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Sunday, 01 December 2013

手書きの参考書

20131201ついに12月になりました。
今年があと1か月で終わりだなんて、信じられません。
今年もいい1年だったな、と大晦日に胸を張れるように、ラストスパート、かんばりたいと思います。

毎日の雑記はHOBONICHI PLANNERにマスキングテープを貼ったりしてページを自由に遊ぶことも多いのですが、それとは別に、さささっと手書きでその日の出来事をイラストで添えられたりできるといいのになあ、と常々思っているのです。

でも、わたしはイラストがとっても苦手です。
大雑把でわけがわからないか、あるいは変に詳細で気持ち悪い画風になるか、どちらかなんです・・・
絵心がほしい。昔から絵は苦手だったもんな~。

最近、手帳に添えるイラストの本がたくさん出ています。
本屋さんで手に取り、ふむふむ・・・と見入るものの、やっぱり、その本で見るように気軽に書くのは、なかなかに至難の業です。

そんなわたしが、昔から頼りにしている参考書があります。それは、杉浦さやかさんの、「絵てがみブック」という本。
画材屋さんで見つけて、とっても気に入ってしまい、常に本棚の取り出しやすいところにスタンバイしているわたしの定番教科書です。
奥付をみると、1998年3月20日初版第1刷発行、とあるので、もう15年もこの本にお世話になっているのですね、驚き!

この本の一番好きなところは、中身の文字がほとんど手書きで書かれているところです。活字は本当に少なく、ページの中の見出し部分ぐらいでしか使われていなくて、他は、全部実際に杉浦さんの手書き文字であるところ、これってすごいと思います。
そのためもあってか、とても手作り感が伝わってきて、タイトルにあるように、まさに絵てがみをもらったような、そんな気持ちでゆっくりと味わいつつ読んでいられる本なのです。

絵てがみ、というタイトルではありますが、中身は手紙をこえてバラエティに富んでいます。日記や手帳はもとより、お買い物計画、旅ノートのつくり方、内輪新聞のつくりかたにラッピングアイデア、さらには懸賞はがきのの極意まで!!
まさに手書き生活のヒントになりそうなアイデアがぎっしり。何度手にとっても飽きることがなくて、本当にたのしめる一冊です。

杉浦さんは本職のイラストレーターさんですが、こりすぎたイラストはなく、簡単にならって取り入れやすい気さくなタッチで、わたしのようにイラストが苦手な者にとっても、こんな風になら自分にも描けそうだー!と勇気が湧いてきます。色鉛筆さえあれば、簡単に真似ができそう。そんなとっつきやすいところが、まさにいつもそばにおいておきたい一冊になる、理由なのだと思います。

といいながら、15年間愛読している割には絵心が育っていないじゃないか、と言われると返す言葉もありませんが、なんだか、これからはできそうな気がする!
(そう、その気になることが大事な一歩なのだわ~)
2014年は、きっと、イラスト混じりの日記をご紹介できる日もやってくる・・・かもしれません。

わたしが持っているのは単行本ですが、文庫本も発売されています。
単行本のほうはページを大きく見渡せますし、手帳と一緒に持ち歩いたりして見るのには、文庫本が便利かもしれません。
☆Amazon.co.jpの紹介ページ→ 絵てがみブック(単行本)  絵てがみブック (角川文庫)

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Saturday, 02 July 2011

みちくさ気分は、らくがき気分

20110702

最近とってもお気に入りで、朝から眺めてはうっかり遅刻しそうになるほど、見入ってしまう本があります。

菊池亜希子さんの「みちくさ」シリーズです。
(amazonでの紹介ページ→「みちくさみちくさ 2

菊池さん、本業はモデルさんで女優さんなのですね~。
なのにこの卓越したイラストセンスと、こまごまとオール手書きされた地図ページの完成度といったら!!
素晴らしい才能が実にうらやましいです。

ファッション雑誌に連載されているエッセイをまとめた本のようです。
(・・・のようです、なんて、とっても気弱な書き方してますが、そのファッション雑誌は若者向けなのか、まったく実物を手に取った記憶がなく、この連載があることも知りませんでした。)

そこかしこを、道草くいながらてくてく歩き、地図仕立てにしたイラストとエッセイで案内してくれるという、素晴らしく濃ゆーい、2冊なのです。

巻頭で紹介されている、使い込んでかなりくたびれたご愛用の地図帳(←しかも、テープで補修済み♪)が、そもそも素敵すぎる!
本気でお散歩が好きな方なのだなあと感動します。

菊池さんがお散歩に連れて行くグッズやかばん、服装なども好みのものが多くて、そこもまた読んでいてとってもたのしいのです。
買い物欲まで刺激されてしまいそう。

行き先はというと普通の町なのですが、「うわ~、その一角にそんな楽しみ方が!」とか、「なんでもなく通り過ぎてたのに、そんな風に紹介されたら気になる~!」というように、菊池さんの目のつけどころや感じ方がすばらしいイラストにまとめられていて、そこはかとなく、みちくさゴコロはそそられます。

そして、文具類、お手紙グッズに関する記述やお店の紹介も多く、その系統がお好きな方とお察しいたします。むふふ、気が合いそう。。。

紹介されている町や行き先は、国内だけでなく、海外も少し。チェコやバリ島、フィンランドだなんて、もう・・・好きな行き先ばっかり持ってきてくれるわ~><
特に、神戸に関するページでは、見過ごしていたスポットの記述もあったりして、地元におりながら、まだまだ修行が足りんなあ、と自分の至らなさを痛感しました。もっとみちくさするぞー。

このような手書き度数の高い本は、全体が醸し出す雰囲気や、文字のようすなど、合う・合わないってなんとなくあるので必ず中身をじっくり見てから買うのですが、菊池さんのイラストや文字には、こまごまはしているけれど適度なゆるさがあって、でも、”ひよひよ”し過ぎず、とても好みの空気感です。
この連載、今も継続中なのかなあ?月一回の連載だとしたら、原稿作るの、さぞかし大変だろうと想像いたします。。。いや、案外短時間でちょちょいだったりして?

