使い始めて2か月とちょっと。まだそれほど色の変化は出ていないように思いますが、若干、出会った時よりも、”かくかく”のところの緑色が、あざやかになりつつあるかなーという様子。
この色合いがこのあとどう変わっていくのか、は楽しみではありますが、最初の印象が好みすぎるので、ちょっと心配でもあったりして・・・
その変化を受け入れることがまた、この万年筆とともに日々を過ごしていく醍醐味だと思って、一緒に歳をとっていこうと思っています。
(って大げさすぎる・・・)

なんせ当日は、買おうと決意して乗り込んだ訳ではなかったので、ペン先の太さをどうしようかなんて、まったく考えてなかったのでしたが、試し書きをさせてもらったら、あー今日は中字が好みだわー、と感じたので、素直に直感に従い、中字のペン先にしてもらいました。

普段は細字の多いわたしの万年筆ですが、今回のは中字にしてはまとまった、ちまちまとした好みの文字が書ける気がして、ほとんど、細字的な使い方をしています。
罫が太めの便せんにも、不思議とゆったりとした文字を書くこともできて、かといって、はがきにもやノートへ細かくびっしりと書き込むのも得意らしい。その芸達者ぶりにも感心です。
あこがれ続けた一本でしたが、もうすっかり普通の顔して生活の中にとけこんでいます。

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Comments

写真の説明を忘れておりました。^^;

画像の3枚目にあるペンは149になります。
サイズからしましても、「十角のピッコロサイズ」も
十分に入ります。(^^)v

年内にご注文頂きますと、送料が無料となって
おります。(笑)

※写真の149は付属しません。(笑)

Posted by: (つい)しんです | Saturday, 22 December 2012 at 06:45 PM

こんばんわ。
碧溜ですか?なにか限定の塗りかな?
いい感じですねーlovely十角軸は私もいつか欲しいです。
私のは、普通の丸軸なので色のコントラストや変化が刻々とわかるのがうらやましい....。
ここのなら、中字でじゅうぶん細く書けますよね。
中屋ユーザー同士、楽しく使っていきましょう♪

Posted by: ほしの | Sunday, 23 December 2012 at 03:57 AM

しんさん、こんにちは。
コメント&お祝いメッセージ、ありがとうございました(^^)/

ペンケースの件、もったいないお申し出をいただき本当にありがとうございます。
写真拝見しました~、とても豪華なペンケースですね(かっこいい!)

ぐらりと心は動くのですが、いかんせん、家の中にペンケース(とかポーチとか)がありすぎまして、ここはぐっとこらえまして、ありがたくお気持ちだけいただきます。せっかくのお申し出なのですが申し訳ありません(><)
でも、お祝いのお気遣い、うれしかったです。本当にありがとうございました。
今後ともどうぞ、こんなペースで書いているささやかな場所ではありますがよろしくお願いします。

☆1件目のコメントは、URLとメールアドレスが載っていたので、安全のため非表示にしています(^^)

Posted by: はるる | Sunday, 23 December 2012 at 10:00 AM

ほしのさん、こんにちは。
ついに中屋さんデビューを果たしました!
この色は、青溜と保証書には書いていただきましたが、サイトにもまだ登場していないですよね。
碧溜も、カドのところが抹茶プリンにカラメルをかけたような色でおいしそうだった、じゃなくて綺麗でした。

直感で選んだ中字がことのほか、ちまちま書きに便利なので、良いお買いものだったなと思います。
もう少し大人になったら、太字で丸軸も・・・なんて夢想してしまいます。
先輩、その時はまたアドバイスおくれやす~

Posted by: はるる | Sunday, 23 December 2012 at 10:07 AM

はるるさん、こんばんは。
中屋万年筆の青溜いい色ですね〜〜〜。
私も今年3月に中屋万年筆デビューしました。
私も中字です。
ずらーっと美しい子たちを見ていると、
日本人の血が騒ぐって感じでしたね。
私は、おばあちゃんになったら、白髪に朱塗りの丸軸がステキかなあ〜と妄想を抱いて購入しました。
今、黒のインクを入れておりますが、はるるさんは何色を選ばれたのですが?
やっぱりブルーブラックかな?なんて想像しております。

Posted by: padma-pani | Sunday, 23 December 2012 at 10:04 PM

こんばんは。moon3
URLとアドレスの件はご配慮頂きましてありがとうございます。
(自分で載せた手前、迷惑メールとかも覚悟してましたsweat02)
いつも、はるるさんのブログで情報だけ頂いていて、申し訳
なく感じていたので、ささやかなではありますが、お祝いを
させて頂ききたいな…と思いました。(見ず知らずの人から
プレゼントとというのも怪しいといえば、怪しいですがcoldsweats01)

今後も楽しい記事を楽しみにしています。sign01

Merry Christmas!xmas

Posted by: しん | Sunday, 23 December 2012 at 11:27 PM

padma-paniさん、こんにちは。

わわ~中屋さんデビュー、果たしておられたのですね!
日本人の血が・・・確かに確かに(^^) 朱塗りの丸軸で、そこはやはり、鳩居堂の便箋あたりに縦書きでしょうか?(その時はぜひ和服で、八千草薫さんみたいにお願いします~)
もしも2本目を・・・なんてことが将来あれば、その時はぜひ丸軸でも選びたいです。

今入れているインクは、そうです、ご想像通りのブルーブラックなんです。
はじめにカートリッジをつけていただいた、というのもありますが、やっぱり、青と緑の軸にはブルーブラックが似合うなあ・・・と思って、もうすっかり定番コンビになってしまいました。
こうやって、見回せばブルーブラック入りの万年筆ばかりに取り囲まれています。。。

Posted by: はるる | Monday, 24 December 2012 at 02:13 PM

しんさん、こんにちは。
いつも、ぱらぱらと好き勝手なことを書いているだけなので、逆にこちらの方こそ、読んでいただいてありがとうこざいます。
詳しい情報やレビューといったものは、どうにもできそうにないので他の方に譲るとして、お気に入りのものやいいなっと思ったことを共感していただければ(そしてお揃いもなお楽しい♪)、励みになります。

今回は、気を悪くなさったかもしれません。本当にごめんなさい。お声をかけてくださるお気持ちは、このうえなく嬉しかったです。

急に気温が下がりましたね。ホワイトクリスマスになるかも、なんて予報も出ています。
しんさんも、楽しいクリスマスをお過ごしください(^^)

Posted by: はるる | Monday, 24 December 2012 at 02:33 PM

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