自分でも、これぐらいことこまかなみちくさ記録をノートに書き込めたら楽しいだろうなあ!とかいいつつ、イラストはちょっと苦手な分野であります。
ようし、この夏は、苦手克服! (予備校の宣伝みたい・・・)
絵日記強化キャンペーンで、いつもよりみちくさ多めで、過ごしてみたいと思います。

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Saturday, 07 May 2011

「好きなもの、ここで見つけました」

20110507 少し前、帰宅した夫がこんなことを。
「今日、本屋でサイン会やってたで~。誰やったかなぁ。うち・・・うち・・・?」
「まさか、うちだあやのさんでは?」
「あっ、そんな感じやった!ってなんでわかるん」
「並んでサインもらってきてくれたらよかったのにーぃ」

実は以前にも、雅姫さんのサイン会の整理券を、行けない私の代わりに長時間並んでもらってきてくれたことがあるので、その時のうらみ(?)がまだある様子・・・


内田彩仍さんの本は、何冊か持っているのですが、情報がぎゅうぎゅうに詰まり過ぎない、ゆるやかな感じの雰囲気が好みで、ひと息つきたい時に、ぱらぱらめくったりしています。
”ちょこっとリメイク”のワザとか、簡単ソーイングは、参考になることが多いです。(といっても、そういうこまごました事は、結局ほとんどできてないのですが)

しかし今回、まさか近くの本屋でサイン会があったとは。きっとこの本の出版記念だったのねぇ~。惜しかったなぁ。と思いながら、あらためてじっくり読みました。

「好きなもの、ここで見つけました-服、小物、日用品…ていねいに選んだ156点」(Amazonの紹介ページ)というタイトルの通り、内田さんの愛用品が156点、手に入れたいきさつやおすすめポイント等とともに紹介されている本です。

この本でとても気に入ったところは、本の版型と、写真の美しさです。これまでの本よりちょっと小ぶりで手に取りやすく、写真集やカタログ的なつくりになっているのが面白いなぁと思いました。
「もの」を紹介する写真の点数が多いので、スタイリングや空間の取り方、ピントの合わせ方などもつくづく参考になります。興味深くて、じっくり見てました。

それから、中で紹介されているものたちの中に、とても好みのニットジャケットが載っていたこと。
ノーカラーや丸襟好きな自分としては、このお店でいつかジャケットを買ってみたい!と、つぼにはまりました。

他にも、内田さんの愛用品、いろいろと気が合うので面白かったです。
無印のレインコート、わたしも持ってる!これを着たいから、「雨も悪くないな」と思えるのよね~。
アンティークの時計、とても綺麗。わたしもその時代の古きよき機械ものが大好き。
ジュストカンパーニュのバッグ、買う時は思い切りが要ったけど、そのあとめちゃくちゃ活躍してるから、大正解だったし。
リモワのトランクも、大きいのをがんがん愛用中だけど、小さいサイズもあってもいいなあ。
おお、ブラバンシアのゴミ箱、おんなじ型!もう10年選手だけど、使い勝手も一向に変わらず、毎日ぱたぱた愛用してるよ~。

という感じに、盛り上がれるポイントが多かったので、終始楽しく読みました。

そして、最大のお気に入りのポイント。それは。
これまでのどの本よりも文房具の登場が多かったこと!(結局、そこ・・・?)

本体は写っていないのですが、sleeping roseのほぼ日手帳カバーが登場、やっぱり可愛いなぁ。
それから、無印良品のリングノートやレターグッズも、内田さんらしいアレンジをして使っておられるようです。手を加えるには、無印のさりげなさがやっぱり、便利なんですねぇ。
そして、Moleskineのカイエのアレンジが気になりました。自分の写真を内容のテーマに合わせて選び、プリントしたものを表紙に貼ると、とても素敵なオリジナルMoleskineに変身してました。最近、オリジナルノートづいているので、このワザは気になるところ。早速試してみたいと思います。

どの方の本もそうですが、インテリアメインの本だと、簡単には取り入れづらいけれど、この本の良かったところは、こものがメインになっているところなんですね。
気軽に手に取れて、めくっているだけでも楽しいお買い物気分になれる本だと思います。いつかこういうの探してみたいなぁ、というのを探るきっかけになりそうです。
見ているだけでも目が満足できるから、安上がりに楽しめそう・・・。

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Tuesday, 22 March 2011

世界の駅と空港の本

20110321

旅行の際、楽しみにしていることのひとつが、現地の駅と空港を見られることなのですが、自宅にいながらにしてそれらを堪能できるお気に入りの本があります。
旅に出たいなぁと思っても、ままならない時。そんな時には、きまってこの本を開きます。

それは「世界の空港~Airports~」、 「世界の駅~Stations~」というタイトルで、ともにピエ・ブックスより刊行されています。

特に、「世界の駅」のほうは、表紙がわたし一押しのドイチェ・バーン、ドイツの国鉄の写真であるところがたまりません。(こちらも日本と同じく民営化されたので、正式には現在は国有鉄道では有りません。愛称もJRのように、DBと略されています。)
ニュルンベルク駅にて発車を待つ、ICE(新幹線)のおたふく顔ったら、なんとも愛らしいではありませんか~。

さて、いずれの本も、中身は世界の駅と空港の素敵な写真のオンパレード。ページに文章は一切なく、都市名と国の名前が添えられているだけ。ビジュアル以外の情報が入らないので、写真を見ながら、勝手に想像を膨らませるのが楽しいのです。この潔いつくりが、なかなかにくい。

駅といえば、その街のランドマーク的役割であることが多いもの。歴史的価値を持つ建物があったり、そうかと思うと一方では宇宙的な、斬新な近代建築だったり。
また、そのロケーションもさまざまで、街なかにあるもの、信じられない角度の傾斜の中に乗っかる山岳鉄道の駅・・・
など、とどまるところを知らないバリエーション豊かな駅が次々登場します。

そして空港については、そのデザインの自由度といったら駅以上にインパクトがあります。空港というと、どうしても広大な敷地、近代的な建物を想像してしまいますが、世界には意外にも、こじんまりした空港もたくさんあることにも驚きます。

島に設けられた滑走路。その向こうはもはや青い海。少しのオーバーランも許されない感じ・・・その横に設けられた、事務所のようなささやかな建物、これがきっと空港ターミナル。
はたまた、滑走路がまるで砂漠の中に描かれた地上絵のようにも見える、中東の空港。
都会の空港にはメタリックな大屋根がきらめき、ターミナルの吹き抜けには大きなオブジェが吊り下げられていたり、視線を上げてゆっくり見ないともったいないなと思わせる大掛かりなつくりもいっぱい。今度から、短時間のトランジットであっても、ちゃんとターミナルを見渡すことにしようと思いました。

それぞれのロケーションや建物、そしてそこにスタンバイする航空機や列車も魅力的ですが、乗客や働く人、その姿がいろいろ見られることが、実はこの本にひかれた一番の理由かも知れません。
世界各地の日常って、こんな風に普通に流れているんだろうなぁ。知らないどこかで、この写真のような毎日が。それぞれの行き先があって乗ったり降りたり、電車を待ったり飛行機を乗り継いだり。

わたしもまた旅に出て、知らない駅や空港をひとつでも多く見て回りたい。誰も気に留めることのない乗客になって、見慣れないターミナルを隅々まで覗いてみたい・・・。そんな夢を描きつつ何度も繰り返しこの2冊をめくっていれば、おだやかでゆっくりした時間を過ごすことができます。

このシリーズ、「世界の家」など他にもいくつものテーマで発行されていて、どれも写真が綺麗で、また、手軽に見られるサイズなので、手許において楽しむのにはいいシリーズだなぁと思います。近刊では、「世界のポスト」というものも出ていたみたいで・・・
それがいま少し、気になっています。
この数日、あらためて、本と過ごす時間のありがたさを知った気がしました。

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Thursday, 03 February 2011

日記というたのしみ

20110203

”ソニーの本屋さん”Reader Storeでは、電子書籍を購入する前に、コンテンツの試し読みができます。

Readerをつないでダウンロードしなければ試し読みできないのは少々面倒ではありますが、それでも、いろんな本の中身をちょこ見できる、まさに”立ち読み”感覚が楽しくて、タイトルを見て気になったものをかたっぱしからダウンロードしています。

お試し版を読んだらあまりに面白くて、続きを読みたい!と即座にコンテンツを購入したものがあります。

Reader Storeでの記念すべきお買い物1冊目、それは岩波アクティブ新書の「日記をつける」という本です。

(紙の本でいま発売されているのは、岩波現代文庫から出ている同タイトルのもののようです。日記をつける (岩波現代文庫):amazon)

日記のいろいろが紹介されています。本文のまず始めのページには、イタリアの働く子供の日記の手書きのページが紹介されていて、それだけでもう、やられた!という気分になりました。

筆者が小学生のときの日記に書かれた担任の先生の、気の利いた優しく鋭い赤インクのコメントを読んでは、「担任の先生ってえらいなあ・・・」と思う。

名作に登場する日記の記述。それも日本だけではなく海外の作品からも紹介されています。また、文豪が実際に綴った日記も。

日記というものが、こんなにもさまざまな形、ありとあらゆる重さで書かれている事実も興味深く、そして、自分のために書いたものであっても、時を経て他人に読まれるものであるということをあらためて知り、とても不思議な気分になりました。

文中にはいろんな日記文学が紹介されているので、読書ガイドとしても見逃せない1冊です。ここに出てくるもの全てを読みつくしたい気持ちになっています。

また、日記に対する心構えも記されています。
とはいっても、「こう書くべし」なんて重い気持ちにさせるのではなく、「結局、したいようにすればいいのだ」と最後はまとめてくれる、そんな背中押しの1冊となっています。

日付と曜日、天気など、ささいなことでも単なる記録を超え、すべての事が大切な要素。
そして、取るに足らないように感じる、いつも同じように思える出来事でも、書いておけばそれは大切なドラマになりえるんだなあ。。。と、あらためて、自分の日記を楽しんでつけたいな、と思い直すきっかけになる素敵な本でした。

10年日記に日常を綴って3年目ですが、なんでも素直に書いておこう!とあらためて思いました。

この本は、Readerに入っているからいつでも読めるのが便利ですが、あまりにも気に入った1冊になってしまったので、紙の本でも購入し、手許においておきたい気分です。

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Saturday, 15 January 2011

Readerをめぐるあれこれ

2011011503先日買って来たSONYの”Reader”、とにかく使って覚えよう!と日々遊んでいます。
カバーを開くたびに、本体に入れたメッセージ刻印のお気に入りフレーズが目に入り、うれしくてにんまり。

今週、「遊ばせるもんか」という陰謀団(?)のさしがねで、なかなか触ってる時間が取れなくて悔しかったのですが、それでもちまちまやっています。夜に時間がなければ早起きしてでも遊ぶのよ!

中に入れる書籍のデータは、青空文庫さん(ありがたき存在!)などからダウンロードしてきた名作を中心に、どんどん本体にストックしています。

それから、早くも忘れそうになっていたけど、本来の目的である、多読用の洋書の作品も。

Readerの誘惑をかけてくれた師匠に、青空文庫の洋書版がいくつかあることを教えてもらいました。
その中でのお気に入りは「Project Gutenberg」

サイトのデザインがかっこいいし、単純に、グーテンベルクっていう名前が素敵♪

書籍データは数限りなくあるので、TOP100から定番作品を選んでせっせとダウンロード。世界の皆さんも読んでいる作品だと思うと楽しいな~。
でもこんなに落としても、読みきれることはないでしょう・・・

ついでに、今回はじめて知りましたが、StanzaというiPhoneアプリを使って、Project Gutenbergを含む外国のフリー書籍データの検索ができるんですね~。もちろん、iPhoneへのデータのダウンロードも可能。
知らなかったな~!まだまだiPhoneも全然使いこなせてないわ~。

そう、公式ストアの「ソニーの本屋さん」では、まだ書籍データを買ってみたことがないという、ふとどき者です。
(だって~品揃えがーぶつぶつ。)

書籍データをストックするにあたっては、師匠の選んだ本も教えてもらっているのですが、他の人の本のセレクトって、おもしろい・・・
自分ではぜったい気がつかないであろう意外な作品に出会えて楽しいです。
「読んだ本、面白かったから貸してあげるね!」といった本の貸し借りに近いものなのかなと思いますが、こういうやり取りが、離れていても気軽にできるというのは、電子書籍の楽しみでもあるなあと思います。

師匠は国文学科卒で読書家なので、こういう方がダウンロードする作品はぜったいに読み応えがあるはずなんだ!
わたしも負けずに、師匠がきっと選ばないであろう不まじめな作品を師匠に提案すべく、せっせとと書籍データを探しております。

Readerで扱うことのできる書籍のファイル形式は、XMDFファイル、EPUBファイル、PDFファイル、そしてTextファイルとなっています。

欲を言えば、お気に入りの本こそ、データにしてこのReaderに入れておいたら、いつでも開くことができて、いいんだろうけど、1冊まるごとスキャンするのは大変そうだけど、お気に入りの本をまさか断裁などできるはずもないので、そのうち、ちまちまと数ページずつ取り込もうかなあ。

読み物はこうやって順調にストックが増えていっていますが、他に、まだ入っていないけど、あれば便利そうな書籍データは、レシピ本!
Readerの中に、お気に入りのレシピ本を取り込んでおけば、仕事帰りにちらっと見て食材買い出し・・・なんてことが気軽にできると思うのよね~。
わたしの虎の巻料理本が電子書籍になったら、喜んで買います!

それから、今使っている語学の本も、できればデータにして取り込みたいな。
但し、購入時点での内蔵辞書は、ジーニアス英和辞典とNew Oxford American Dictionaryの2種類だけ。しかも同時には呼び出せなくて、どちらかひとつの辞書を指定しておいて使うようになっています。将来的には、他の言語の辞書もソニーの本屋さんでコンテンツ販売があるはず!と信じて待っているのですが、今のところはその気配はなく・・・。首が伸びるわ~。

それから、このReaderにお気に入りの写真や画像を入れて、待ち受け画面やスライドショーにすると、かなり楽しめます♪
写真が全てモノクロになってしまうのは「味」と割り切ります。
旅行の写真をパソコンから入れてみて、スライドショーで流してみると、写真集のようで楽しい!眺めているだけでも相当楽しめます。ちょうど画面のサイズが、L版の写真と同じぐらいなので、違和感がないのもいいなあ。
お気に入りアーティストの写真なども入れてみたりして。スリープモード時の待ち受け画面に設定できるので、カバーを開いたときのどっきり感は、たまりません。

そう、肝心なことを忘れていました。文字は、くっきりと読みやすいです。電子ペーパーって、えらいなあ。本当にそこに印刷してあるとしか思えないような明確な見え方です。文字サイズをいちばん小さいXSに設定しても、ルビも綺麗に読めます。ページ送りの際に画面を書き換える動作で、一瞬真っ黒になり、そして次のページが出現するのですが、はじめはこの動作にびっくりしましたが、今はもう慣れました。
それから、電池も、購入してから1週間、まだ一度も充電はしていませんが、電池マークはひとつだけしか消えていません。かなりこねくり回しているというのにです。ここもありがたいポイントです。

既にこの数日間、触ってみるごとに相当たのしくて、早くもモトは取れたような気がしますが、書籍データの探し方、そして、本体機能の活用について、まだまだ研究していきたいと思います。

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Monday, 10 January 2011

かばんの中に本棚を

2011011002

SONYの電子書籍リーダー”Reader Pocket Edition”を自分のお年玉に買いました。

今年、ダイアリーの元旦ページに書いた「本年の目標と野望」のなかに、洋書の多読という項目があるので、それに活用しようと思っています。

今年は和書もたくさん読みたいのですが、あわせて、すき間時間を活用して洋書の多読にも挑戦したいのです!

かといって、同じく元旦の野望のページには、「本を減らす」というものあり、そちらもかなえるには新たに本はあまり買えないし、図書館にこまめに行けたらいいけど、それもままならぬ時があるしな~。

と、もんもんとしていましたが、ついに何かが吹っ切れ「よし!電子書籍でやってみよう!Kindle買うぞ!」と購入ページに突進しました。
しかし、第一希望のホワイトが、いつからかオーダーできなくなっていたみたい。

そのことに気づかず、無選択でグラファイト色のオーダーになっていて、あとから確認メールを見て「ホワイトと違う~!」と気づき、オーダーをキャンセルしてしまいました。

この空振り感・・・
Kindleを使って洋書を読むシーンを想像してその気になっていただけに、むなしさも大きくて寂しい。
本体の色なんてどっちでもいいじゃないの?という訳にはいかないほど、ホワイトがよかったんです。
さっさと去年、ホワイトをオーダーしておけばよかったと悔やまれます~。

それからは、SHARPのGALAPAGOSのCMがやたらと目に付くように。
CMを見る限りでは、こちらもなんだか便利そうじゃない!?と傾きかけたところへ、私のパソコン関係の師匠である友人が、「SONYのReaderにメッセージ刻印を入れるとかわいい」という素敵なメールをくれました。ソニーストア限定でメッセージ刻印ができ、サイト上では刻印シミュレーションができるそうです。

刻印ができるなんて、名入れ好きにはたまらない誘惑~!
でも、”ソニーの本屋さん”をのぞいて見たところ、今のところあんまり欲しそうな本がないし、どこでもダウンロードしたいなら、3Gもついている太っ腹Kindleのほうが便利そうだしなあ~・・・とまだ未練を引きずりつつも、師匠がソニーストアにReaderの現物を見に行くのを、喜んでお供することにしました!
行く前にいろいろ予習していたら、ソニーの本屋さんで買う電子書籍以外のものも、しっかり読めるみたいなので、かなり心は動きだしていました。

師匠のお供と言いつつ、その時点でお財布は半分あいていて、実物が素敵だったら、今年のお年玉にしてもいいなあ~と思っていたのです。でも買うならサイズは大きいほうのTouch Editionかなあ、と考えていました。SDカードも使えるので何かと便利かな、と。

しかし、実物を見たら、一瞬で文庫サイズのピンクに目がくぎ付けになってしまいました。小さいといっても画面サイズはそんなに違いがないし、やっぱり文庫サイズというのが本らしくて、いい!

画面はモノクロだけど、文字はくっきり読みやすいし、読みながら内蔵の辞書も引けるし、好きな写真を待ち受けに入れればミニ写真集のようで楽しめるし、通常使用で二週間ほどOKという電池持ちの良さもいいじゃない!

と、師匠の真似してもうすっかり買う気になったわたくし。
さて、刻印は何を入れてもらおうかと悩んでいたら、ばっちり事前シミュレーション済みの師匠は、迷いもなく刻印文字をあっさりご指定。
わたしも、いつもiPodにも入れている、お気に入りのフレーズをまたまた入れてもらいました。文字数との関係で、フォントはHelveticaに自動的に決まってしまいましたが、ばっちりかわいくできあがりました!
文字数によっては、他にもいろんなフォントを選べるようで、師匠が選んだフォントは、コロコロしててかわいかったです。

さっそく家に帰って、付属のソフトをPCにインストールし、これまでためていた書籍のテキストデータを入れてみたら、Readerを使って難なく読めたので感動しました。

使い方はまだ5%ぐらいしか理解できていないのですが、これは、かなり楽しめそうです。本のはしっこを折り返してしおりをつけられたり、ページに手書きメモを保存できたりというおまけの機能も楽しそうです。
PDFのデータも見られますが、拡大したりスクロールしたりが、ちょいと面倒なので、主にテキストデータ専用機になりそうな予感。
これから師匠にもいろいろ教えてもらい、使い倒して行きたいと思います!

特に、長旅のときなんか、いいだろうなあ。旅行に持っていく本って、けっこう悩みどころでもあるし、読みきった本は、自分が連れてきたくせに急に荷物に感じるし、持って行っても読めなかったりするのもくやしいし。
旅の前に、どの本を読むうかな~と悩む作業も楽しそう。頑張れば旅行のガイドブックもデータにして一緒に連れて行けるしね!

とはいえ、わたしが本に魅力を感じるのは、やっぱり本はあの姿であるからというところも大きいのです。製本された姿の美しさ、中の紙の奥深さやインクの香り、それはやっぱりわたしの場合は必要なものです。
本という「形」が好きというのは、これからも変わらないと思っているので、いろいろな作品をこのReaderで便利に読んでみて、すごく好きになった本は、書籍でも買ってほんものの本棚に入れてまた読み返すとか、どうもそんな使い方になるだろうなあと思います。

ケースは手持ちのものや固めのブックカバーで代用できそうな気もしましたが、せっかくなので純正の「ブックカバー」を買いました。商品名が「ケース」ではなく「ブックカバー」だったところもちょっと愛らしかったり・・・
Readerは、機械ではなくて本なんですね!そう思うとますますかわいく思えてきました。

カバーをつけても薄手の文庫本と変わらないぐらいの厚みで、テーブルに置いていると、見た目が「本」にしか見えないところがなんだかおかしい。
書店とコラボして、お店でかけてくれるブックカバーと同じデザインのものが売り出されたりしたら楽しいのになー、などと「ガワ」好きとしてはついそんなことを考えてしまいます。

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Wednesday, 29 December 2010

輝く!2010わたしの本棚大賞(部門賞編)

20101228本棚の中から、今年1年お世話になったお気に入りの本に捧げる「輝く!2010わたしの本棚大賞」、おしくも大賞は逃したものの、キラリと輝きを放つ本がほかにもたくさんありました。

それでは、各部門賞をご紹介。

■手書きの時間賞
「イラストで!暮らし便利ノートの作りかた -毎日の”気になる”をスクラップしよう-」
YUZUKO著・メディアファクトリー刊
Amazonでの紹介ページ

この本は、ジャンルとしては近頃なぜかとても熱い「ノート本」や「手書き本」なのですが、切ったり貼ったり、のんびりスクラップを自分なりに楽しむ方法がいろいろ紹介されていて、楽しみながら読める本です。

中に登場するテーマ別ノートはどれも楽しくて、センスの良い友達のノートをたくさん見せてもらっている、そんな気分になれる1冊です。

「おっ」と思ったものをとにかく切り抜いて貼る。時間がないならとりあえず切っておいてあとで貼る。好きなように貼る。

毎日の気になることをスクラップして自分だけのノートを作るのには、別に難しいことなど何も考えなくていいんだ!ただ、魂の赴くままに!

・・・と、別にそんな風に鼻息荒くは語っておられませんが、YUZUKOさんの「自分のアンテナに引っかかったものは見過ごさないで大切に残す」という好きなものへの思い入れと情熱を感じます。

とはいいながらも、全体的にとてものんびりゆったりしたつくりでまとめられています。わたしがとても参考になったのはノートへの紙類の貼り方。ついつい、ページにぎっしり貼ってしまう自分としては、「余白多めに貼っておきましょうね」という余裕のある生き方を見習いたい!

この本を買ってきたのは12月5日で、私の本棚の中ではまだ1か月も経っていないフレッシャーズなのに、ほとんど毎日手に取っていて、何度読み返したことか。ドラフト新入団選手がいきなり打率トップになるようなものですか?(野球詳しくないくせに例えてみる)
きっとこれからも毎日眺めているだろうと思います。手書きの楽しみをさらに大きなものにしてくれた、そんな貴重な本でした。

■ロングヒット賞
「手紙を書きたくなったら」木下綾乃著・WAVE出版刊
Amazonでの紹介ページ

上のYUZUKOさんの本のブックデザインがなんだかしっくり来るなあ、と思ったら、この「手紙を書きたくなったら」と同じ石松あやさんのデザインでした、どうりで。
2005年発売のこの本、2006年の第3刷を買っているから、もうかれこれ5年間読み続けていることになります。いつも本棚の取り出しやすいところにいます。タイトルの通り、手紙を書きたいな、と思うと手に取り、そして、手紙を書きたくない気分のときにも手に取る。そうすると、いつの間にか誰かに手紙を書きたくなってしまう、不思議な1冊です。
この中で紹介されている旧い切手に添えられた木下さんの鋭いつっこみが楽しくてお気に入りです。手紙にまつわるコラムには不覚にもほろっとさせられる。手作り封筒もひと通り真似てやってみたし、シーリングスタンプも目を皿のようにしてお気に入りを探した。お手紙好きの友人としゃべっているような楽しみがほしいとき、この本を開きます。
木下さんは、ラッピング教室の講師として神戸に来られた事があり、その時にいろいろお話をしました。なんとも飾らないお人柄で、こちらも本を読みなれているせいか初対面とも思えず、神戸や大阪のおすすめ文具店の情報を教えたり、普通に盛り上がったことが良い思い出です。「レターブック」を持参していたら、その場で鳩のイラスト入りサインをペリカンの万年筆で書いてくださいました。
またいつか、木下さんの手紙本が出たらいいな。

■おしゃれ共感賞
「12か月のクロゼット」杉浦さやか著・KKベストセラーズ刊
Amazonでの紹介ページ

杉浦さんの本は昔からほとんど持っているのですが、まったくその世界が変わることがなく、自分をしっかりもっておられることに感動します。まさに自然体なひと。こちらも本職がイラストレーターさんなので、ページ内の手書きの配置やイラストのさりげない配しかたなど、ほんとうに勉強になります。
この本は「おしゃれのたのしみ方」や「好きな服」「お買いもの」を中心に取り上げたものです。

もしも杉浦さんと姉妹だったら、服の貸し借り、めちゃくちゃできると思います。好みのテイストが本当に合うのです。ダッフルコートやチェックのスカート、昔の映画に出てくるようなシンプルなワンピースに丸首カーディガンを羽織ったり、たぶんご本人は女の子女の子はしたくないが、あえてチラリときかせてみたいレースものなど・・・
貸し借りというより取り合いになりそうな気がします。

この本のもうひとつの楽しみは、杉浦さんの直筆ノートが見られること。昔のものを含めて!
たまに手帳本で紹介される杉浦さんの手帳づかいを穴があくほど見入っていましたが、この本にも手書きがいっぱい、楽しめます。

■きっと素敵な大人になるで賞
「anmitsu book」 anmitsu編集部著・フリースタイル刊
Amazonでの紹介ページ

京都の恵文社でたまたま見つけたこの本。「anmitsu」という、高校生が編集・発行するフリーペーパーをまとめて収録したものです。
大人では気づかない、たわいもないけどちょっと気になることを集めるというのがコンセプトのこのフリーペーパー。実物にお目にかかったことはないけれど、少ないページの中にいろんな楽しみを詰めこんだフリーペーパーです。
高校生の仕事とあなどるなかれ。内容は、鋭く渋い着眼点による、本職顔負けの記事が並びます。取りあげるテーマは、学校で使う文房具や手紙の事、お菓子やおいしいものに始まり、仕事について、留学生に聞く海外の事情など・・・じつにさまざま、大人でもじゅうぶん興味の持てるテーマがいっぱい。

文庫版にのみ掲載された、もう高校生でなくなり編集部を「卒業」した当時の編集スタッフの「今だから」話も、味わい深いです。取材にや記事書きにまつわる裏話からは、いかに真剣に高校生たちがこのフリーペーパーに情熱を注いでいたかが伝わってきます。
うらやましいなあ。
わたしが高校生なら即、この編集スタッフに名乗りをあげていただろうな~。
そういえば小学生のとき、新聞作って無理やり配ってたっけ・・・という恥ずかしい記憶もよみがえったりします。

将来、この編集部員達は素晴らしいクリエイターor編集者or写真家になっているかもしれない!そんな末恐ろしさに敬意をこめて、この賞を贈ります。

■旅に出ずにはいられないで賞
「全国鉄道絶景パノラマ地図帳」 「週刊 鉄道 絶景の旅」編集部著・集英社刊
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この本は、そんじょそこらの地図帳ではありません!(なぜか興奮気味)
いま流行の3D画像がめがねナシでも楽しめる、ミラクルな地図帳なんです。
この立体感、この距離感、今すぐ誰かに伝えたい!

鳥になって日本列島上空を飛んでいるような、大げさではなく、本気でそんな気分になれる地図の本なのです。

電車に乗っていると、意外に高山地域を通っていたり、はたまた、海すれすれのところだったり、山の中を通過しているようでも、数キロ先は海岸線だった!なんてこととか、ありますよね。
通過しているとその地点がどういうロケーションなのかが気になりませんか?(ん、わたしだけ?)

この地図帳で見れば、そのアップダウンの激しさや、急峻な地形とともに鉄道路線や市街地を一望することができ、「よくぞこんな険しい山中に鉄道を敷いてくださった」とか「わざわざここに線路を通さなくても・・・と思っていたけどちゃんと意味があったんですねごめんなさい!」などなど、万感の思いに浸れます。

だいたい、大阪から神戸を経て、中国地方、そして海の向こうの九州や対岸の瀬戸内海を経て四国まで、ぺったんこな地図ではなく起伏つきで、パノラマで一望できる地図なんてあったでしょうか!><
もう他の地図には戻れない・・・
どうしてくれましょう。

鉄道地図というだけあって、車窓絶景ポイントの記載があるのも、嬉しい限りです。後ろの方に遠慮がちに乗っている、鉄道路線ごとの紹介とうんちくは、該当の地図ページと行ったりきたりして読んでみると楽しさ100倍です。ぜひ書店でめくってみていただきたい!
もちろん、鉄道旅の予定がなくても、眺めているだけで地理のお勉強にもなる、かしこい本です。
日本ってほんとに平地が少ないんだなぁ。

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いったいどこまで続くんだぁ!?と思いながらここまで読んでくださってありがとうございます。まだまだ紹介したい本はあったのですが、このままいくときりがないので、このあたりで「輝く!2010わたしの本棚大賞」部門賞の授賞式会場からお別れしたいと思います。

もうすぐやってくる2011年も、素敵な本とのたくさんの出会いが待っていることを期待して・・・

 

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Saturday, 25 December 2010

輝く!2010わたしの本棚大賞

20101225ことし1年、頻繁に読んだ本や感銘をうけた本を、わたしの本棚から独断かつ勢いで選ぶ、急な思いつき企画「輝く!わたしの本棚大賞2010」。

今回は文学以外のジャンルより「のんびり本部門」としてお届けしようと思います。

この部門のノミネート作品は、文房具、手帳やノートそしてお手紙まわりのことやおしゃれ雑貨本など、本棚に締める割合も非常に多く、かなりの激戦部門です。ちょっとした時間や寝る前などについ手に取ってしまうのはやはりこのジャンル。

その中から受賞作品を選定するのは審査員一同(じゃない、一名だった)頭を悩ませましたが、今年最もインパクトのあった作品ということで、次の1冊を選びました。

■大賞
「切手帖とピンセット -1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ-」 加藤郁美著・図書刊行会刊 Amazonの紹介ページ

この本はサブタイトルにもあるように、1960年代の世界のナイスデザイン切手を中心に、切手集めの愉しみかたを教えてくれる本なのですが、ブックデザインから内容までどこをとっても憎いぐらいの素晴らしい完成度になっています。

デザインは特に手が込んでいて、帯と本体を割り印するように押された消印の陰影(いかにもスタンプインクで押されたような、印刷には見えない印刷)。
表紙を外してみると洋書のようなかわいいデザインに赤い背中が効いている。(なんちゃって別布背表紙製本、だそうです)
扉をめくると挟み込まれているのはグラシン紙。
このような、随所に仕込まれたさまざまな仕掛けにもうひれ伏すしかありません。ブックデザインは祖父江慎さん。こんなに手が込んだ本を見つけることができたのは本当に嬉しかったです。

一方で、中身のほうもそれはそれは濃い!
可愛い切手やおもしろ切手、精巧すぎて怖い切手、そして素敵なデザインの消印などがぎっしりと。この1冊に紹介されている切手の数はなんと1154枚だそうです。
正直、この一冊があれば自分で収集しなくてもいいのでは?という気にすらさせられてしまいます。

そして、各ページに添えられたテキストの細かさにはひたすらびっくりです!普通なら欄外の脚注にでも使われていそうな極小文字でぎっしりと、切手の絵柄紹介やその切手を入手したときの喜びなどが綴られています。

郵便にまつわるエピソードや切手収集愛好家の有名人によるコラムも楽しくて、切手ミュージアムを一館持っている、この本があればそんな気分に間違いなくひたることができます。

特にわたしがつぼだったのは、「なんだか気になる切手集」のページ。そんな絵柄を真剣に発行するかな?というようなおもしろ切手の行進に、もうおかしくて腹がよじれそう。

中身があまりにもぎゅうぎゅう詰めな1冊のため、何度読み終わっても読みきった気がせず、また、はじめから読みたくなってしまう。お値段は安くはありませんが、いつまででも楽しめるという点ではこんなにコストパフォーマンスの優秀な本、なかなかないでしょう!
著者の加藤さんのあとがきの中に、この本の出生の秘密が明かされているのも興味深いです。「カワイイ切手の本」とだまして企画を通し、そのあとは暴走によりこの一冊をここまで仕上げたのだそうで、この本に関わった方々の切手への惜しみなき愛とともに、丁寧に本を造りたい、という真剣さが詰まった1冊です。
というわけで2010年度の本棚大賞をこの本に捧げたいと思います。

さて、他にも大賞を争った本がいくつかあります。これらには別の賞を捧げたいと思います。
とはいえ、えらく長くなってしまったので(いつもですが・・・)、今回はこの辺で、授賞式の会場よりお別れしたいと思います。

大晦日の「輝く!日本レコード大賞」の発表までに、こちらは無事紹介しきれそうにない・・・。

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Thursday, 14 October 2010

手書きビュッフェな、秋の一冊

20101014

日経WOMAN 2010年11月号は、「人生が変わる!手帳術」と題して、手帳の特集号です。

この時期ならでは、数々の雑誌によるこの「手帳」企画。その中でも去年、この日経WOMANの特集がとてもたのしかったので、今年もしっかり発売日を待ち構えて入手してきました。

お昼休みにぱらぱらとめくっただけで、ありとあらゆる手書き実例が満載なのがわかり、早く続きを読みたい衝動にかられること数時間。

いつもより長く感じる午後の勤務を終え、帰宅してからじっくり記事を味わいました。

この特集、去年よりも確実にたのしさUPしています。去年はこの雑誌的に公式手帳といえる能率手帳キャレルシリーズが、大幅リニューアルの年だったせいか、記事もなんとなくキャレルを推薦しているムードが感じられ、ちょっとずるいっ!と思ったりしたものでした。
が、今年は、他社の手帳も情報としては均等に扱っているようで、プレーンな気持ちで読むことができました。

何よりも、登場するみなさんの手帳の”手書きなたのしみ方”が全頁からひしひしと伝わって来て、読んでいてとてもわくわくさせられました。

まず冒頭に登場するのは、モデルで女優の杏さん。使っているのは、Paperblanksのアンティーク調デザインのバーチカルタイプ。サイズは結構大きくて、「ウルトラ」というタイプだと思います。

中身の詰まり具合はかなりすごくて、相当な手書き好きとお見受けしました。
仕事の予定、観光地のスタンプ、プレゼントの品名と贈り主、歌の歌詞やトレーニング内容のイラスト添えなど・・・わたしたちがするのとまったく変わらない「なんでも書いて、貼り付ける」という活用ぶりに、握手を求めたくなりました!
杏さんにとって手帳とは「事実の記録簿」なんですって。かっこいいこと言いますねぇ~。

Paperblanksは、黒地にキラキラジュエリーなデザインのものと、アンティーク本のようなデザインのノートを持っているのですが、まだもったいなくて使えていないのです。
杏さんの濃密なダイアリーを見ていたら、ビッグサイズのPaperblanksもいいなぁ・・・と、つい、ロフトで眺めてしまいました。

アナウンサーの武内絵美さんやミス・ユニバース・ジャパンの板井麻衣子さんの手帳と続きます。武内さんはエルメスのカバーに、クオバディスのビソプランを合わせておられますが、このカバーにビソブランはサイズ的に入らないので、もしかすると表紙をカットしたりと、何か細工をなさっているんでしょうか?気になるところです。
板井さんの手帳はトラベラーズノートです。全員が仲間に思えて仕方がない・・・

そして、職種別・愛用手帳の実例紹介がありますが、目に付いたのは付箋の活用率が高いということです。店頭でもいろんな付箋が多数売られてますもんね~。やっぱり実践している方、多いんですねぇ。
どの登場者のかたも、色分けしたり、イラストを上手に書いたり、たのしく使っておられます。絵を書き出すと収拾がつかなくなるタイプのわたしとしては、ささっとシンプルにカットを描ける人に、憧れてしまいます。

みなさんの使っている手帳や、周辺小物も興味がわきますが、多くの方が遅くまで残業しているのが気になります・・・(よけいなお世話)

手帳のポケットに非常用の紙幣を忍ばせている方がいましたが、その額が1万円と知り、千円札しか入れていないわたしは「なさけない・・・」と猛反省しました。

その他、付箋派、場所分け派、シール派、色分け派、暗号派・・・などなど、さまざまな流派の実例がたくさん登場します。シールって、活用したいけれど、隠し事のようで余計に目立ってしまうような気がして、こっぱずかしくて使えていないのですが、仕事が楽しくなりそうだし、地味~なものなら導入してみようかな。

このページのみなさんの手帳、小さな写真での紹介ですが、たのしさが充分伝わってきます。ちまちま、ぴしーっ!と綺麗に書かれた写真を見て「この人きっとA型やわ」と想像するのも面白いです。

そして、手帳メーカーの方によるおすすめ手帳と活用のしかた、手帳のお悩み解決コーナー、おすすめ手帳グッズとまだまだ続きます。
さらに、手帳のみならず”夢をかなえるノート”の特集もあり、こちらも必見です。この実例はかなり・・・濃ゆいです。テーマが、テーマが・・・婚活、起業、海外在住にブランド設立。書いただけでなく本当に実践したのがすごい。勉強になります。

あまりに盛りだくさんで、この紹介をまとめるにも力尽きてきたのですが、とにかく、実例満載でじっくり楽しめて、ひるがえって、自分の手帳にもっともっと書き込みたい熱がヒートアップすることは間違いない、近年まれに見るヒット記事なので(薦めすぎ?)、ぜひぜひ、ご覧になっていただければと思います。

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